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偐万葉田舎家持歌集

全332件 (332件中 1-10件目)

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偐万葉

2022.03.13
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カテゴリ:偐万葉

偐万葉・龍の森篇(その3)
 本日は、久々の偐万葉シリーズ記事であります。
 今年最初の偐万葉は、龍の森篇(その3)です。
 偐万葉シリーズ記事第326弾となります。
 龍の森氏は、この偐万葉では龍森麻呂と呼ばせて戴いていますが、同氏とのブログでのお付き合いも来月で丸2年になります。
<参考>過去の偐万葉・龍の森篇は​コチラ​。
    龍の森氏のブログは​
コチラ​。

 偐家持が龍森麻呂に贈りて詠める歌20首ほか
​ 並びに龍森麻呂が詠める歌7首ほか​
人目あれど 何するものか 我妹子と
                  たづさひありて たぐひて居らむ (蝉家持

(本歌)人もなき 国もあらぬか 我妹子(わぎもこ)
           たづさひ行きて たぐひて居らむ (大伴家持 万葉集巻4-728

​  龍森麻呂が返せる歌1

​​いつまでも 永遠(とは)を誓ひし 森の中 身の程知らず 龍神の前 (龍森麻呂)

(20210721ニアミス?)
​​

​  龍森麻呂が贈り来れる歌2並びに偐家持が追和せる歌2

​​みごたえの 色のきれいな 鉄の色 味ある鉄に 離れがたしや (龍森麻呂)

鉄の色も 数々あれば 今日もまた
        我は撮りける マンホールの蓋 (銀輪家持)

(本歌)花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
                                                     (小野小町 古今集113、小倉百人一首9

​炎天下 じっと下見る マンホール
     集めたくとも 持ち出しならず (龍森麻呂)​

持ち出す気 もとよりなけれ マンホール
        撮りて集めて ブログのネタに (銀輪家持)

(20210820稚内市のマンホール byヤカモチ)

赤と白 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 恋妻ぞこれ (花家持)

(本歌)路の辺の 壱師の花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻を

                      (柿本人麻呂 万葉集巻11-2480

(20210915ヒガンバナ)
草刈るは 日焼け狸に あるなれば
               壱師の花も 笑みてしあれる (信楽家持)

(20210915日焼け狸)

​​​  龍森麻呂が贈り来れる上3句に偐家持がつけたる下2句​​
​​​トゲトゲが 擬態と知らず チョウ知らず (龍森麻呂)
             それルリタテハ イラガに非ず (偐家持)


(20210930ルリタテハの幼虫 byヤカモチ)

​  秋日和 寄らず離れず マゴ陸送 (龍森麻呂)
           ​​難波​なにはゆ加賀へ 能登もめぐりて (偐家持)

変身の ゴーヤの種の 赤き色は
     食べてと君を 
(さそ)へるしるし (道端のカフカ)

(20211014ゴーヤ)

我が(いほ)は 龍の森なり 我流茶も
       それ臥龍茶と 呼びてもみるか (我田引龍)

(たつ)麻呂に 我物申す 散策の すがらにもよし マンホール撮れと (偐家持)

撮る撮ると するはよかれど はたやはた
          夢中になりて 轢かるな車に (偐家持)

(本歌)石麻呂(いはまろ)に 我物申す 夏痩せに 良しといふものそ (むなぎ)()()
                           (大伴家持 万葉集巻16-3853

    ()()すも 生けらばあらむを はたやはた (むなぎ)()ると 川に流るな
                                     (同 巻16-3854


(20211015横浜市のマンホール)

​  龍森麻呂が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句

  ​​晩秋や 足るを知らぬで スピード違反 (龍森麻呂)​
      締めて一日 六円弱か (神奈川県警)
      過ぎたることの 及ばざる知る (龍馬呂)

​ 句碑前に 尻冷え切りの ベンチかな (龍森麻呂)
      椅子温めて 子規則是空 (般若波羅蜜多)
      こぼるる萩の 花も見えぬに (散頭花)

  ​​萩よりも オハギ夢見て 徘徊は (龍森麻呂)
  ​ 一万余歩に 及びたるかも (偐逍遥)
  ​ ストロガノフの 何やらで締め (露麻野麩)

