イリュージョン!たこ焼き騒動の余韻を残しつつ,一行は土産物店を経由してスタンドへと移動。時刻は18時ちょい前。 辺りはすっかり夜の帳が降りて,いい感じになってきた。 いよいよ,本日のメインイベント『バルーンイリュージョン』の始まりです! ・・・て,まだ気球全部起きてないじゃーん。 スタンド前の長い長い直線(数百メートル??)を,端から端までずらりと並んだ気球の数々。 面白いもんで,気球の形ってそれぞれ微妙に違っている。 丸っこいやつもあれば,下の方がやや細くなってスリムなやつもあり,「へぇ~」な感じ。 もちろん,ここに到着して最初に見た『アシモが貫通してる』気球も並んでいる。 ていうか,しっかり真ん中に陣取っている。 相変わらず,アシモの手がゆらり・・・ゆらり・・・と動いていて,ちょっとコワイ。 やたらと元気な司会のおねーさんのアナウンスによれば,気球を膨らませるのに少々手間取っているので,開始時刻が遅れるとのこと。 うんうん,気にしないでゆっくりやってちょうだい。 あたしゃのんびり待たせてもらうよ。 ・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒマだ。 見慣れてくると,動きが少ない気球たちはちょっと退屈。 そして,退屈になってくると,だんだんまぶたが重くな~る,重くな~る,重く・・・ (-.-)Zzz・・・・・ぐぅ。 見事に落ちました。 どうも,かなり大きく舟を漕いでたらしい・・・ 体力ねーなぁ(--;) そんなこんなで,開始時刻は15分くらい遅れたかな。 たぶん,18:15ころ。 全機揃ったので,いよいよイリュージョンの始まり始まり~。 最初は,各操縦者(?)を紹介しつつ,名前を呼ばれた気球だけがバーナーを焚いていく。 ところどころ,“ファイブカウントダウン”と言って,要は全機が一斉にバーナーを焚く。 そりゃあ,何もしないでじっとしてたら,気球が冷えてしぼんじゃうもんねぇ。 全部で38機だったかな。 一度に全員を紹介すると,見ている側が飽きるので,ある程度紹介したら音楽をはさむ。 曲がかかっている間は,各機が自由にバーナーを焚くので,その規則性のなさがかえって美しい。 ちなみに,曲は「恋のマイアヒ」でスタート。 今年を象徴する1曲だわな。 この私でさえ,口ずさめるほど耳にしたからなぁ。 もちろん,空耳ver.の方ね。 このイリュージョンの様子を,言葉で説明するのは極めて難しい。 しかし,それに敢えて挑戦するならば。 1)珍しい! 2)きれい! 3)さむいっ! て,とこかな。 普段見かける気球は,上空を音もなくすぅ~・・・と飛んでいるだけでしょ。 たまたま空を見たときに「あ,気球だ。」と見つけるくらいなもんで,地面に据え置かれた気球なんて,そうそうお目にかかれない。 そして,真っ暗な中で焚いた,オレンジ色のバーナーの光と,それを受けて夜の闇に浮かび上がる気球のシルエット。 うぉぉ~~ぅ。 思わず感嘆のため息。 いいもんだなぁ。 しかし・・・・ ここ,もンのすごく寒い。 冒頭に書いたように,今日の私はかつてないほどの重装備。 そして,スタンドに来てから,最終兵器のマフラーまで巻いている。 それなのに,寒い。 耐えられないほどじゃないけど,これだけ着込んでいるのに寒さを感じることにびっくり。 何も知らずに普通のコート1枚だけで来たら,イリュージョンを見る前に耐えられなくなって,泣く泣く撤退を余儀なくされたと思う。 ちと大げさかと思ったけど,いろいろ買っておいてよかった。 そして,事前に教えてくれたあるちゃん。さんに感謝! 一通り操縦者の紹介が終わると,今度は曲とバーナーと花火の共演。 『気候が涼しくなってからの花火』は土浦の花火大会があるけど,これだけ寒いなかで,これだけ気合い入った花火を見たのは初めて。 ていうか,11月も終わりだというのに,まだ花火を楽しめるってのがすごい。 これが,結構近いところから上げているようで,十分見応えがあった。 時間にしたら,たぶん10分あったかないかくらいだと思うけど,堪能したよぅ~~。 ついでに言うと,ラストの花火。 あのタイプの花火が,私は一番好きだったりする。 いやあ,いいもん見せてもろた☆ ここで動画でも貼りつけられれば,その美しさの数%を伝えることができるのだが。 あぁ,残念。 実に,残念。 撮るには撮ったけど,お見せすることができません。 なので写真で我慢してちょ。 気になる方は,来年まで覚えておいて,もてぎに遊びに行ってください。 もちろん,防寒具と免許証持参で(笑)。 |