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倫理の進化

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若樹

若樹

Headline News

2008.03.27
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カテゴリ:正統日記
昔、犬の仕事をしている時に、結構耳にしたのが、アメリカ人は、夏休みになると、犬を
捨てて、クリスマスになると、犬を買うんだと言う話。





アメリカの、夏休みは長いから、バカンスへ行くのに、犬が邪魔になる人が多いのだと
言う。




そこで、犬を収容所などに連れて行くのだ。
そしてクリスマスがやって来ると、自分の家族などに、可愛い子犬を、バスケットなどに
入れてプレゼントするのだそう。





これは、アメリカのブリーダーと、取引のある人間から聞いた話だから、多少は信憑性が
あると思っている。





少なくとも、私はそうした国を、見習おうとは思わない。
ましてや、犬を純潔だ、血統書だ、などと言って、交配させてお金で売る様な文化は、
何があっても肯定出来ない。




例えそこで、その対抗策として、州ごとによって、犬を殺さない収容施設があったにしても
だ。


どんなに、終わりを綺麗にまとめようとした所で、そもそもの発端に、犬を、自分達が
作った「純血種」か、雑種かに分けて差別したり、本人達が、好まない相手とも交尾
させ、生まれた子を、お金で売って、ルックスで優劣を付けて喜んだりしている以上、
私は犬や猫に関しては、欧米とは絶対に一線を画して行く。





あの忌まわしい、ペット産業を止めて、犬をヒトラーが礼賛した、純潔思想から解放しない
限りは、犬猫の問題に於いて、欧米は、私の信頼する友人にはなり得ないだろう。





彼らと私は、自然や命に対する、世界観が、余りに異なっているのだ。
私は、自然を破壊し、命を金で売買する事を認めた、欧米が確立して来た、近代思想には、
ついて行く事が出来ない。




しかし、世の愛護団体、及びボランティアの方々は、何の反省もなく、欧米が犯した過ちを
踏襲している。




こうした保護活動は、決して本当の解決には至らせてくれないだろうと、私は思って
見ている。



犬や、猫達の苦しみや、残酷な処刑は続くだろう。

我々も間違った、世界観の元で解決を望んでいる限りは。




私は文明と共に、ペット文化の転換も促して行きたいと思っている。
今の文化は間違っている。




確かに欧米文化を取り入れた事によって、日本人は、昔よりも遥かに、生き者に
触れる人が多くなった。




それだけは、確かに功績だと思っている。
しかし、結局は、中身のない文化に終ってしまっている。




犬や猫と暮らす人々は増えたが、簡単に飽きて捨てられると言う、社会現象まで起きて
しまった。




それを止めようとする流れの中で、返って文化は危機感から、欧米信仰主義に走り、
欧米のやり方で、犬や猫を飼うのでなければ、虐待だと言い出すばかりに、偏狭で未熟な
思想が幅を効かせるようになってしまった。





飼い主達は、マニアックに嵌って行き、客観的に見て、飼い犬との相互理解からは、
離れて行く一方である。




行き過ぎた、犬へ押し付けている待遇の全てを見ていると、そこでは既に、犬自身の
思いは完全に忘れられ、犬を振り返る事すらせずに、飼い主の一人遊びが続いている。





この現状を救うには、まず、日本人が、欧米を絶対視する事を、止める事である。
欧米文化は、確かに高度な科学技術文明を築き、人間にこの世の春を、謳歌
させたかも知れないが、結局は周囲を省みない、幼稚な思想が基盤となった、短命の
文明に過ぎない。





今や、この欧米文明のお陰で、地球は死に瀕している。
翻って日本文明は、古来から、環境との共生型文明を育んで来た。




最近になって、それはようやく見直される様になったのだ。




この2~30年で、日本人は、これまで積極的に触れようとしなかった、アニマの心に
触れて行き、その経験の中で、少なくとも、これ以前とは違った、アニマ観を、持つに
至ったのは間違いない。




それを生かして、本来の日本人に我々は戻り、日本人らしい、アニマに対する文化を
作って行こうではないか。





私達の国民は、欧米人ほど、アニマ好きと言う訳ではない。
アニマの面倒を見るのは骨が折れるし、例えば他人に自慢を出来るとか、ステイタス
と言う、付加的要素がなくては、飼おうと思わない民族ではないか。





犬を飼うのは、特別好きな連中に任せて、市民はもっと、他の事で、民族的アイデンティティ
を磨いて行くべきだ。





少なくとも、今の日本人なら、犬達と、違ったやり方で、共存して行く事が、努力すれば
きっと出来ると私は思う。




それは、彼らにも、権利と心を認めた文化であり、己の節度を正しく持ち、最後まで、
責任を持てるほど、好きではないなら、それを求めないと言う、成熟した大人たちの
文化だ。




欧米よりも、よっぽど克己心溢れ、禁欲的で、品位のある文化である。
それは本来の、日本文化の特徴なのだ。




私は、無類のアニマ好きだが、犬でも猫でも、いつでも買える、ペットショップも、繁殖所も
いらない。




もし、私の所に犬がいなくて、犬と暮らしたくてたまらなくなったら、私は、犬を飼っている
人を探して行って、子供が出来たら、是非分けて下さい、と、お願いする。





何年でも、その日を待つ。
私は、そうやって犬と巡り会って来た。



物心ついた時から、犬に憧れ、犬を追い求め、11歳の冬、稗田神社で三本足の、
野良犬吹雪が、現れてくれるまで、毎日神様にお祈りをしながら、待ち続けた。




これほど、犬を愛している者さえが、生体売買はいらないと言っているのだから、
ここまで犬を必要としていない人達に、ペットショップが必要な道理があるだろうか。




この国で、生体売買を禁じて行けば、犬や猫の数は、近いうちに激減する。
そしてこの国に残った犬達と、新しい文化を築いて行くべきだ。




自己中心的な物の考えを、歓迎する人間はいない。
評価する人間もいない。
それはいつも、他人への迷惑だとお叱りを受ける。



人間中心の物の考え方は、それと全く同じ事だ。
地球で生きている以上、最も犯してはならない、過ちなのだ。


お試し版メールマガジンは、ここまでです。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。



ごめんなさいーい!!!!!

倫理の進化用に、書く思想の記事が、これが最後だったから、気合を入れて書いたら、

最長記録になってしまった・・・・。

もー、疲れて、疲れて、腕が重くて、いつもほど、読みやすくも出来ませんでした、

ごめんなさーい!!


実は、今日は7個更新しています。

はい。

この6個の日記の前に、停止についての序文があります・・。

活字中毒の皆様、喜んで下さい!

全部で約、6万文字は優にあります!!

四百時詰め原稿用紙で、ざっと百枚分でした・・・・(ぎっちり書いてね)。


たった一回のメルマガが・・・。

自分の手と、脳みそが恐ろしい。

どういう構造になってるんだ???



これを全て、携帯で読もうとする方へ。

健康の保証が出来ませんから、考え直して下さい。

せめてネットカフェに行って、プリントアウトして、挑戦してみて下さい!!


初回のメルマガ、もっと軽いものにします・・・。

エッセイも、試される大地の続編から、入って行くと思います。

疲れ目になって欲しくないし・・・。


終章第二部は、やっぱり月が代わってから、掲載しましょう。

ねっ。








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Last updated  2008.03.28 00:27:38



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