ブログとは (ひま)なる人の すさびごと 不要不急の 用にしあれば (閑家持)

​  龍森麻呂の贈り来れる歌1並びに偐家持の追和せる歌1

尉鶲(じやうびたき) ()っぽポンポン 地固めか 冬遠からず 春近からず (龍森麻呂)​​

吾​()​​​が事に ​(あら)​​ず地固め 尉鶲 ほつ枝鳴き行く デラシネわれは (尉家持)

<参考>紅旗西戎吾事ニ非ズ(藤原定家「明月記」)

秋の野に なりたる果実(このみ) 指折りて かき数ふれば 七種(ななくさ)の実か (銀輪憶良)

(本歌)秋の野に 咲きたる花を (および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
                        (山上憶良 万葉集巻8-1537

姫事は 秘め事ならむ 日の目見ず 千曲(ちぐま)の川に 流す花びら (千曲家持)

(本歌)夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は 苦しきものそ
                        (大伴坂上郎女 万葉集巻8-1500

あづま屋の 屋根にあられと おどろけば
         どんぐり落つる 音にしあれり (団栗家持)

(本歌)秋の夜に 雨ときこえて ふる物は
            風にしたがふ 紅葉なりけり (紀貫之 拾遺集208

心もて ちらんだにこそ をしからめ
            などか紅葉に 風の吹くらん (紀貫之 拾遺集209

(2021121紀貫之さんに会いに行く)

​  龍森麻呂の贈り来れる歌1並びに偐家持の追和せる歌1

見えすぎる 亀追ひ行けば 竜宮城 人魚何処(いづこ)に 三日の探索 (龍森宮)​​

何もせぬ 旅にしあるを 懲りずまに 人魚探索 君()(がた)し (久米仙人)

​  龍森麻呂が贈り来れる句2に偐家持が付けたる脇句2

​  ​来年も 大入り祈念 和歌三昧 (龍森麻呂)​
       愚にもつかねど 鼻にもつかず (偐家持)

​  ​適当に いい加減にも 続かせし (龍森麻呂)​
       それ徒然の すさびにあれど   (偐家持)

二十年​(ふたととせ) 継ぎてためたる 四字熟語 余事(よごと)にあれど 吉事(よごと)願ひて (偐龍持)

あらたしき 年の初めの 吾が余事(よごと) 吉事(よごと)願ひの それ四字熟語 (偐龍持)

(20220102四字熟語)

思ほえば 和歌も(にはか)も だしぬけの
       言葉遊びの 変若水(をちみづ)
効果 (落ちぶれ家持)

うちならべ 伐りたる枝の 皮剝ぎて
        何つくらむと 君はすなるや (生木家持)

  龍森麻呂が返せる歌1

​​かねてより アイデア詰まる 生木材
        ここぞとばかり むき続けたり (龍森麻呂)

(20220205生木の製材)

ブログネタ つきむともよし 居つつわれ
         梅の盛りを 見らくしよしも (梅家持)

(本歌)春されば まづ咲く宿の 梅の花 ひとり見つつや 春日くらさむ
                          (山上憶良 万葉集巻5818

​  龍森麻呂が返せる歌1

​​梅の花 ひとり見つつや 携帯を 向ける角度に 時を重ねん (龍森麻呂)

(20220223白梅)
​​​
(注)
1.掲載の写真は「byヤカモチ」とあるものを除き、龍の森氏のブログからの転載です。
2.今回で、偐万葉シリーズ掲載歌は6888首(ヤカモチ作6248首、ブロ友作640首)となりました。
​​
#Ukrainians​​​​


(STOP PUTIN STOP WAR)







最終更新日  2022.03.14 13:22:01
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2021.12.20
カテゴリ:偐万葉
偐万葉・若草篇(その27)
 本日は、偐万葉シリーズ第325弾、若草篇(その27)であります。
 若草篇は昨年の12月22日以来ですから、ほぼ1年ぶりということになります。
  偐家持が小万知に贈りて詠める歌7首
この頃の 吾が寝正月 今日までと 食ふと申すは 七草の粥 (偐家持)

(本歌)この頃の 吾が恋力(こひぢから) (しる)()め (くう)に申さば 五位の(かがふり) (万葉集巻16-3858

​​冬木立 居並ぶ大地 すでにして 緑なしたり 春の近しも (草家持)
  
