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カテゴリ:小説
誉田哲也さんの作品
通信社の東京支社社会部に勤務、 池袋警察署の記者クラブに詰める鶴田吉郎。
コンビニ強盗現場に居合わせて犯人逮捕をスクープし、 店員芳賀桐江と知り合う。
逮捕に協力して立ち去った男から、 暴力団の事務所が襲撃された事件を知らないか、 という奇妙な問い合わせが。
襲撃の有無を調べる過程で吉郎は、 14年前に起きた女児誘拐殺人事件の 「犯行現場と思しき実録映像」が ネット上で配信されていたことを突き止める。
その事件、犯人は殺害を自供したが、 精神鑑定によって無罪となっていた...。
何とも 身も蓋もなく 悲しく 切なく 憤りすら感じるお話でした
被害者と被害者家族の 心の傷の深さ 息苦しさも感じました
主人公の新聞記者・鶴田が 熱血でもなく、 使命に燃えるでもなく 軽~~い感じの考え方が基本で 普段だとイラッとするかも・・という人物なのですが
この作品に限っては それが救いになっていた様な気がします
手に取った時から タイトルの意味が気になっていましたが よくわかりました
それにしても 誉田哲也さんの作品は 痛い・・・
とはいえ 今回もやめられない止まらないの 一気読みだったことは 言うまでもありません お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月23日 00時05分55秒
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