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カテゴリ:日本の映画
『怪物』 豪華版 [ 安藤サクラ ] 大きな湖のある郊外の町。 息子を愛するシングルマザー(安藤サクラさん)、 生徒思いの学校教師(永山瑛太さん)、 そして無邪気な子供たち(黒川想矢さん、柊木陽太さん)。 それはよくある子供同士のケンカに見えた。 しかし、 彼らの食い違う主張は 次第に社会やメディアを巻き込み、 大事になっていく。 そしてある嵐の朝、 子供たちは忽然と姿を消したーー。 見るからに 私の好みではなさそうなので なかなか見る気になれなかったのだけど なぜか目の前をチラチラされることがあまりに多くて 魔が差して 見てしまいました で、結論から言うと やっぱり好みではなかった… とはいえ ものすごく考えられて 良く出来た作品だって事はひしひしと伝わってきました 特にそう思ったのは 「こども」がとても見事に描かれていたところ あ、メインの2人じゃなくて その他大勢いたクラスの子ども達です そこから 作品の隅から隅まで ものすごく考えて配慮して作られた作品なんだなぁ…と しみじみしたという訳です 物語は 3部構成になっていて 同じ出来事を 3人の視点からそれぞれに描きます そう 「真実はいつも一つ」じゃないんだよ と いつものように 有名な探偵さんに心から訴えかけたくなる訳です 一つの事実の中に 3者3様の気持ちと理由と真実があって 本当に本当に本当に 見事にリンクしながら それぞれの真実が見えてきて とにかく凄い にもかかわらず 子ども達は仕方ないとしても 母も 学校側も どいつもこいつも 何でもっと聞き取りしない? 情報交換しない? 何で決めつける? ま 古今東西 映画って奴は多かれ少なかれ そんなもんですが ひどすぎる 大人が全員、ひどすぎる 我が子を愛しているのなら母よ もっともっと子と話せ 子はちゃんとは話せないだろうけど もっと聞き取りしようよ 起こった出来事だけじゃなくて その前後とかも… と 既に火事を見ている親子の会話で思ってしまい 校長先生と夫との会話以外は 最後まで その感想のまま 駆け抜けてしまいました
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最終更新日
2025年11月05日 19時06分31秒
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