テーマ:読書の記録(163)
カテゴリ:読書の記録
走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹 文藝春秋 サイズ:単行本 ページ数:241p ・著者;村上春樹 ・本書について(楽天ブックスより) 1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。 ・気に入った箇所 痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第) 他人といくらかなりとも異なっているからこそ、人は自分というものを立ち上げ、自立したものとして保っていくことができるのだ。 腹が立ったらそのぶん自分にあたればいい。 人生にはどうしても優先順位というものが必要になってくる。時間とエネルギーをどのように振り分けていくかという順番作りだ。ある年齢までに、そのようなシステムを自分の中にきっちりこしらえておかないと、人生は焦点を欠いた、めりはりのないものになってしまう。 正気を失った人間の抱く幻想ほど美しいものは、現実世界のどこにも存在しない。 日々走ることは僕にとっての生命線のようなもので、忙しいからといって手を抜いたり、やめたりするわけにはいかない。 そこが僕にとってのジブラルタル海峡なのだ。 まるで石壁を通り抜けるみたいに、あっちの方に身体が通過してしまったのだ。 ・お薦め度 ☆☆☆☆ 面白かった。あっと言う間に読み終えてしまった。それくらい面白くてのめり込んでしまった。 走ることについてのモチベーションがあがった。 走ることについて語るときに僕の語ること お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/11 04:34:38 PM
コメント(0) | コメントを書く
[読書の記録] カテゴリの最新記事
|
|