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「7つの習慣」マスターへの道

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2010/05/13
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テーマ:読書の記録(156)
カテゴリ:読書の記録

ドラッカー時代を超える言葉

・著者について(楽天ブックスより)

上田惇生(ウエダアツオ)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、(財)経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。現代社会についての最高の哲人、マネジメントの発明者とされるピーター・F・ドラッカー教授の主要著作のすべてを翻訳。「はじめて読むドラッカー・シリーズ」四部作、「ドラッカー名言集」四部作を編集。

・本書について(楽天ブックスより)

「週刊ダイヤモンド」で大好評連載中の「3分間ドラッカー」単行本化!単なるドラッカーの解説にとどまらず、今起きていること、これから起こりうることをドラッカーの「目」を通して読み解く一冊。上田氏だからこそできる、まるでドラッカーが生きているかのような語り口は、現代社会を生きていくための指針になる。

・気に入った箇所

コンピューターを扱う人たちは、より速いスピードとより大きなメモリーに関心を持つ。しかし、問題はもはや技術的なものではない。いかにデータを利用可能な情報に転化するかである

上司をマネジメントすることが重要であると認識している者が、あまりに少ない。困ったことには、上司をマネジメントできることを知っている者もあまりいない

現代の組織はボスと部下の組織ではない。僚友によるチームの組織である

組織から何を得るかを問い、それが自ら投じたもの次第であることを知るとき、人は自由になる

一人ひとりの人間は個であり続ける。ということは、個人の強み、主体性、責任、卓越部分が、集団全体の強みと仕事ぶりの源泉になるよう、仕事を組織する必要があることを意味する

すべてが初めての挑戦である。むずかしいことではない。だが知識労働者の生産性こそ一人ひとりの人間、一つひとつの組織が成功を続けるうえで不可欠のものである

新しい任務で成功するうえで必要なのは、卓越した知識や卓越した才能ではない。それは、新しい任務が要求するもの、つまり新しい課題において重要なことに集中することである

自らに少ししか求めなければ成長しない。多くを求めるならば、何も達成しない者と同じ努力で成長する

計画からスタートしない。まず何に時間をとられているかを知ることからスタートする

事業を成功させるには、社員が最高の仕事ができる環境をつくらなければならない

まずマネジメントが行うべきことは、自らの組織があげるべき成果を明確にすることである。これは、実際に取り組んでみれば明らかなように、最も難しく、最も重要な仕事である

組織改革は手軽に行ってはならない。それはいわば手術である。小さなものであっても危険を伴う。安易な組織改革は退けなければならない。もともと完全無欠な組織はない。ある程度の摩擦、不調和、混乱は覚悟しておくべきである

イノベーションは、焦点を絞りシンプルに行わなければならない

新しいもことを行うのも、すでに行っていることを改善するのも、かかる手術は同じである

リスクは基本的に、四つの種類がある。第一に負うべきリスク、第二に負えるリスク、第三に終えないリスク、第四に負わないことによるリスクである

リスクの最小化という言葉には、リスクを冒したらり、リスクを作り出すことを非難する響きがある。つまるところ、企業という存在そのものに対する非難の響きがある

イノベーションに優れた企業は、人のつくったものは、やがて陳腐化することを知っている。競争相手によって陳腐化させられるのを待たずに、自ら陳腐化し、廃棄することを選ぶ

未来を築くためにまず初めになすべきは、明日何をなすべきかを決めることでなく、明日を創るために今日何をすべきかを決めることである

コップに半分水が入っていると言うのと、コップが半分からであると言うのとでは、量的に同じであっても、意味合いが違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が「半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる

成果は、内部にいる者や、企業の支配下にある者によって決まるのではない。企業の活動が成果を生むか無駄に終わるかを決定するのは、企業の外部にいる者である

なされるべきことを考えているかである。ドラッカーはくどいくらいに念を押す。「なされるべき」ことである。「なしたい」ことではない

トップの一日も、他の人と同じように二十四時間しかない。彼らもまた、はるかに責任の軽い人たちと同じように、眠ったり、休んだり、くつろいだりする必要がある

コミュニケーションは私からあなたへ伝達するものではない。それは、われわれの中の一人から、われわれの中の一人へ伝達するものである。組織においてコミュニケーションは手段ではない。それは組織のあり方そのものである。

重要なのは正しい答えを見つけることではない。正しい問いを見つけることである

成果をあげる者は、意図的に意見の不一致をつくりあげる。そのようにして、もっともらしいが間違っている意見や、不自然な意見によってだまされることを防ぐ

自らの強みに焦点を合わせ、強みでないことは他社に任せなさい

自ら未来をつくることにはリスクが伴う。しかし、自ら未来をつくろうとしないほうがリスクは大きい。

・お薦め度

☆☆☆☆

ドラッカーブームである。「もしドラ」が売れているのが端緒かもしれないが、多くの人がドラッカーに接することになったのではないかと思う。

本書は、そういったドラッカー初心者に是非お薦めしたい書である。

ドラッカーのエッセンスが凝縮されている。「ドラッカー入門」や本書をまず読んでから、本格的にオリジナル書を詠み込むのも理解を深める一つの方法であると思う。






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Last updated  2010/05/14 05:47:40 AM
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読書の記録は、2009/4/25以降、次の要領で書いています。

・著者;著者のプロフィールを簡単に

・本書について;いわゆる前書きにあるような本の全体感を記す

・気に入った箇所;本書中で気に入ったフレーズなどを引用

・お薦め度;☆で5段階評価
☆☆☆☆☆ 相当なインパクトを受けた。絶対にお薦め
☆☆☆☆  感銘を受けた。お薦め。
☆☆☆   期待どおりの内容。まぁお薦め。
☆☆    少し期待外れ。積極的には薦めない。
☆     買わなければよかった。お薦めしない。

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