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倶楽部やじ。( ̄▽ ̄)ノ

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タペット調整

 エンジンをかけているときに、ジジジジ・・・・もしくはタタタタ・・・・という打鍵音のような音が聞こえることがあります。これは古い車によくある症状で、特にミニのようなOHVエンジンには付き物といっても過言ではないでしょう。
タペットの調整がされてないエンジンは、一応動いてはいますが本来の機能は果たしていません。ここでは比較的簡単にできるタペットの調整方法を解説していきます。
1.タペットカバーの取り外し

エンジンが冷えている状態でタペットカバーを外します。
実際に作業に入る前に、変速機(トランスミッション)はニュートラルに入れておいてくださいね?
※キーは外しておいてください。万が一セルが回ったら、大怪我の元です。


あと、作業を行う時にグリルが邪魔になってしまうので、グリルも外してしまいましょう。
2.プラグコード及びスパークプラグの取り外し

プラグコードを外します。この時、どのコードがどの位置に繋がっているか忘れないようにしてください。

※忘れた場合はディストリビューターから点火順序を判断して取り付けなければいけません。1組でもコードの配置を間違えるとエンジンはかからなくなるので注意してください。
(まぁ、ほとんどの場合は付くようにしか付きませんが・・・^^;)


ちなみに何故プラグを外すのかを説明すると、エンジンは機密性が高く作られているので、これから行うクランクシャフトを回すような作業の場合、空気が圧縮されたままになってしまいます。ほんの些細な振動などで折角検出した上死点が空気の力によって動いてしまうのを防ぐため、シリンダー内部の空気を大気圧にしておく必要があるんですね。
要は空気の逃げ道を作ってやってるってことです。
3.スパークプラグの点検

ついでにプラグの焼け具合も見てしまいましょう。
写真はややぼけていますが、綺麗なキツネ色に焼けてますので、いい燃焼具合であることがわかりますね。

ちなみに、取り外したプラグもできれば付いていたシリンダーに取り付けるようにしましょう。
※これはプラグのシール効果をより高めるために必要なことです。
4.上死点の検出(1)

上死点を検出するには、クランクシャフトを回さないといけません。
写真の例はあまりおすすめできない方法ですが(笑) Yajinの場合はオルタネータを使ってこのように回しちゃいます。^^;
オルタネータのフィンを曲げないように・・・くれぐれも。

※ほんとはダメですよ?こんなことしちゃ(笑)
5.上死点の検出(2)

上死点の検出はクランクシャフトに繋がっているプーリーの切り欠きで判断します。
写真では判りづらいですが、右の図を参考にして切り欠きを見つけてください。
6.上死点の検出(3)

今度は上からプーリーの位置を覗いてみます。
すると写真のようなギザギザが付いた部品が見えると思います。
このギザギザが上死点を示す目印になります。

プーリーの切り欠きを写真の位置(上死点ゼロ度)に合わせます。

これで上死点の検出は終わりました。
7.タペットの調整

タペット調整は2回に分けて行います。
その理由は、エンジンが4サイクルエンジンだからです(笑)つまり、1つのシリンダーはクランクが2回転してようやく全ての燃焼行程が完了するからなんですね。

先の方法で上死点を検出したら、図の赤いバルブを動かしてみます。正常な状態であればほんの少しだけカチカチと動くはずです。
上の図か下の図のどちらかが動くはずですので、その状態で赤いバルブ全てを調整してください。調整にはシックネスゲージが必要です。
※シックネスゲージを動かす固さは、「羊羹を切るくらい」の抵抗が一番良いとされています。

どちらかの図の全ての赤い印のバルブを調節したら、6.に戻ってクランクを1回転させ、もう一方の図のバルブクリアランスを調整します。
8.ファンベルトの張り具合の点検

全ての作業が終わったら、念のためファンベルト(実はオルタネータベルトなんですが・・・^^;)の張り具合も見ておきましょう。
これで作業は終了です。

ロッカーカバーを取り付けるときに、もう一度全バルブのロックナットが締まっているか、工具の置き忘れがないか、埃やゴミが付着していないかを確認してから組み付けてください。

お疲れさまでした(笑)


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