『パラン』コメンタリー2て:制作費が一番たくさんかかったシーンじゃないですか? 監:そう^^; P:監督と一番頭を悩ませた場面だったと思います。回想シーンを入れるかどうかについて・・・ て:ほんと?これを?そりゃあ入れなくちゃ~ P:だから、若かりし日のマングムを見せるかどうかってことで・・・ て:ふうぅ~~ん。 監:それに、こんな風に恋人が汽車で分かれるシーンっていうのは、よくありがちだから。どういうふうに違って見せるかってことを考えたのだけど、「ブラザーフッド」ではチャン・ドンゴンシが母親との別れのシーンで、窓から手を出して別れを告げたのだけど、僕らも、最初のコンテではそうだったんだよ。でも、汽車から降りてきて抱き合うシーンに、現場で変更したんだ。 て:それがいい~ 監:なぜかっていうと、窓があまりにも小さくて、体を出すことができなかったんだ。(笑)この汽車、ほんとに長いね。(笑)この短いシーンで・・・ て:僕は、マングム爺ちゃんの部分、好きだな・・・ へ:(笑)唇・・・ 監:何考えてるんだろ。(笑) P:唇の話ばかりしないで・・・(笑)でも、イ・スンジェ先生の唇もたいそうなものね。(笑) て:皆似たようなもんじゃん・・・ 監:イ・スンジェ先生の目が真っ赤ですね。僕は現場では分からなかったんです。こういう風に赤く・・・感情が上がってきていたなんて。正直、俳優さん達の細やかな演技は、監督が現場でチェックできないことも多くありますね。後で大スクリーンで気が付くことも;;後からありがたく思っても遅いですが。 て:あの、お父さんとお母さん・・・ほんとに夫婦らしくないでしょ?(爆!)何ていうかこう・・・(笑)くだものを差し出すあのしぐさ・・・ へ:急に思い出しました。 P:これは本物の、てひょんシの小さい頃の写真でしょ?キム・ヒスク先生も実際の写真。 P:ヨンジュン氏の顔を見るだけでもおもしろいです。 監:驚きなのは、このヨンジュン氏が野球のルールを知らないということです。棒で玉を打って、1塁に行き、ホームまで行くと点数が入るという事実を知らないということです。 て:ほんとにこいつ、おかしいって!男が野球を知らないなんてことがあるのかって!僕、ほんとにびっくりした。野球シーンを撮ってるのに、野球のこと全く知らないんだもの!何て奴だ・・・でもって、バスケはどんなにうまいかって・・・バスケばかりやってたんだろう。 P:野球は装具が大変なのよね~ て:この先生、よく出られてますよね。TVとかにも・・・ P:ほんとに釜山の方なんです。だから方言もお上手でしょ? 監:ここは、愛の告白をするシーンにしたんです。 P:この罰を受けている姿、見てください。(笑) て:あぁ~あ、ヨンジュニ。 監:最初は椅子を持たせようとしてたんだけど、どうしても姿勢が上手く出なくて。 へ:背が高い・・・ て:長~い。 P:シャクトリ虫のダンスね。(笑) 監:言葉に気をつけなければいけません。女性の前では。(笑)一言間違うと大変なことに・・・ へ:話す順番を間違えたんですね。 て:叩かれて・・・あー僕念入りにチェックしないといけないのに・・・ 監:いやぁ~~口に気をつけなくちゃ(笑) P:何が利己的なんでしょ?(笑) へ:あー痛そう。 P:はい、フォークの設定を見て下さい! 監:フォークにご飯粒が付いてるんだけど、てひょんシが付けたんです。よ~く見てください。怒った表情・・・ へ:怒った顔~~ て:ご飯粒も怒った顔にしてつけたんです。 監:あぁ~憎らしい! P:何度見ても憎らしいですね。あの表情・・・あ、見える、見える、ご飯粒!スウンの背後に隠れるんです。卑怯な奴! て:この学校、本当にいいよなぁ~~その辺の大学よりよっぽど・・・ 監:少し前「パルガンウサン(?)」も、この学校で撮ったそうですよ。 て:ここはぼかしがかかってます。へギョがきれいに映らないといけないから。でもへギョのメイクアップがうまくいかなくて。(笑) へ:いつもコンデションがよくないの。 て:この日はうまくいかなかった。 