あるけみすた・らんげりす

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• メニシミル

  走って走って無我夢中で走り続けでこぼこ道やじゃり道を子供の頃に走ったように灼けたアスファルトの道を走り続けて砂ぼこりのむこうに見えていたのは眼に滲みる青空追われるように逃げて逃げて立ち向かう勇気がなくてころころと転がっていった先そびえ立つ鉄塔が突き刺さっていた眼に滲みる蒼い空君の眼に映った青空

  2004.09.15

• 

  おりぼん交換（さうでした）

  ご家庭でご不要になりました古新聞古雑誌古おりぼんを新しいおりぼんに交換いたします季節のおりぼん今回は紅葉柄でございます木偶様のすばやいつっこみ感謝でございます旅猫の冬毛に愛の手を　はいはい（それは合いの手）

  2004.09.09

• 永遠を教えてもらった

  なにもしなくていいそのまんまでいい生活と哲学が別のものでは無く同じものの違う側面を見ているだけだと生きていくことも死にゆくこともどちらも永遠に違いは無く指の形は美しく働く姿は切なくて僕ハ此の世のノイズ君ハ此の世の記憶

  2004.09.04

• さらば８月の光

  出会ったときのどきどきはなにものにもかえがたい光はまださしているか月はまだかがやいているか手にしたものは宝石のようなことば暗澹たるこころもちで手印をきざむぢゃそういうことで

  2004.08.29

• ふたつの悲歌

  きみおもうゆえにわれありわれおもうゆえにきみありひとおもうゆえにかのひとあり異なる旋律を持つ二つの歌どちらも主題は同じだ人生はせつなくはかないそう歌っているふたつの歌が頭のなかで融合し始める有線放送で何度も流れるその歌を聴くと頭の中でもう一つの歌が流れる

  2004.08.15

• hitotume

  夕刻、日が沈む頃合にぶらぶらと涼を求めて街なかに出た大事な書類の入った封書を赤い郵便ポストに押し込んで通りを歩いていると目に付いた看板があった「肩貸します」さて、これは何の商売だらう剛力さんやポウタァさんかしらん否否若しかするとこれは、悲しいときや切ないときに貸してくれるんだな

  2004.08.09

• ゴブルとガウス

  愛罠清印痛遊得ないを美薔薇の驟雨雷の葉兄飢えない詩由来離面場愛魂で意志を濡らすいつ発つ、また笑い薔薇素敵蜜甘い飢えない詩　愛砂連打愛魂で意志を濡らす阿護摩暗い飢無詩由薔薇の由来の愛いつの空にも飢えない死　愛するんだ愛魂で意志を濡らすいつの空にも飢えない死　愛魂で意志を濡らす～蜜柑

  2004.08.02

• 海の底

  海の底から泡のように言葉が浮んでは消え浮んでは消えソコニイルナラヘンジヲオクレヤマイノトコニフセッテイルナラハヤクヨクナリマスヤウニぷかぷかぷか

  2004.07.22

• 耽美歌

  見えぬ手を　握りしめあう　夏夜夢見えぬ身体を　確かめあう夜夢　　　　真紅き衣　闇に浮かぶる　真白き肌月の光に　溶けて流れる

  2004.07.19

• ただいま

  どうも近頃涙腺が緩くなったようで何ごともなく過ぎていく日常が誰かの祈りに支えられているかと思うとそれだけでもう涙が止まらない雷鳴、頭上を通り過ぎてゆくごろごろごろにゃぁごごろごろごろにゃぁご電池の切れたデジカメはやっかいものなのでオリンパスペンを復活させようかごろごろごろにゃぁごごろごろごろにゃぁご散歩の途中、急な坂を登りながら一歩一歩確かめている手をのばしたら届くかもしれない水浴びのしずくだって届くかもごろごろごろにゃぁごごろごろごろにゃぁご焼けたアスファルトにただいまを言った

  2004.07.16

• 謝辞

  謝辞言葉の神様　言葉の神様また再びこの場所に言の葉連ねることが出来ます事を感謝いたしますまた、ご心配をお掛け致しました皆さま方にも深く感謝いたします

  2004.07.12

• 白天井にガンダーラ

  白天井にガンダーラ青空を夢みて　雲ながるるを夢にみてテレビジョンで語られる悲しい言葉に涙を流しそれは深い海の色の言葉でした　感情よりも先に流れる涙それは空よりも深い言葉でした朱色の実は夏に黄金色の穂は秋に白銀色の冬を越すための糧として日々の労苦は人のためそこにいるはずの人のため汝が幸　涙が咲き

