こころ模様

2006/02/08(水)20:57

ALWAYS 三丁目の夕日

映画(32)

 もう映画館で見られないかと思ったけど、ぎりぎりセーフで見られて良かった。予告で見て想像していた以上に良い映画だった。父母と見たいなって思った。  物語は昭和33年。戦後13年になる。 貧しくても夢があった時代って言われるけど、ほんとそうだったんだろうな。三丁目の住人は皆とっても温かかった。地域のつながりがあって、皆助け合ってて、子供が空き地でのびのび育っていたのが印象的だった。  冒頭の紙飛行機。堤真一が家長主義が生きてた時代のお父さんとして、ゴジラのように暴れまくっている所。その後、息子にちらちら見られながら謝る所。テレビで力道山の試合観戦中に、テレビ画面がぐーんと広がり試合会場で観戦しているような、テレビに夢中になっている人々の映像。淳之介のノートをみながら、未来に思いを馳せる子供達の想像がバックに浮かぶシーン。土管の周囲で遊ぶ子供たち。クリスマスプレゼントのシーン・・・まだまだあるけど、もう書ききれない。そして、まぶしい台詞の数々。どれも素晴らしかったと思う。役者さん達も皆完璧だったし、子役も活き活きしてて表情がとっても良かった。ちょっと「あの子を探して」を思い出したぐらい。  そしてそして、やっぱり夕日のシーンはとても良かった。 映画の舞台からの50年後って2018年になる。今の私は、今から50年後どころか、2018年にすら不安。政治のことはわからないけど、日本はどこへ行くのかなって思ってしまう。  一瞬そんな事も思ったけど、吹きとばすくらい素敵な映画だった。

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