2007/02/27(火)15:52
情報収集衛星打ち上げ成功、4機体制に
日本の情報収集衛星(偵察衛星)が24日午後1時41分、宇宙航空研究開発機構(JAXA)によって、H2Aロケット12号機で種子島宇宙センターから打ち上げられた。
衛星は上空でロケットから分離後、高度400~600キロの南北の軌道に投入された。
情報収集衛星は当初から、光学衛星とレーダー衛星各2機の4機体制で運用する予定だったが、2機は2003年3月に打ち上げに成功したものの同年11月に打ち上げられる予定だった残りの2機が、H2A6号機の打ち上げ失敗(?)により、2機とも失われた。
そして去年の9月に3機目の衛星(光学衛星)、24日に4機目(レーダー衛星)が打ち上げられ、ようやく4機体制となり、24時間以内に地球上のあらゆる地点が撮影可能になった。
光学衛星は地上の1メートルの物体を確認でき、レーダー衛星は夜間や悪天候時でも監視できる。
今回、解像度を60センチまでアップした衛星の実証機も合わせて打ち上げられた。
4月から、衛星の受注からロケットの製造・打ち上げまでを三菱重工に委託されるため、JAXAによる打ち上げは、こおれが最後となる。
情報収集衛星 - Wikipedia