やっほっほ~

2013/10/24(木)00:14

アメリカの中学校での副読本『竹林はるか遠く』

その他の本(67)

【送料無料】竹林はるか遠く [ ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ ] 1998(平成10)年にボストン図書館が最も推奨する児童文学者(Literary Lights for Children)に選ばれ アメリカの平和団体ピース・アビー(平和のための修道の家)より、ガンジーやマザー・テレサ、ダライ・ラマも受けたという「The Courage of ConscienceAward」をはじめ数々の賞を受賞 大戦末期のある夜、小学生の擁子(ようこ・11歳)は「ソ連軍がやってくる」とたたき起こされ、母と姉・好(こう・16 歳)との決死の朝鮮半島逃避行が始まる。欠乏する食糧、同胞が倒れゆく中、抗日パルチザンの執拗な追跡や容赦ない襲撃、民間人の心ない暴行もかいくぐり、祖国日本をめざす。 米国教育課程(中学校)の副読本として多くの子供たちに親しまれている作品 ということで内容は楽しく読めるものでは決してないけれど文章はとても読みやすいです。 作者であるヨーコ・カワシマ・ワトキンズさんの自伝的小説 当時11歳の主人公は 母と姉とともにただただひたすらに我慢して逃げます ただそれだけです 世界情勢やソ連、朝鮮、日本の情勢などは全然出てきません そんなことより目の前の出来事食べるものケガ、我慢、恐怖です なので余計に説得力もあり見えてくるものもあリました 読んでいるうちに戦争への嫌悪感がいっぱいになってきます  読後、即「続き読みたい!!」になったけれど 続編『My Brother, My Sister, and I』は日本では未刊行

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る