  2004.07.11

• 文学ダリヤ

  ぶぅがぁくぅだぁはりぃや　（ケトケトケッケトン　チューン）ゆがいぶまぷじゃああ　あおぶがぅだはりやおおぶがぁちゃぁかぁやなる　あおぶがぅだはりやぶがぁないたり しまぁうなうわ　ぶんがうじんしぇぶうかうゆいんだゆうかまぅ　いうかうまとりゆうあうあうなうぶうがぅなあいまむれう　あてむぅれいだはりぃやぁおふぉぶぅがぁ　だぁはりぃや（チュンチュンチュンチュンチュンチュン）（チュンチュンチュンチュンチュンチュン）（チュンチュンチュンチュンチュンチュン）だんはんなくんばう　まんはんてぃやうむんささい　ぶむなうさく（チュンチュチュチュン）ぶむんまぎたうまぬ　きみがよりたうわぬくうわんてぃやじゃ　ぶらうさくばんぷぅらぷまぁゆぅ　まぁゆまるんる　むちゃやぷなぅなぁぷぅらぷまぁゆぅ　まるばちぇびぃ　えちゃぁでぃいやなぁゆらどぅうだ　ぷまゆてぃいやなぁゆらどぅうだ　ぶんがだはりぃやぶがぷがてぃぃや　でぃはいぷがぷじゃああんおぶぅがぁ　だぁはりぃやぶぅがぁちゃかやぁやぁんおぶぅがぁ　だぁはりぃやぶぅがぁくぅ　だぁはりぃや　　

  2004.07.01

• 猫足もーど

  こにゃあたらったらおさんぽいくのらたらったらしっぽたてておさんぽいくのら梅雨の晴れ間に咲く花さがしにいくのらたらったらおさんぽいくのら

  2004.06.13

• hitorigoto

  aa,kimititositureisuruyobokuhako-hi-toringotarutowotabetakuteginnosupu-nnigirisimetokeinohariwomitumejumonwokokoronimitasikaradakirisakekokorousinaikisutokisunoaidadeyubinosakinihonokanikanjirumirainosugatahakakokeidattanikagetuhodonofuzainoaidayorosikutanomu

  2004.05.07

• イトウルワシキヒトヘ

  ココニハアナタノココロニフレルナニカガアリマショウカココニハアナタノカンジョウヲフルワセルナニカガアリマショウカソウデアルナラバワタクシハテンニモノボルココロモチデゴザイマステンノナマエヲサガシマシタガミツカリマセナンダモウシバラクノオンシンフツウハオユルシクダサイキットオナジホシトツキヲナガメタトキニナミダデセカイガユレルノデスデス

  2004.04.27

• 幻想下現実

  きみがひとであることのあかしきみがねこであることのあかしどちらもしんじつであるとするならばぼくはつきのひかりをあびてしずかにきょうきしようぼくはさくらのはなびらちるをみてしゅんにしてきかしよううづきのよるはあやかしめかしあかいくちづけにあまいめまい

  2004.04.09

• 縦立桜体化症

  ぼくはたつたままさくらのきになつてしまうやまいにおかされていますりょううではこわばりそれでもひのぬくもりをもとめようとしだいにてんをさしりょうのあしはかわきをいやそうとだいちのなかにもぐりこみそのようにしてぼくはさくらのきになつていくのです...

  2004.03.31

• 弥生夜宵

  言葉が身体に満ちるまで桜の樹を見ていよう少し風が冷たいけれども天にあまねく言の葉の精霊よ地にあまねく言の葉の精霊よ我と我が身を導き賜えよ

  2004.03.30

• しんたくすえら

  コノヨノオワリデミツケタモノハキミガココロノアタタカサコノヨノオワリデミツケタモノハキミガココロノヤワラカサツメタイアメモココロノヤミモサイゴマデシンジラレルノナラコノママ

  2004.03.23

• 伝言

  此処を訪れる皆様へご心配を御掛けして居りますがやはりどうにも具合が悪いので掲示板のお返事もままなりません遊びにもいけませんで御免なさい

  2004.03.15

• 我身に棲まう龍

  我が身の内に龍が棲まうを知る眠れる龍の目覚めたるにその咆哮を聞く又、紅蓮の炎を見る嗚呼、我が身は既に彼方に委ねられて居ようか術は無い心の宝玉を与えて戴き感謝するばかり瑠璃玻璃煌めく優しき御心傷にしみるしみる弥生の風と青き空は何故にこんなにも輝いているか早い春の夜と月の光は何故にこんなにも澄んでいるか此処で出逢うた事の海よりも深い縁は

