2024/11/05(火)01:02
『凶悪』【映画】残酷で恐ろしいノンフィクション
凶悪 [ 山田孝之 ]
取材のため
東京拘置所でヤクザの死刑囚・須藤(ピエール瀧さん)と面会した
雑誌ジャーナリストの藤井(山田孝之さん)は、
須藤が死刑判決を受けた事件のほかに、
3つの殺人に関与しており、
そのすべてに「先生」と呼ばれる首謀者がいるという告白を受ける。
須藤は「先生」がのうのうと生きていることが許せず、
藤井に「先生」の存在を記事にして世に暴くよう依頼。
藤井が調査を進めると、
やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていく。
最初に反吐が出るような
場面で始まるのは
この監督の特徴なのでしょうか?
と
思い出しました
孤浪の血
孤狼の血 [ 役所広司 ]
原作未読です
凶悪 ある死刑囚の告発 (新潮文庫 新潮文庫) [ 「新潮45」編集部 ]
というか
「ノンフィクション」の
原作があることに戦慄を覚えました
須藤と先生の犯す犯罪の数々
残酷で恐ろしく吐き気のする描写が
これでもか!これでもか!と
描かれて
須藤と先生を演じる役者本人への悪影響って無いんだろうか?と
役者って自分のメンタルを保つのが
ものすごく大変な仕事なんだろうなって
時々思ってはいましたが
未だかつて無く深く深く思いました
それほどに
悲惨な場面をリアル(?)にエグく描いた作品でしたが
藤井の家庭内問題
実母の「認知症」に関しては
まるでわざとスルーしたかのような
当たり障りのない認知症で
藤井の妻役である池内千鶴さんのお芝居頼りのような
作品そのものが
主人公の藤井と同じで
家庭内の問題には目が向いて無いのかな?
って印象を受けました