カテゴリ:犬・猫・鳥など
今日はムクドリ。
ムクドリの写真は昨年4月の記事にも掲載していますが、今回掲載の写真は、今月19日撮影のものです。 <参考>ころなと鳴くは何の鳥 2020.4.9. (ムクドリ)<参考>ムクドリ・Wikipedia ムクドリ(椋鳥)は、スズメ目ムクドリ科の鳥。 学名は、Sturnus cineraceu。 英名は、White-cheeked Starling又はGrey Starling。 スズメを一回り大きくしたサイズの鳥。ヒヨドリやツグミとほぼ同じ大きさである。英名が示すように頬に白紋があるのが特徴。 (同上) ムクドリは雑食。椋の木の実を好んで食べるというので椋鳥という名がついたということだが、真偽のほどは不明。 植物の実や種子、穀物、花蜜のほか昆虫などの虫も食べるので、害虫を捕食してくれる益鳥とも考えられていたが、群れ集まるというその習性から、最近は害鳥という評価のようである。 大きな群れとなって街路樹などで夜を過ごすので、その糞害やギャーギャーと喧しい鳴き声が騒音となっているようです。 銀輪散歩などで、夕暮れ近くムクドリが宿として集まっている樹木の下を通りかかったりすると、確かに騒がしいし、その樹木の下に白く点々とまき散らされている糞を目にすると、糞を頭上に落とされては大変と急ぎそこを通過するのであるが、確かに或る場面では「害鳥」である。 (同上) 彼らが群れるのは、天敵対策なのだろう。 都会の街路樹などに集団をなすのは、都会の方が天敵が少ないということで、山野から都会に進出して来たのである。 キジバトやシジュウカラなど他にも都会で営巣する鳥が増えて来ているのは、同じ理由によるのでしょう。 集団で居る方が、天敵の襲来に気づき易くなり、その分天敵から逃げ易くなるというもの。鷹などの猛禽類にとっても、対象が集団で居ると、見つけ易い反面、目移りがして狙いが定まらず、狩に失敗することが多くなるのかもしれない。 アイルランドの或る湖上での光景として、ムクドリの大集団が巨大な鳥の形に見える状態で飛翔する姿の写真がネットに掲載されていましたが、このようなものを見たら、さすがの鷹もこれに接近する「勇気」はないのでは、と思う次第。 <参考>ムクドリが群れを形成し「別次元の巨大な鳥」に(アイルランド) (同上) ムクドリは春から夏に営巣・子育てをするようで、この時期は、大きな集団は構成しない。雛が成鳥となった夏から秋に群れが大型化して行くようですが、どのような基準、システムで集団の大型化が形成されて行くのでしょうね。 (同上) この日に見かけたのは10数羽の小さな集団。 スズメやハトと一緒に、ピョンピョンと軽快に草地を駆けて、盛んに何かをついばんでいる。草の種子などを拾っているのだろうか。 動きは、スズメよりもはるかに素早い。スルスルと横移動するので、カメラで追いかけるのも苦労する。 同じ位のツグミに比べても動きが素早いように思う。 ツグミは単独行動なので、ピョンピョンも何やら「ためらい勝ち」というかキョロキョロ警戒しながら、右に左に、という感じなのに対して、ムクドリにはそのような「躊躇い」は見られず、直線的に素早く走る。 (同上) 椋鳥は、冬の季語だそうな。 江戸時代には冬になると地方から出稼ぎに江戸にやって来る人を「田舎者」という意味で「椋鳥」と呼んで揶揄ったらしい。 信州から江戸に出て来ていた小林一茶もそのような体験をしたものであるか、「椋鳥と人に呼ばるる寒さかな」という句を詠んでいる。 偐家持も「田舎家持」と自称しているのであれば、「椋鳥とわが名を呼ばむ草の道」とでもして置きましょうか。 (同上) 椋鳥と ともにしぐれて ゆく道も 花は変らず 咲きてぞあれる (椋家持) <参考>鳥関連の過去記事はコチラ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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