偐万葉田舎家持歌集

2016/05/09(月)21:03

偐万葉・るるら篇(その3)

偐万葉(345)

 本日は囲碁の会にて午後から梅田へ。本日の参加者はT氏、f氏、A氏の常連組に、午前中の将棋クラブから飛び入り参加のI 氏に小生の5名。小生はI氏と2局、F氏と1局打って、3戦3勝。これで前回から6連勝。好調でありますな(笑)。  さて、それはさて置き、本日は「偐万葉・るるら篇」といたします。偐万葉・るるら篇(その3)  偐家持がるるらの郎女に贈りて詠める歌24首並びに返歌3首筑紫女(つくしめ)の るるらなりせば 福岡の 街もや人も 空もや愛(いと)し筑紫女(つくしめ)の 身をやつくして 筑紫なる        国にも人にも 恋渡らなむ (偐水鏡)   七夕の 夜の明けぬれば 天の川       隔(へな)りまたもや 恋ふるわれかも  わが歌は みなこのたぐひ しかもへた        それ猿真似と 人はいふなり (杜撰法師)朝床に 聞けばはるけし 玄海の 浦行く船の 霧笛のかなし  黄金なす 筑紫の空の 夕照の        光届かぬ 浪速ぞくやし (夕陽丘3丁目の焼け持君)   ルイ・ヴィトン 見ずにゆるりと ゆきまひょか           祇園祭の 山鉾どすえ (北観音山)いづかたゆ 畳に来たる 光る蝶 ゆらぎつなれも 日食待つや   雨の間を ゆく豹紋の 翅の蝶        やすめやしばし こすもす咲けりうすべにの 蓮の花咲き 幾千の         笑みたたへたる 羅漢のおはす   宗象の 風はやさしも 護国寺の 祈りの道を 踏みてぞ来しか  るるらの郎女の返しける歌2首  宗像の 地に溢れたる 慈愛の気 戴き想う ありがたきこと  ほのかにも 色こぼれ落ち 蓮の花 微笑み集う 人の絶えなく蓮華なき 蓮華坂なり 妹が坂 我が松の馬場 松なきがごと   今日もまた よき日なるらむ 赤々と         昇る朝日に 雲のたなびくもみつ間も なくや散りける 桜木の         ほつ枝に空の 雲のかなしき年々(としどし)の 花に思ひは 歳々(としどし)に ありて咲くなれ 咲きて散るなれ  わたつみの みかみのこらは 声高く         船を連ねて いま漕ぎ出(づ)らし   宗像(むなかた)の 神はかしこみ をのこらは 波切り海を 渡りてゆける   月待ちて 野にコスモスの 花や咲く        とんぼとかへる 秋風の道しんしんと 微塵(みじん)の光 降りも来て さらえ壮士(をとこ)の 夜渡るらし月讀(つくよみ)の さ夜の光の 音深み 水澄みゆける 余呉の湖(うみ)かな赤旗の 熱き情(おもひ)も 冷(さ)めぬれど       白旗あぐる ものにもあらじ(紅旗征戎非吾事)わたつみの くすしき神の おはします         三苫の浦は 見るにさやけし   夕されば 朱(あけ)にぞ染むる 真澄鏡(まそかがみ) 三苫の浦に 潮満ち来らむ   三苫の海(み) 千鳥しば鳴く 夕波の        いやしくしくに 古(いにしへ)思ほゆ (三苫偐麻呂)  るるらの郎女の返しける歌1首  さや風に 吹かれし波の とめどなく わたつみの声 浜に寄せ来る <関連記事> 偐万葉・るるら篇(その1)、(その2)        るるらさんのブログ入口   (注)上記の写真は全てるるらさんのブログからの転載です。

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