第21話・アウトブレイク　《1995年　アメリカ　129分》

”人類滅亡の危機、それは一匹の猿から始まったーー。” ダスティン・ホフマン主演・豪華俳優陣共演によるウイルスによる脅威を描いたパニック・アクション大作。 　かれこれ10年前の作品になりますが、今観ても充分楽しめますし、残念な事ですが細菌兵器の存在等のことを考えると、今観る方がよりリアリティを感じる事ができる映画かもしれません。キャッチコピーにもあるように事の発端は本当に小さな猿から始まります。その猿が持っていた殺人ウイルスは瞬く間に人々に感染をしていく訳なんですが、そこに軍の恐るべき謀略が絡んできたりとちょっとストーリーに粗さはありますが、かなり見応えあります。ウイルスを扱った作品は他にもありますが、この映画はかなりの完成度だと思います。 　またこの映画のもう一つの魅力は豪華キャストによる競演です。主役のダスティン・ホフマン以外にも【リーサル・ウエポン】【ゲット・ショーティー】のレネ・ルッソ、今年のオスカーを獲ったモーガン・フリーマン、【24】主演のキーファーの実のお父さん・ドナルド・サザーランド、さらにはこの映画の後にオスカーを獲得するケビン・スペイシー【アメリカン・ビューティー】、キューバ・グッディングバーグJR【ザ・エージェント】とかなり豪華です。 所々にちょっとしたユーモアのある会話やダスティン・ホフマンの演技も手伝って決して重苦しい作品ではないと思います。是非観てみて下さい！ 《ドナルド・サザーランドって見れば見る程、悪人顔だと思ってしまう指数　78》