カテゴリ:花
昨日(4日)は月例の墓参。
いつもの坂道にさしかかると、ギンバイカの木が庭先にある民家の前。 先月の墓参の折には純白の花を咲かせていた木であるが、既に花はすべて散ってしまったようで、実らしきものが膨らみ始めていました。 (ギンバイカ) 先月(6月5日)の墓参では、花が咲き始めで(下掲写真参照)、ブログ記事を見ると、ももの郎女さんへの返事コメントでは「間もなく満開の時期を迎えるでしょうから、近々に再訪問してみます。」などと書いているが、すっかりそのことは忘れていたようで、花の盛りは見ないままになってしまいました。 (ギンバイカの花・6月5日記事掲載写真の再掲載) <参考>墓参・花散歩ほぼ白い花 2020.6.5. (同上) 花の盛りは見落としたが、今度はこの実がどのように熟れて行くのかを見届けることにしよう。 熟して黒紫色になると食べられるらしい。 他人様の庭先の木であるから、見るだけ、味見をする気はありませぬ。 さらに少し上ったところの民家の庭先に咲いていたのはこんな花。 (名前不詳の黄色の花) 面白い形の花である。 (同上) 多分、初めて目にする花である。 <追記>上の花、名前が判明しました。 学名:アスクレピアス・ツベロサ(Asclepias tuberosa) 和名:ヤナギトウワタ(柳唐綿) <参考>アスクレピアスとは・植物の育て方図鑑ヤサシイエンゲイ アスクレピアス(トウワタ)の育て方・ガーデニングの図鑑 さらに少し上ると、門前の言葉の寺、教覚寺である。 (教覚寺) 昨年の9月頃から始まった改修工事も、漸くに終盤です。 塀も綺麗に仕上げ塗装が施され、新しい門も完成したようです。 (同上・門) 山号や寺名を記した額がまだ掲示されていないし、従来、門の右側の塀には掲示板が設置されていて、そこに「門前の言葉」が掲出されていたのであるが、それも未設置であるから、まだ完成とは言えないのだろう。 どんな風になるのかは、来月の墓参の折の楽しみということになる。 そして、墓地に到着。 (墓地) (墓地から、あべのハルカスを望む) 天気予報では「曇り・雨」で一応傘持参の墓参であったが、往復、雨に降られることはなし。しかし、空はどんよりした梅雨空にて、六甲山や淡路島の影は見えずでありました。 墓参の記事は、銀輪散歩などで見かけた花、植物などの写真を併せ掲載するということが多いのであるが、今回もそのパターンの記事とします。 先ずは、クチナシの花。 (クチナシ) クチナシの花期も過ぎたようで、この一輪だけが咲き残っていました。 ひとり遅れて咲くのは冬の庭の白菊というのが相場であるが、クチナシもひとり遅れて咲きたるは、何やら寂しくものの哀れを感じさせて、ついカメラを向けてしまった次第。ここぞと沢山に咲いていた時には見向きもしなかったのに・・人の心とは妙なものである。 そのクチナシのつづきに植わっていたニシキギの木が沢山の実をつけていました。 ニシキギの花も目立たない小さな地味な花であるが、実を見るのは初めてではないかと思って、過去記事を調べたら、2009年10月10日の記事に、その実の写真が掲載されていました。 <参考>銀輪・秋の実散歩 2009.10.10. (ニシキギの実) 上の写真のように、カエデの実に似た形です。 カエデの実は翼果である。 ニシキギの実もカエデの実と同じ翼果であるとは新発見、などと思ったことから、初めて見たのではないかと思ったのでしたが、これは成熟前の形で平べったい形になっているにすぎず、成熟するとともに丸く膨らみ、やがて丸い普通の形をした実になる。2009年10月10日記事に掲載の写真はそのような丸い形の実であるから、余り印象には残らなかったものと思われる。 その写真のように丸く膨らみ、完熟すると果皮が割れて、中から仮種皮に包まれた赤橙色の種子が現れる。マユミやツリバナの実などとよく似ている。翼果は風で飛ばされて遠くへ運ばれるように翼を持っているのであるが、これはそういう戦略ではなく、小鳥に食べてもらってその糞にまじって遠くへ運んでもらおうという戦略の実なのである。 (同上) 翼果かと思ったものだから、カエデの翼果に似た形のものについカメラが向けられたようです。 (同上) ニシキギは、スズランノキ、ニッサボク(和名:ヌマミズキ)と並んで世界三大紅葉樹とされる、紅葉の美しい木であるが、早くも色づき始めている葉もチラホラとある。 (同上) (同上) ギンバイカの実ではないが、このニシキギの実も成熟して行く姿を観察してみることにするか。 ニシキギの花同様に目立たない小さな花はオリーブの花も同じ。 (オリーブの花) 本来は白い花であるが、花の色は移りにけりな、で薄茶色に変化して、花の下にオリーブの実となるべき膨らみができかかっている。 一向に「花散歩」らしき景色にならないので、夏萩でも。 (ハギ) (同上) もう一つ、ユリの花の中を覗き込んだ写真があるので、これも。 (ユリのめしべ) ふむふむ、ユリの雌蕊とはこんな風になっているのか。 概ね三角形というか、オムスビ型で、角の部分に花粉が付いたようで黄色くなっているから、受粉完了ということか。 ユリのムカゴも見つけました。 <参考>むかご・Wikipedia (ユリのムカゴ) (同上) ムカゴは漢字では零余子、珠芽などと書くようだが、こう書いてむかごと読める人はそう多くないだろう。 ムカゴのできるユリはオニユリ、タカサゴユリなどのようで、ムカゴのできないユリの方が品種としては多数派のようだ。 (同上) 食用になると言うか、食べることができるらしいが、虫こぶみたいで、余り食べたいとは思わない。 (同上) (同上) 以上、墓参兼花散歩的実散歩でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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