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December 31, 2008
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テーマ:Jazz(1518)
カテゴリ:Jazz Memorandum
【ジャズ理論の基本:7】

ジャズには不可欠なテンション・ノートについて。
アドリブの際にもコードの構成音として、このテンション・ノートが使える重要な音。

テンション(tension)
テンション・ノート(tension note)


テンションとは「緊張」という意味で、
ジャズではコードにもこの緊張を感じさせる音を加えたコード多用する。
その音のことを「緊張の音」という意味で「テンション・ノート(tension note)」という。

ベーシック・コードを構成する3音または4音のそれぞれの音のことをコード・トーンといいます。
コード・トーンは、ルートから高音方向に1オクターヴ以内に存在する音で、
基本的なハーモニーを響かせるという意味では、どの音も重要なので省くことはできない。

Cのメジャースケールからできるコードの「CM7(シー・メジャー・セヴンス)」を例にして説明すると、
ルートから3度ずつ積み重ねた7度までの4音(C、E、G、B)がコード・トーン。
そして、このコード・トーンの7度の音(B)からさらに3度ずつ上の音は、
9度(D)、11度(F)、13度(A)になる。
その9度の音を9th(ナインス)11度の音を11th(イレヴンス)13度の音を13th(サーティーンス)といい、
このらの音のことをテンション・ノートという。
テンション・ノートはルートから1オクターブを超えたところに存在していて、
コード・トーンとして使われていない音になる。
ちなみに8度、10度、12度、14度はコード・トーンと同じ音になるので、テンション・ノートにはならない。

また、テンション・ノートは必ずしも付け加える必要のない音だが、
コード・トーンは、そのコードの響きを決定づけるために、省略できない重要な音になる。
このことを区別するためにも呼び方が違う。

コードにテンションを付け加える場合、むやみに付け足していいわけではなく、いくつかの約束がある。
そのもっとも基本的なことに「7度を必ず含むコードである」ということがある。

コードを構成するためには、まず「ルートから3度ずつ積み重ねる」という決まりがある。
これがコード・トーンというもの。
テンション・ノートは8度を超えたところから現れるので、最初は9度からの音になる。
そして、それはテンション・ノートに至るまでに3度ずつ音を積み上げていく必要がある。
1度、3度、5度、7度と積み上げてから初めてテンション・ノートの9度が現れることになる。
したがってテンション・ノートを加えるためには必然的に7度の音は含んでいる4音がベースになる。

要するに「テンション・ノートは7度を含むコードに付け加える」ということ。

CM7のコード・トーンとテンション・ノートの関係

テンション・ノート1

テンション・ノートはコードの種類(コード・タイプ)によって♯や♭が付いて変化したり、
使えないものもある。

テンション・ノートの種類

テンション・ノートには次のような種類がある。

テンション・ノート2

ここで、♭11thと♯13thがないことがわかるが、
それは、11thの音に♭を付けて半音下げると、コード・トーンの3度の音と同じ音になり、
同じように13thに♯を付けて半音上げると、こちらは7度と同じ音になるため、
テンション・ノートとしては成り立たない。

テンション・ノートで変化記号(臨時記号)の付かないものを「ナチュラル系」のテンション・ノートといい、
変化記号の付いたものを「オルタード系」のテンション・ノートと呼ぶ。
オルタードとは「変化した」という意味で、ナチュラルなものが変化記号によって変化したことを意味する。

テンション・ノートには9th系が3種類、11th系、13th系がそれぞれ2種類ある。
そして9th系、11th系、13th系それぞれにナチュラル系とオルタード系のテンション・ノートがある。
ここで約束事があり、コードにこれらのテンション・ノートを付け加える場合、
ナチュラル系とオルタード系は同時に使用することはできない。
ナチュラルの9thを加えると♭9thと♯9thは加えることができず、
同じようにナチュラルの11thと♯11th、ナチュラルの13thと♭13thは同時に使えない。
その理由は、これらの音を同時に使うと音が半音の関係になり好ましくない不協和音になってしまうから。

そこで約束事として、「同じ度数でナチュラル系とオルタード系のテンション・ノートは同時に使用できない」
ということになる。

コード・タイプとテンション・ノート

テンション・ノートは、コードのタイプ(コードの種類)によって加えることのできる音と、できない音がある。
有効なテンション・ノートである条件としては、そのテンション・ノートの半音下の音がコード・トーンでないことがあげられる。
ただし、「□7」のコードではこの条件は当てはまらない。

下の表は代表的な3種類のコード・タイプに有効なテンション・ノートを示したもの。

テンション・ノート3

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Last updated  January 2, 2009 11:13:35 AM
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