 ​(20210129
冬木立)​


わが里の ​鵯花​(ひよどりばな)に 来る(てふ)は とりてな食ひそ おその(ひよどり) ​(鵯家持)​

 (注)おその=鈍な、馬鹿な、愚かな。

昔見し 夢の雫も 雨霰 まつばうんらん はびこり群れぬ (夢家持)

われはもや ニシキギ見たり みな人の
        よしとふもみつ ニシキギ見たり (藤原枯足)

(本歌)我はもや 安見児得たり 皆人の 得かてにすとふ 安見児得たり
                             (藤原鎌足 万葉集巻2-95

此処読めと 花咲(はなさか)ワンコ 鳴くごとに なりたしわれも ​花咲​(はなさか)​​ブログ (花咲爺)​​

もみつ葉は 照る日に映えて 吹く風の 音もさやけく 秋深みかも (偐原王)

(本歌)一つ松 幾代か経ぬる 吹く風の 音の清きは 年深みかも
                          (市原王 万葉集巻6-104

​  偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌16首ほか
   並びに​偐山頭火が詠める歌3首ほか​

​含​(ふふ)みたる 梅ほころびて 君が()
       よきおとづれを 告げむとならし (偐家持)

​(参考句)良きことを 梅の香りに きく春か (偐山頭火)
 
 (20210103梅の香)

やや​大​(おほ)​​に ​草鞋​(わらぢ)を編むは よろしけれ
        
​大​(おほ)
にな過ぎそ 猫の​額​(ひたひ)​​に (黒猫家持)​​
​​

​  偐山頭火の句に追和して偐家持が詠める歌2

る 早く来いこい ​皇​(みかど)寺 (偐山頭火)

けいほくに きたのみかどの はかとはむ
        うせかしころな はるやきたれと (偐家待)

(京北に 北の帝の 墓訪はむ 失せかしコロナ 春や来たれと)

とこのはに てるひのみちを わがゆかむ
        きたのすめろぎ ねむりますてら (北朝持)

の葉に る日の道を 我が行かむ 北の 眠ります

​  偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句

​​乱を越え ​流行病​(はやりやまひ)​​​も 越えて今 (偐山頭火)​​​​​

​   阿弥陀籤ひき 南無観世音 (偐家持)

​枚岡の 梅蘇る 春よこい    (偐山頭火)​

​  今日節分に 豆喰らひつつ (鬼家持)

​  偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が返せる歌1

​飛んで地に 落ちてバタバタ カッコ悪 (偐山頭火)​

飛ぶ鳥の うちはよけれど 地に落ちて
       とんでもないこと 人に言はるな (落山鳥火)

(本歌)青山を 横切る雲の いちしろく 我と()まして 人に知らゆな
                      (大伴坂上郎女 万葉集巻4-688

​​吊灯籠 神に納むを 知らざれば 春日(かすが)​​​の神も 求めざりにき (春日家持)​​​​​

遊士​(みやびを)と ​吾​(われ)は聞けるを 肌噛ませず
       吾を払ひぬ おその
​風流士​(みやびを) ​(天道女郎)​

遊士に 吾はありけり 肌噛ませず
       払ひし吾ぞ 風流士にあり (偐家持)

(本歌)遊士と 吾は聞けるを 屋戸かさず 吾を帰せり おその風流士
                           (石川女郎 万葉集巻2-126

     遊士に 吾はありけり 屋戸かさず 帰しし吾ぞ 風流士にはある
                              (大伴田主 同巻2-127

​  偐山頭火が贈り来れる歌1に偐家持が返せる歌1

​​元気だと 君の姿を 写す鏡 西の岩田の 杜の由来に (偐山頭火)

鏡石と まさしに知りて 撮りたれば
      写れるわが身 いとはずさらし (偐家持)

ヤカモチに われもの申す 記事ネタに よしといふものぞ 鰻撮りませ​​

(本歌)石麻呂(いはまろ)に 我物(まを)す 夏痩せに よしといふものそ (むなぎ)捕り()
                         (大伴家持 万葉集巻16-3853

 
 (20210618うな重)

撮る撮るも 時たがひては のちのちの まがひとなりぬ 時合はせ撮れ

(本歌)痩す痩すも 生けらばあらむを はたやはた 鰻を捕ると 川に流るな
                             (大伴家持 万葉集巻16-3854

