無気力感

Eという女を思い出した。

そいつはこの世で一番最低な女だと言ってもいい。

人の金は取る、人を平気に裏切る。そんな奴だ。


いつか言っていたことを聞いたことがある。
それは当時あたしと付き合っていた彼氏の態度がよそよそしいとき。
変だなぁと思いつつも、あたしはそれ以上追求しなかった。
そのとき、他のことで一杯だったから。

部活が終わり、教室に荷物を忘れてしまったとき。
あたしは部活友達と別れ、2階の自分の教室に行こうとした。

そのとき、隣のｸﾗｽの教室を見たんだ。
そのｸﾗｽはあのEのいるｸﾗｽだった。

話声が聞こえたんで、そのとき好奇心旺盛な中学生だったんで
ついつい聞いちゃったんだ。
そのときはもう6時すぎで、秋だったから暗かった。
だから見つからないように息を潜めて、その話を聞いていた。
明日の友達とのﾈﾀになると思って何気ﾒﾓとか用意しちゃったりしてｗ

その話している人たちは、あのEとその友達だった
ちなみにその友達は彼氏と同じﾃﾆｽ部だった


仮とAとしましょうか。


A「ねぇねぇ、この頃KとT（あたしの彼氏）一緒にいるところ、
　　みたことないよねー」

E「まぁね、あたしが別れさせたものよ!!」

いや、別れていねぇし

A「まじ??すごいじゃん!!　あのKとTが一緒にいる姿見ると、何かﾑｶつくんだよね!!」

E「そうそう!!このまえ給食運んでいたところを後ろからこづいたら、
　　簡単にｺｹたよ!!中身全部こぼれてたし!!ちょーうける！！」

原因はｱﾝﾀか…。おかげですっごい恥かかされたわ。

A「見たかったよ、それ。だけど、EさぁKとTを別れさせるなんてすごいよね」

E「まぁね、あのTってさ単純でさぁ、この前もAが言っていたことTに伝えるついでに、
　　今度ﾃﾞｰﾄ行こうね!!って言ったらあっさりOKだよｖ」

A「ｷﾞｬﾊﾊﾊﾊ!!すっごいね!!」

E「彼女いんのに、何であたしとﾃﾞｰﾄの約束したのかよくわからんね!!KとTって
　　馬鹿だよね!!」

ｱﾝﾀのほうが十分馬鹿だよ＾＾

A「Eをふるほうが馬鹿だよねー。」

E「ﾐｽｺﾝで1位取ったし、まぁ可愛いし??」

A「ｳｹるー！！」

E「まぁ、Tが告白してきたら一応付き合って貢がせてﾌﾗせるし！！」

A「悪女だねぇ」

E「あんな奴、本当はﾀｲﾌﾟじゃないんだけどねー」


それだけを聞いて、Kさんんは泣きじゃくり一緒に帰る約束を
していた友達の元へかけて走っていった。

あんな最低な女だったなんて…
そう思ったKさんは、もう人を信じられなくなったのです。



Kさんは本当は坂口さんですね。