へ:違う違う、あれは雨が降った日。 P:この場面、ほんとにきれいですね~~。 て:ほんときれい! P:合成してるみたいじゃない?コジェ島という島で、こういう天候にめぐり合えたのは幸運だったと思います。 監:そのとおり。台風が通り過ぎた直後だったのでものすごく美しかったんです。 P:ほんとに天候にはとても助けられました~ て:こういうの、画面ではきれいに見えるんだけど・・・実際は全然~汚いったらありゃしない~ 監:そうそう、トラックにリヤカーに(笑) P:撮影技師さんが格好付けられないの。(笑) 監:イ・スンジェ先生の・・・眉毛のメイクがちょっと残念だったな・・・ て:黒いから? 監:メイクのし過ぎだね。 て:ふぅ~ん。眉毛付けてたの~ 監:冬の格好で遊んでいるのに・・・周りは緑です。(爆)変な子供達でしょ?夏に撮ってるから・・・;; へ:暑そう~~ P:この日美術チームはほんとに大変だったでしょうね。 監:ご苦労様でした。 監:この映画が・・・人生について語っているから、こういう場面が多いですね。 P:死と関係のある・・・ 監:重点を置いてますね。 て:原作と一番違うのはこういう部分じゃないですか?原作にありますか?ないでしょ? P:ないです。お祖父さんの設定も、原作とは違いますね。 監:スホのお祖父さん、お母さんの話がちょっと違いますね。 て:こっちの子役はあっちの子役と同じでしょ? 監:このシーンがもうちょっと長かったらと思うんだけど、残念ですね。音楽の無い状態で編集したので・・・音楽が入ってたらもう少し長かったろうな・・・ て:ここで皆よく笑うんです。僕分かんなかったけど。 P:ガッシャ~~ン! P:スホがこんな風に完璧でないキャラクターだから愛らしいんだと思います。何をやってもオロオロして。女性は完璧な男性に惹かれそうですが、実はそうではありません・・・ て:そうなの?? へ:でも・・・女性が完璧でなかったら、完璧な男性を好むんじゃないですか? P:そうかしら?じゃあ私は完璧なのね~(爆) て:へギョシはどう?へギョシは完璧なの? へ:私?私は中くらい・・・ P:私はスホが理想のタイプなの!(爆) 監:あ~この場面は個人的にとても好きです。いつのまにか来ているという・・・ て:幽霊みたいに。(笑) 監:息を弾ませて・・・あぁ~ここ。撮影監督と、朝銭湯に行った時、見つけた場所なんだ。あぁ~こういう恋愛もう一度することができるかな?不可能でしょ? て:こういう恋愛・・・するかな? できるかな? したかな?? あー分からん。 P:初恋って・・・多くの場合、こんな風にぎこちないんじゃないの?最近は違うの? て:初恋に関する映画をあまりにもたくさんやってきたので・・・たぶん・・・僕にそういう経験があるからそういう役が似合うみたいね。全く・・・全部がこんな役ばっかりなんだから。(笑) P:あぁ~この場面・・・ 監:へギョシが田舎臭く立っている姿。 P:ここが、軍事区域でしたよね。 監:シンソンオク監督が使われた場所なんだけど・・・コジェ島でタクシーの運転手が教えてくれたんだ。 P:ここが一番人員がたくさん動員されたシーンですね。チャンゥイシはほんとにマリリンモンローみたいだった。足が・・・ て:この時チャンゥイは同時にCFも撮ってたんだよね。あーロミオとジュリエット。この人達ほんとにキスたくさんしてたな。 へ:この時NGがたくさん出たの。皆が噴出して。 て:何でかな? へ:キスシーンで、オッパが口の形をマネするもんだからずっとおかしかったの。 P:へギョシずっと笑ってましたね。この方達は実際に演劇でロミオとジュリエットをやっている方々で。 へ:あ、あ、思い出した!ストローを吸ってるんだけど・・・ て:ああ、バナナ牛乳飲むのに、ずっとぢゅるぢゅるいうから。 P:それでこの場面でずっとNGが出たの。 監:ここでシンヨンシが・・・愛情に満ちた瞳を演出する為に一日中「サランへオッパ~」と唱えながら練習したと。(笑)瞳が輝いてます!(笑) P:ああ~どうしましょう~!