こころ模様

2006/03/21(火)09:33

ミュンヘン

映画(32)

 今日は、ずーっと海外暮らしをしていて、一月に帰国した高校の頃からの友達と会った。時々チャットすることはあっても、会うのはほんと久しぶり。三年ぶりくらい?でも昔からの友達って、会わなかった時間を全く感じさせない不思議さがある。  友達が無料チケットを持っていたので「ミュンヘン」を見に行った。 実話を元に作られた映画。しかもスピルバーグ。重いお話だった。  スピルバーグでは「シンドラーのリスト」が印象的。彼は、本当はこういう作品が作りたかったけど、興行面を考えて我慢してたのかな~と思うくらいあの頃から作品がころっと変わっちゃった気がする。「シンドラーのリスト」での赤い服の女の子は今でも鮮明に焼きついている。  「ミュンヘン」は、私自身が勉強不足なので、どこまでが実話でどこからが作られたお話なのかが私にはわからない。でも、とにかくやりきれない映画だった。そして登場人物の誰にも感情移入できない、肩入れできない映画だった。  あの頃から好転したと言えるのかな?今でもイスラエルとパレスチナの問題は根深いし、更に深刻かもしれない。そして世界も・・・  スメタナの「わが祖国」という曲が好きだったので、テロリストに殺された選手が帰国する時にイスラエルの国家が流れた時は、胸が締め付けられる思いがした。「国」って「祖国」って何なんだろう? 友達は毎年アメリカの永住権の抽選に挑戦してるらしい。そういう事が抽選で決定されるっていうすごさはあるけど、アメリカって、私には国を振りかざしている怖い国。    

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