  2004.03.10

• ヤスカラズの種子

  胸にヤスカラズの種子眼が曇ったままこのまま春になるのでせうかああ、きっと光りさす窓のなかで笑う事を忘れてこのまま

  2004.02.17

• ヒトリゴト

  誰よりも深い哀しみを抱えているのなら君よ誰よりも深い慈しみを人々に与えよ誰よりも深い絶望を見たというのなら君よ誰よりも深い愛で人々を包めよ泣いてもイイカ泣いてもイイヨ空ろな心が満たされるまで君を抱いていよう雲に隠れていてもその向こうに月は輝いている

  2004.02.10

• そらあをし

  くものちぎれたるむかうにひのかがやきやみをてらさんぬくもりはきみにもにて

  2004.02.07

• 雨が降って参ります

  > みだらのくにから> わたつてきたといふ> みだらくゎんのんさまにあいとうございます

  2004.02.03

• 自由が丘探検記

  スイーツフォレスト木が大杉自由通りは自転車が大杉土曜日は人が大杉時計まわりに歩き回って踏切りとガード下を通ると同じ所に何度もでるのだが何回目かでこのグルグル感がたまんねえと思うようになるVillage Vanguardの店内でめまいは有頂点線路脇のケバブ屋でピタをかじると落ち着いたすきっ腹に自由が丘は毒だな

  2004.01.31

• ジャンクハート（-2)

  この後に及んで世界を呪う気はさらさらない自分の哀しみが世界を侵食する事は無いのだし世界が自分のために泣いてくれるわけでも無いたかだかちっぽけな自分が塵になって消え逝くとも世界は永劫に消える事なく存在し続けるであろうだからこそ永遠とは心の中にしか存在し得ない何か別のものであり得るのだ愛するウニカ・チュルンをかたどったハンス・ベルメールの球体関節人形ほど哀しい芸術を他に知らない偽りの無いその身体の全ての部分は立体ホログラムの像となり脳の中で完成するこんなに詩的なエロスが哀しいものだなんて誰か知っていたか血と肉が哀しみで出来ているなんて誰か知っていたか世界に欠けているものは純粋無垢な魂なんかじゃあない硝子の破片のように鋭く尖った魂だ

  2004.01.21

• 遠いところで

  遠いところで睨まれたってその沈黙には勝てやしない離れているのにそばにいたはずその手の柔らかさを感じていたはず好きな気持ちに偽りなくそれが本当のところ「鬼火」の一節をくちずさんだら感情がシンクロしてしまい抜けだせなくなった虚空の壺に飲み込まれエコーだけが存在するそこが懐かしい場所であることは先刻御承知遠いところで冷たい棘は心に突き刺さるよぐさぐさぐさ棘に突き刺さるのを承知で抱きしめているのにぐさぐさぐさこのまま出血多量であの世へでもいければいいが胸に突き刺さった棘は背中をつらぬいてどんどん伸びて僕は虚空に磔になるのだえりえりれまさばくたにえりえりれまさばくたに三日後に復活することはない

  2004.01.16

• ヒトリタビ

  「さあ、たばこのひをつけてどこへどこへゆこう」『スカンピン』を口ずさみながらぼくは落ち込んでゆく心をどうしようもなく手のほどこしようもなくそのままくるくると沈んでいくのだった。寝癖のついた髪を気にしながら冷たい空気に顔をしかめる。晴れてはいるけれど冷たい空。このごろ悲しいことばかりを思いだすのだ。ゆうべも湯舟につかりながら泣きそうになっていた。選択肢は他になかったのだしそのことで悔やむことはない。だけれど、そのときの感情が蘇ってくるのを止めることは出来やしない。時間が解決するなんて嘘だ。忘れることが出来ない限り、そのときの時間はこの胸のうちに流れている。ああ、だから出てきたんだ。歩いている間は、忘れていられそうな気がする。悲しいところから、遠ざかっているような気がする。ほんの数十分のヒトリタビ。

  2004.01.14

• 星を巡りて（２番搾り）

  星を巡りて　幾星霜誰か知らずや　何ぞを知るやら命を削りて　言葉を紡ぐ涙は涸れぬか　未だ人の心は残っているかベテルギウス、シリウス、プロキオン幸運の中の幸運は我が胸に光る闇に消えた言葉には豊穣な味が酒瓶一杯そそがれいたこぼれた酒は飲めないそう書いてあっただけかもしれない

