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テーマ:宅録な話題(342)
カテゴリ:音楽
すげー久々に書きます(笑)
巷で5万近くもするイヤホンが飛ぶように売れているらしい。 Triple.fi 10 Proというカナル型イヤホンですな。 実はあっしもちょっと前に購入してました(笑) お店で視聴したんですが、その時の印象はShureのカナルと似た感じの中音がやけに持ち上がるイヤホンだなと。 ただ、ビックリするくらい低音は厚く、反面高音域がほとんど無い。 そんな印象でした。 そろそろ100時間くらいは経ってるので、エージングとかこなれてきたかなーっと久々にPCに繋げて聞いてみました。 ……やや平均化はされたけど、音楽制作側としてのモニターの役目は全く果たしませんな(笑) 元々SHUREもですが、カナルのこーいったタイプはイヤモニといって音の返りを良くするために中音域が持ち上がってボーカル等が聞きやすく作られてます。 んだからレコ現場やリハスタ等でのモニターには最適な音域が得られますが、果たしてリスニング用途に向いてるのかは… あっしの耳が腐り落ちてなければリスニングには向いてません(キッパリ) まぁ、こういう音が好みであれば全く問題なく、むしろお奨めではあるんですが。 ということで、制作サイドの観点からEQを使ってどれだけ音の違いがあるかを実験してみました。 まず、制作で使ってるモニター環境での音。 (制作段階なので音は薄っぺらいはずです) monitor.mp3 (モニターで制作中の音) 次にTriple.fi 10 Proでほぼ同じように聞こえるようにEQで加工した音。 (結構低音は好みの鳴り方なのでカットは弱め。通常はマスタリング時に低音の調整をしますが、コイツはほとんど調整不要(笑)低音はかなり強いです) triple_fi_10pro.mp3 (Triple.fi 10 Proで聞いたときにモニターに近くなる音) かなり高音を持ち上げないとダメでした。代わりに低音は強すぎ。 低音が強いのはカナルだからしょうがないとして、高音がここまで出てないのはビックリしました。 更にエージングを進めれば多少は改善される…とも思えませんが(笑) もしかしたらあっしのイヤホンが壊れてるのかな?A( ̄ー ̄; 壊れてなければコレ普通のスピーカーじゃシャリシャリだよねぇ…? ちなみに、EQはこんな感じ。 結論。 あっしのイヤホンが壊れてなければ、という条件付きで制作サイドの期待する音はこのイヤホンでは得られません。 ただ…定位と中低音の音場、ダイナミクス、スピード感、分解能は素晴らしいと思います。 特にジャズのウッドベースとかは指板の響きまでトコトン忠実に再現されます。 金物以外の演奏者にはオールマイティで自分の声や演奏がモニタ出来ます。たまらんですな。( ̄ー ̄)b お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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