(笑)唇を見て、唇! て:あああ~ほんとに演技うまいね。 P:演技!足上げるの見て!(笑) 監:ええ~、風を受けています。(笑)風まで演出しました。 P:足、足!!(笑) P:ああ、この場面、ルールを知らないヨンジュン氏。て:そうそう。 て:「静かにしてくれないか!」その後の台詞を忘れたの。 へ:オッパが? て:だから間が空いちゃったの。間が長いでしょ。 監:でも、間がおいしいよ。 P:ここで、ヒョジュンシが・・・ひどいの!(爆!) 監:男はよくやるよね。(笑) P:どうして??? 監:タマを投げるとね・・・ああなるの。(爆)実際投げてみてください(笑) P:この銭湯は実際コジェ島にある、小さくてとてもきれいな・・・。 監:女性の方々、男湯に入ってとてもそわそわしたでしょ? P:ええ・・・でも・・・見えませんでした。(笑) て:そう!僕もTwoGuysの時、女湯に入ったんだけど、とても不思議だった! へ:同じ造りじゃないんですか? て:おんなじ!でも何だか不思議なの。 P:あの~・・・アカすってくれる人達は、やっぱり服を着てるの? て:うん。パンツはいてる。 P:ああ、パンツだけはいてるのね。 て:女湯はどうなの? P:女湯もそう。基本的な下着を着けて。私すごく気になってたの!男湯ではどうなんだろう?って。Tシャツ着てるのかなぁって。 て:え~そんなのお互いやりにくいよ。(笑) P:この日は我ら男性スタッフの目が一番輝いた日でしょ?バレエだとか、器械体操とか。 て:あぁ~あ、あの方々のせいで? 監:僕らは・・・コジェ島に遠足に行ってたような気がしますね・・・。長~い遠足・・・。夢を見ていたような気もするし・・・。 P:それで、もう、1年も経つんですよ~ て:そうかぁ~ て:アイゴ~アイゴ~老けてくばかり~~(笑)皆さんもうすぐ40になられ~へギョはあっという間に30に~~~ P:ほんとにそう!(笑) 監:ここで、てひょんシの後ろにいる男性をよく見て下さい。てひょんシが立ったらすぐ立つように言っておいたんです。あまりにも緊張しています。(笑) 監:ここはスウンのキャラクターを極端に見せる所ですね。 P:男性達は・・・こんな風にされたら・・・ て:「オ~~イェ~~!!!」・・・って感じ。(笑) P:とってもいとおしく思うでしょうね。 て:いやぁ~~きれい~~~。その辺の外国よりもいいや。 P:コジェ島広報映画ですね。(笑) て:だから~~~コジェ島の土地をちょっとくれたっていいじゃない・・・ P:土地がだいぶ値上がりしたそうよ。 て:だから~~~。 監:あー水しぶきを上げるのに苦労しましたね。自分の人生で・・・また高校生が水遊びするような映画を・・・いったい撮るだろうか・・・と、思いますね^^;てひょんシもそうですね。 て:僕はこれで最後です。 監:あー水中の風景がとても美しいです。 て:ここで魚が演技します!こいつかな?・・・こいつ!こいつ!(爆) へ:いやぁ~~ん気持ち悪い・・・TT P:へギョシはほんとにお魚怖いからねぇ。 へ:でも、だいぶよくなりました。 監:『パランチュウイボ』のおかげで? て:ここで、こんなに魚が多いなんて思わなかったなぁ~~~ 監:知ってたら入らなかっただろうね。(笑) て:これが・・・僕らの映画の最高の鳥肌演技じゃぁありませんか! 監:そうです。その通りです。 て:これからは絶対してはいけないという・・・(笑)自粛しなければいけない・・・(笑) 監:いや、僕はやりたかったの!これで最後だから。(笑) て:僕はまぁ・・・へギョだからやったようなもんです。(笑) 監:「とんぼが飛んでった!」じゃなくて、「チッチポン!」っていうのもあったでしょ? P:そう。2つの中から選択したんです。 へ:最近はよく言ってますよね。 て:正直、僕は「とんぼ・・・」は初めて聞いたの。 監:ほんとに?地方色なんだよ。 P:地方色^^カンウォン道色ですね。私がカンウォン道なの。 て:へギョシのコーディもカンウォン道。 