  2004.01.13

• 累晃渫開

  偶然の所作ゆえお気に為さるな『Re:赤い実、落ちた(1/4)』赤い実は落ちたままに鳥がついばみ何処の地かで芽をだすゆえに人の思惑を越えてなおこの世は神秘に満ちている(1月4日22時14分)『傍観者、川の流れを見るがごとく』川底に魚影ありその川は澄んでいるかそれとも汚れているかそれを問うても魚は答えぬ水面は空を映し輝いておる川は流れているからこそ清く流れが止まればやがて澱みはじめるそのために為すべきことはおのずから明らかであろう魚は自由に泳いでおれば良い(1月5日23時52分) 』さて我ら宇宙の光の背景に何を描かんお茶は熱いうちに飲めおかわり！

  2004.01.09

• 電波観音さまにお参りに逝くのこと

  ★電波観音さまにお参りに逝くのこと壊れかけたまま新しい年を迎えた保証期限の切れた整備パーツでは形を維持するだけで機能は回復しなかったこのままスクラップになってもそれはそれでいっこうにかまいはしないのだったがすこしずつ身体図のあちこちに認識不能な部位が増えていくのはある意味世界の認識が欠けてゆくわけでこれでは行動に支障がでかねないのでこの手の整備では非常に御利益があるという所をドラゴン・メリーに調べてもらったのだ迷路地下鉄を乗り継ぎ指示された駅で降りると薄汚れたコンコースにはほとんどスクラップのような奴らが時折LEDを点滅させ動かない部位の具合を確かめていた外へ出るともうそこは参道の目印の大きな赤い鳥居があり暗い石段の続く長い坂は何かに憑かれたような連中がうようよしていたドラゴン・メリーほんとにここでいいのか？長い時間列に混じって歩いていると軋む脚の具合が悪くなってきたファントムについばまれそうになった本殿に入ると大きな鈴が下がっていたコインを投げ入れ伽藍伽藍と鳴らすと古式に則り柏手を打ち二礼するその時だった薄暗いお堂の中の巨大な観音さまが青白い光に包まれ異音を発しはじめた物凄い青い火花があたりに小さな雷のように走ったオゾンの焦げる匂いが漂った物凄い音量で観音経が流れてきた＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋あけましておめでとうございまっくす本年もよろしくおつきあいのほどを...みなさまのアイだけがたよりでございますえ？参拝逝ったのかって？妄想です、妄想...

  2004.01.03

• 手をのばせば

  手をのばせば届く距離に未来があるんですね不確定な未来はそののばした手の指先あたりにひらひらとしているんでしょうねくわえた煙草の先や古本屋で手にした本の１ページやおろしたてのシャツの台紙に描かれた落書きや記憶の中の駅のベンチやしまわれた楽器のケースの中やそんなささいなところにきっと新しい未来の種があるのかもしれませんみなさまのおかげでどうやら年を越せそうですちょと早いですが、良いお年をありがとう

  2003.12.29

• 月形思考

  わだばタルホになるそう言い放った月形嗜好（ムーンなかたしこう）さん（仮名）は満月のような笑顔ですぱすぱ煙草を吸いながらお得意の手品を見せてくれるのでした。「はいっ」と一声手の上に煙草の箱をのせると指をならした。「ではこれより煙草ロケットの打ち上げ開始ですっ」「はいっ５、４、３、２、１、０」みるまに煙草の箱からモクモクモクと煙りが噴き出し、煙草が一本徐々に突き出しはじめたのです。「おお」箱から火花とともに煙草が一本ぱちぱちぱちっと空中に浮き上がりました。まるで花火のような火ではありますが、煙草一本をゆっくりと空中高く持ち上げていくさまは、さも勇ましい。そのまま夜空に小さくなりました。「えへん」ハッと気がつくと彼は、新しい煙草をくわえてにたりとしました。「メリークリスマース！」やられたっ。いつものことですが、彼にはしてやられました。ま、そんなところが好きなんですがね。

  2003.12.25

• ワレイマダキミノコエヲシラズ

  きみのあたまにふるゆきのあたたかさをしりもせずにぼくはかんちがいをしていたせいざのなまえをひとつひとついうたびにしろいいきをはいてそのよこがおがとてもいとおしくてかなしくてせつなくてよるのさむさにふるえながらこころにひをともしていたのをぼくはしらなかったてんのはてまでてんのはてまできみはひとりであゆみいたるやそこでしずかになみだかれるやふゆのよぞらにほしをともらせきみようたえよむねにながるうたをわれいまだきみのこえをしらず

