何てこと無い話をむっさ引き伸ばしてみようのコーナー

2010年06月18日

カテゴリ：罵詈雑言

トイレ行くのも面倒で「代わりに行って」とダーリンにお願いするもナマコのような目で一瞥された後はプイとそっぽを向かれ、最終的には縦に加えて横にまで割れ目が入るほどの力で股間を押さえもってトイレにダッシュするほどズボラ私にとっては、ウィークデーに繰り返される「わがの昼飯の買い出し」は、まさに罰ゲームの域。
だから常日頃“非常食”と銘打って、デスクの中でも大容量収納可能なの一番下の引き出しにインスタントの麺類を大量に隠し持ってるわけなんだけども、昨日はその中でも私が最も愛食しているタテ型飲み干す一杯　鶏炊き醤油ラーメン（これはマジで激ンマ）をチョイスしたのね。久しく食べてなかったから。

デスクに座ったまま外側の薄いラップみたいなのんを剥がして線が入ってるところまで蓋を開け、麺の上に置かれてる別添の後入れ特製・丸鶏醤油ダレを取り出してそのまま小走りで給湯室までダッシュしてそこでお湯を注ぎ、帰りは能でも舞っているかのように静々とした歩みでデスクまで、そっから山崎まさやんのアレルギーの特効薬（これはマジでかっけー）を早送りで全フレーズ歌うと丁度イイ食べ頃になることを前回食べた時に気付いてたので、バイトリーダー（これはマジで笑ける）も泣いて謝るほどの早口で歌いもって待つこと２分、ワクワクしながら蓋を開けると同時に浅草の浅草寺でよくやるみたいに湯気を掴んで頭にモハ～っとかけ掴んでモハ～っとかけをしーの、続いて箸で麺を上げ下げしてスープをよく絡めーの、そして適量を掬い上げて一気にバキューム。

ところが。

長らく食していなかったことでこの一品の旨さが頭の中で誇大に膨れ上がってしまっていたのか、思っていたほどの快楽はなくって「あれ～？」と何度もアンニュイに小首をかしげもって麺を口へ運びスープをすすったんだけども、やっぱり思っていたほどの快楽は最後まで訪れることはなかったもんだから「お前さんは所詮あいつと同じ。あの夜は酒とダウンライトと音楽の援護射撃があったからか、次会う約束をしてその日を待ち侘びる間は頭の中で完全に“福山雅治似”になってたけど、いざ再会すると、なんや！大山英雄似やないか！って言わしめたあいつと同じ。今日でお別れね。ごきげんよう。」と糸目で目の前にある空になった容器にデコピンかましたら、ちょっと力が強過ぎて容器がコテってこけて、その下から未開封の特製・丸鶏醤油ダレがこんにちは、って。

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最終更新日 2010年06月18日 14時19分15秒

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