P:ああ、このキム・ジオン先生、目が見えないけど、耳がむちゃくちゃいい設定なの。 監:てひょんシの着てるTシャツが愛らしいですね。夏に遊びに行ってる設定なんだけどコスモスが咲いてます。(爆!) P:ああ~~我らが「ミン!」名演技犬ですね! 監:へギョシがこの歌をたくさん練習されて・・・TVプロにも出演して歌われてましたね。 て:あぁ~あ・・・それに出てからへギョが・・・出ろ出ろって・・・ へ:あーそうそう。オッパに「来て」って言ったんだ! て:ノレバン出て・・・ドラマの話なんかして・・・だいたいそういうとこやっちゅうの。 て:ああーへギョのディーテイル演技・・・ へ:お尻が大きいの~~TT て:他の人みたい。 へ:ズボンがそういうズボンだったのTT P:録音技師さんとこのシーンを何度も何度も繰り返し聴いたの。とても良くて・・・。 て:こういうシーンはダビングしないといけない感じだけどしなかったの? P:ダビングしてたらこういう味は出なかったと思うわ。 監:一人で歌っていたのを二人で歌うようになって、微妙な感じだね。 P:雨音・・・笑い声・・・^^ 監:何度もすいませんが、こういう恋愛、またすることができますかね?(笑) P:だから悲しいのかも。(笑) て:いまやったら・・・。 監:不倫だね。 て:拘束されます。 P:はい。(笑) て:いまやったら姦通罪です! て:ああ~このキスシーンの時・・・誰だっけ?下で・・・誰だっけ・・・つば飲み込んでたよね。ゴクリ・・・って。(笑) 監:でもって間食にスンデが出たもんだから・・・(笑) へ:ずっと出なかったのに;; 監:その日に限って。 P:あー我ら蛙演技者! て:この蛙を捕まえてきて使ったのね。 P:これは、とても珍しい蛙です。青蛙。 監:いや~~これ撮る時・・・眠かったです。(笑) て:唯一。徹夜した時でしょ? 徹夜なんてほとんどしなかったのに。 監:え~ここで、てひょんシの目がキラキラしてますが・・・愛情に溢れているのではなく、眠いのです!あ~唇が付きましたね。 P:あらどうしましょう~;どんな感じでした? て:僕は・・・こういうキスシーンはもうしなくてよかったらと思います。本当にまともにキスをするとか~~ P:ええ~どうなるの;; て:どうってことないよ~~ へ:最近はよくそんな風にするそうです。 監:あっ、手が上がっていきます。あ~ て:まぁ、でもこれも濃くやってるほうです。 P:濃く???ミンがしっぽ振ってる~ て:一回まわしたでしょうが。 監:キスをあまりにたくさんしたので、唇腫れてますよ。 て:う~ん、ますます分厚くなりましたね。 へ:ふふ。 監:分厚く?(笑) て:あの月は・・・ 監:丸い月はありきたりなのでね。 て:あ~。 て:蚊の演技は・・・最初は無かったでしょ?僕がやったの。音までつけてる(笑)知らなかったな。 監:コジェ島の黒石有名ですね。波打つごとに音が鳴る。これ持ち出しちゃいけないんです。 て:そうそうこれ持って行っちゃダメなの。 P:実は告白すると、2つ持って来ちゃった^^;小心者だから2つ・・・(笑) へ:この波の音で眠れませんでしたね。 監:最初はとても美しかったんだけど、2日めからはうるさくて眠れませんでしたTT て:この黒石はコジェ島にだけしかないの? 監:他にもあるって聞いたことはあるんだけど。コジェ島が一番有名なんだよ。 て:僕は初めて見た。 監:日本人がこの黒石を全部いっぺんに買っていこうとした話があったそうなんだけど、村の人達が売らなかったそうだよ。 て:・・・すごいな~。これを全部買うって???(笑) P:1個当たりいくらなの? て:これ誰のもの?誰にお金払うの?(笑) 監:このスホがスウンに告白する台詞が・・・精製こめて考えたつもりだったけど、多くの人がこそばゆがってました。 て:どれ? 監:「僕は君の為に泣き・・・」 て:あー。 監:イ・ドンジュンシが短い時間にとてもうまく音楽を作ってくれました。 監:この台詞が辛いですね。 P:まるで知っているみたいに・・・ P:蜘蛛?・・・(笑) |