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2007年11月01日
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 今日からガメラの転入したクラスです。特別支援学級は通常「7組」と呼ばれていて、Bグループはその中でも学習の進んだグループ、軽度のグループということになりますが、同じ教室で学習します。そして普通学級にもガメラの所属するクラスがあって、それは交流クラスと呼ばれ、1年1組になります。可能な科目があれば1組の交流クラスで学習し、後は7組で、作業や自立学習、ということになります。
 
 今日は初日なので一緒に登校しましたが、担任の先生との面談で、「自分のことはできないのに、他人のことに手出し口出ししたがるので、お友達との衝突が一番心配」とお話したら、「ここの子達は皆そうですから」と笑って、「トラブルは避けられませんが、だんだん慣れていくでしょう」と励ましてくださいました。見ると確かにそう・・・^^;ガメラのような子が何人も・・・;いくら少人数制とはいえ、先生大変だろうな・・・と思うと、ほんとに頭が下がりますが、やはりこちらはこちらで、普通学級には無い苦労も多いそう;でも、見た感じ、皆個性豊かで、明るくて輝いている子達ばかりで、普通学級の枠にはまりきれない分、何かを周りに伝えることのできる大事な役割を持っているのではないかと感じました。やっぱりこれは障害じゃなくて個性なんだと思うし、特支学級に限らず、これからはもっと子供がそれぞれに持っている個性をその子に合ったカリキュラムで伸ばしていくことのできる教育が必要になってくるんじゃないかと思います。少人数クラス制で、個人指導と団体活動をうまく組み合わせてやっていく上では、先生の数はもっと増やさないといけないと思うけど、こうして少子化が進んでいく中で、日本の将来の為にもこれはぜひやるべきことだと思います。一律の義務教育の中で、いろんな問題を抱えている子供達も多いと思うし、特支学級まではいかなくとも、自分の個性が発揮できなくて辛い、悔しいをしている子供達も多いんではないかと思います。
 比較的自由な学習体制の中で、できる科目はどんどんやっていく、できないことはある程度切り捨てて、社会にでるため、自立のための能力を磨いていく、ということでは、特支学級の方が本来の教育のあり方なのではないかという気がしています。そういった意味ではガメラはすごく恵まれていると思うし、最初からこちらを選択すればよかったのかなぁとも思うけど、約半年間、普通学級で生活してきたことは決してムダではないと思うし、もちろん彼女にとってはこちらの方が過ごしやすいと思うけれど、それが当たり前ではなく有難いことなんだ、と思ってくれればいいと思います。心配なのはここではガメラは優等生になってしまう・・・だから今まで自分がいた普通学級のことを忘れないで、勘違いすることなく、社会における自分の立場を認識して、辛い思いをし過ぎずに、人を愛し喜びを与えていける人になってほしいなぁと思います。

 ただ、学校や教育関係のいろんな立場の方にも、様々な考えの人がいて、ほんとに熱心に生徒のことや、教育ということに対して考えてくれる先生が今は少なくなってきているのかもしれないし、そういう方々とて、それは職業であり、生活の手段である部分もありますから、自分自身の生活は一番大切ですが、学校にいる時や生徒に対する時は、本当に教育者として、熱心に子供のことを考えてほしいし、子供には誠実な思いで接していただきたいなぁと思います・・・子供達は敏感ですから、そんな大人の気持ちをはっきり感じ取りますから、純粋な子供達を傷つけないでほしいと思います。そういう点で、先生という職業はとても神聖で難しい仕事だなぁ・・・とつくづく思いますが、今日お会いした先生方もそれぞれに個性はありますが、とても器の大きなあたたかな感じのする方ばかりで良かったです。

 これからの進路について、まだまだ思い悩むこともあるかと思いますが、正直ほっとした気持ちです。
 保護者という立場ではありますが、母親ともいえず、かといって父親でもなく・・・自分自身と2人の生活を支えるのに精一杯で、「お母さん」とは名ばかりで、あまりにもしてあげることの少ない自分ではありますが・・・これから彼女なりの未来が開けていくことを信じて、できる限り精一杯の気持ちで、応援し、支えていきたいと思います。





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最終更新日  2007年11月01日 11時06分33秒
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