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January 4, 2015
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テーマ:Jazz(1756)
カテゴリ:Album
『アニタ・オデイ / ザ・ライフ・オブ・ア・ジャズ・シンガー』
ANITA O'DAY / THE LIFE OF A JAZZ SINGER (2pc) [DVD] [Import]

1月1日に注文したDVDが届いたので鑑賞。

『アニタ・オデイ / ザ・ライフ・オブ・ア・ジャズ・シンガー』
( ANITA O'DAY / THE LIFE OF A JAZZ SINGER )という2枚組のDVD(2009年7月21日発売)。

この作品は、2008年度 サテライト・アワード ベスト・ドキュメンタリー賞受賞作品。
サテライト・アワード (Satellite Award) とは、インターナショナル・プレス・アカデミーという、主に芸能ニュースを扱うマスコミが中心になって作られた組織で、毎年功績のあった映画や俳優に送られる賞のこと。

そしてなんと、このジャケットのアニタ・オデイの横顔の写真は、バート・スターンの傑作ジャズ・ドキュメンタリー『真夏の夜のジャズ』('59)の時のもの。

アニタ・オデイは、アメリカの女性ジャズ・シンガー。
彼女は白人女性でありながら「ビリー・ホリデイ、エラ・フィッツジェラルド、サラ・ヴォーン(全て黒人歌手)と並び称される」とこのドキュメンタリーの中で語られるような偉大な歌手であったが、その生涯はきらびやかなものではなく、むしろ悲惨なものだった。

ジーン・クルーパ、スタン・ケントンのバンドのシンガーとして脚光をあびるが、その裏で酒やドラッグにおぼれ、稼いだ金は全てドラッグへ消えていくという生活を送る。
これは1940年代からの彼女の人生の足跡を追いながら、2006年11月に亡くなる直前までの彼女自身のインタビューを含む一人の女性シンガーの人生の記録として描かれている。
このドキュメンタリーの中で。彼女の数々のステージがを見ることができる貴重なものだ。
この中で、アニタ・オデイが1963年の初来日時、TBSテレビに出演したときの貴重なライブ映像も見ることができる。
2枚目のボーナス・ディスクには、ドキュメンタリーで使用した、『真夏の夜のジャズ』の名演「スィート・ジョージア・ブラウン」(このときもドラッグをやっていた)などのライブ映像がノーカットで入ってる。
「フォー・ブラザーズ」というサックス4本で演奏するナンバーを、アニタはそのうちの一本を歌声で演奏するという映像も見ることができる。

彼女自身のインタビューで、彼女は結婚・離婚、刑務所生活、ドラッグのことなど、あけすけに何でも語っている。
しかし彼女は、何を失っても、歌うことだけは失わなかった。

「毎日が新しい日々。私はただひたすら毎日歌うだけよ!」

そんな彼女だからヘロイン中毒からも脱却したし、亡くなる直前まで歌い続けた。
彼女は87歳で亡くなる一年前、86歳までレコーディングをしており、そのアルバム「Indestructible!」は彼女の亡くなった2006年にリリースされた。

彼女は、白人とは思えない天性のノリでスイングする感魅力的なステージを披露していく。
彼女の残した「わたしはシンガーではなく、ソング・スタイリストなの」という言葉が納得できる。
しかし、彼女のジャズ・シンガーとしての素晴らしいスイング感には、いつも圧倒される。
20年間のヘロイン中毒から抜け出せた時、「やっとフリーになれた」と語る。
あの時代は、ドラッグにむしばまれるジャズ・ミュージシャンが多かった。
もしドラッグをやっていなかったら、かなりの財産が残せたのにと関係者は語る。

「毎日が新しい日々。私はただひたすら毎日歌うだけよ!」

アニタ・オデイの言葉が頭に残る。

ANITA O'DAY - LIFE OF A JAZZ SINGER

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Last updated  January 4, 2015 09:53:52 PM
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