消費者の価格感度1
こんにちは『自由人な宿泊施設サポートです』今日から数回に分けてに『価格について』考えてみようと思います。『プロスペクト理論』による価値関数は参照点をはさみ、利得側と損失側で曲線の形状が反転しています。どう反転しているのかというと、利得側の傾きに対して、損失側の傾きがかなり大きくなっています。宿泊単価に置き換えて考えてみまると、例えば通常は1泊2食10,000円で販売していたとします。そして閑散期などは割引価格で9,000円で販売したとします。そして、その閑散期が過ぎるとまた10,000円に戻して販売をします。この時のお客様の心理状態が、10,000から9,000円に値下げ(お客様にとっては利得)した時に感じるお得感と、9,000円から10,000円に値を戻した(お客様にとっては損失)時に感じる損失感を比較すると、9,000円から10,000円にもどした時の損失感の方が大きくなるという事です。要するに、人はポジティブ情報よりもネガティブ情報の方がより強く影響されるということです。だから、いったん値下げをすると、価格をもとに戻せなくなるんですよね。次回に続きます。★─【今日の教訓】─────────────────────────【プロスペクト理論】消費者は自分が得をするときよりも損をする時のほうが感情の振れ幅が大きい★─────────────────────────────────にほんブログ村