  2003.12.21

• 冬

  九つの冬を束ね心からの感謝と愛を送りませうそして七つの感情で迎えませう世界は美しいものが溢れちゃあいるのだけれどいまはただただ痛いだけだらふ

  2003.12.19

• 冬の灰色の雲厚い空がゆっくりと流れる

  天からさしだされた両のかいなにいだかれて癒されるのは架空のからだ

  2003.12.17

• 夜景

  流れる星の下で悲しみに暮れる君を見ていると時間が止まってしまって凍りついた心がまるで高いDの音のようで僕には出せないその音はとても鋭く突き刺さる僕のため息は低いAの音で君に伝わらない振動で空気を震わせるのだったポケットの中で鍵をチャラチャラさせながら僕は冷えきった夜空が街影に溶け込むのを眺めていたこんな光景は何千年も前からそこにあった

  2003.12.14

• 夜来神

  月の煌々と照る夜は影伝いに何かがやってくる気配がするそれはきっと夜空にポッカリ開いたあの穴からこちらを覗き込んでいた眼の持ち主に違いない背中を撫でられて最初はぎょっとするもののしだいに気持ちよさにまどろむように忍び寄る何かに期待している夜来るべきものは静かに息をひそめている

  2003.12.11

• undercover

  汝のまことの名は？そう、大いなるお方がお呼びになる名ですよその名を思いだしたらそっと、教えて下さいね

  2003.12.03

• 願わくばあなたのそばに神がおわしますように

  願わくばあなたのそばに神がおわしますように雨ではじまった十二月はいつになく鮮やかな黄色い銀杏の葉に彩られ暗灰色のアスファルトの上落葉は模様になり雨に濡れ輝いています雨つぶが飛んでゆくのを見ながら眼に冬のイルミネーションが沁みるのはじぶんが真摯に生きていないことの証では無いかそう考えてしまうのはこの世に偶然は無いと知りながら偶然に見えることにある種の快楽を覚えますそういう心の弱さ脆さの表れではないかそう思えてなりませんそうこうしているうちに時間は瞬く間に過ぎていきます

  2003.12.02

• ぴょーとる

  願わくばあなたのそばにかみがおわしますようにじぶんの徳のなさにふがいなさに涙がにじむ思いでございますみなさまがたのやさしい心根痛いほど感じるのでございますやはり人として正しくありたい，そう思うのでございます

  2003.12.01

• 無言行

  眼を閉じたまま眼を閉じたまま一日を過ごし水に映った樹の影は静かで静かで穏やかな心持ちでいますように悲しみの洪水がひきますように*****************************************しばしココロとカラダちよしわりぃのでぐあいのいいときだけこふして（タレカノマネデハナクゆるやかに猫のように忍び足でそっとねだから、ごめんなさいね

  2003.11.26

• 月とビィル

  良く冷えた月の光とビィルの泡で君の人生を占えば熱き涙が溢れて止まらず

  2003.11.20

• 黒猫日和

  北風が冷たい季節になると日溜まりが恋しくなるのは人間だけではないのです。＝黒猫は直線に走りますじつを申しますと開設６６６日目の悪魔を捜しておりましたシャクシャクと枯れ葉を踏みしめながら道を歩いておりますと体中の力が抜けてしまうようですこのまま陽にとろけてしまいたいなどと思いながらも歩を進めておりました道を横切ろうとしたときに視界の隅になにやら見なれないものが映りましたかげろうのようにうっすらと漂うようにそれはそこにいましたああ、これが噂に聞く迷いものか、と思いましたが樹の影に隠れてしばらく様子を見ていますとそれはしだいにふーっと空へ吸い込まれていきました壁つたいにふたたび歩きはじめて坂をのぼったところには公園があっていつもこの刻限になるとその片隅にある小屋の屋根がちょうど良いのです何か用事があったのですがそれも忘れてやはり陽だまりで丸くなるのが肝要なのでした

  2003.11.18

• 眠レム森の美女

  てつやはおはだにげんきんよでもでもかなしいことにたべるためにはしかたがないのねこといぬのけのかずのどちらがおおいかしらべなけりゃいけないのああ、こおひぃがたりないわ

  2003.11.14

• アオイヒカリノぐりふぃん

  メニシミルニジムヒカリシンエンノぐりふぃん

  2003.11.12

• a dark

  cろせえいぇsclose eyes　涙流れるまま暗黒の中でしばらくじっとしていようただ暗黒の中で感情も欲望も凍り付く暗黒の中でじっとしていよう

  2003.11.11

• CURE WORD

  空、深き空sky，deeper sky風、吹き渡るwinds，blowing over野原、かがやきすきとおるfields，shining through季節、変わりゆくseasons，changing for君もその自然の一部と成りて在る故にその髪も手も爪も胸も腰も脚もそして心も（しっぽも）空の下では◇も◆も小さいものだ耳元で波の音がしたもう何年も海に行ってない英語はいいかげん信じちゃいけない

  2003.11.09

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