我が背子と 引手(ひきて)の山を 右に見つ
        
川辺(かはべ)
​行​()けば ()けりとそ()ふ (偐家持)

(本歌)衾道(ふすまぢ)を 引手の山に 妹を置きて 山路(やまぢ)を行けば 生けりともなし
                          (柿本人麻呂 万葉集巻2-212
 
 (20210619大和川畔・水の辺の道)

​  偐山頭火が追ひて和せる歌1

​​家持と 引手の山も 見せずして 我追いつけば 君姿無し (迷走山頭火)

コロナ禍の いまだ去らざり 今日(けふ)​​もかも
           マスクをしつつ 銀輪散歩 (銀輪家持)
​​

(本歌)もみぢ葉の 過ぎまく惜しみ 思ふどち 遊ぶ今夜(こよひ)は 明けずもあらぬか
                               (大伴家持 万葉集巻8-1591

​  偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句

​​おやしろの 後輪の悔い 灘に自首 (メンテナンス偐山頭火)

風吹きあひの 見ぬ目でチャリ屋 (気抜け家持)

​  偐山頭火が贈り来れる歌1並びに偐家持が追和せる歌1

水色の 浴衣(ゆかた)が似合ふ かぐや姫
      
色香(いろか)
​​と共に 月への旅立ち (偐銭湯番台夫)​​
​​

せめてもや 水色にせむ (ころも)​​かな 月の砂漠を 旅するからは (月家持)​​

​  偐山頭火が贈り来れる句に追和して偐家持が詠める歌1

​​虹の落ち 右か左か 両方か (偐山頭火)

右と言ひ 左と言ふも 前うしろ 決まりて​後​(のち)​​の ことにしあれり (右左衛門)​​

虎の威は 権威そこなふ ものにして とらぬ狸の 狐の手口 (鹿野馬子)
 (注)この項に掲載の写真は偐山頭火氏のブログからの転載です。
    偐山頭火氏のブログは​コチラ​。

  ​
  偐家持が和郎女に贈りて詠める歌3首

​​​​()​​まずもや たたかにあれ われらみな
        なんぞころなに まけはすまじき (やかもち)
​​

​​​う​​​​らうらに てれるはる日に らうめの
        こぼれさくごと その日またなむ (やかもち)
​​
​​

 (注)上記2首は2021年1月6日和郎女作品展ミニ版に寄せて詠める歌である。
 
 (20210106和郎女作品展ミニ版)

梅の花 咲ける月夜(つくよ)​​も コロナゆゑ 密はならじと われこもり居り​​

(本歌)闇ならば うべも来まさじ 梅の花 咲ける月夜(つくよ)に ()でまさじとや
                             (紀女郎 万葉集巻8-1452
 
 (20211210紅梅匂ふ<第26回作品展>)

<参考>偐万葉・若草篇の過去記事はコチラ​。
​​​​​​​​​​​​​​​​​​






最終更新日  2021.12.20 13:37:33
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2021.10.25
カテゴリ:偐万葉
偐万葉・どち篇(その8)
 本日は、偐万葉シリーズ第324弾記事、どち篇(その8)です。
 友人・岬麻呂氏の旅便りに寄せて詠んだ歌も、このどち篇に収録することにしています。従って、これら岬麻呂関連の歌は「岬麻呂旅便り」シリーズ記事にて掲載済みの歌の再掲載となります。
​1.岬麻呂に贈りて詠める歌21首​
​ふらの麻呂 まさきくありと 旅便り 届きて五月ごがつ​​ 今日は青空 (偐家持)​​

佐保姫は いづち行かめや 葉桜に なりたる道の 今し悔しも (偐家持)

(本歌)(かな)し妹を 何処(いづち)行かめと 山菅(やますげ)の 背向(そがひ)に寝しく 今し悔しも (万葉集巻14-3577

ジャカランダ 紫匂ふ はつ夏の 見が欲しき花 恋ひてぞまた来し (偐家持)
 ​
 (20210610ジャカランダ)

わが来れば 雨に濡れたる 二番花の 今盛りなり かのやばら園 (偐家持)
 
 (20210610かのやばら園)

沖縄の 景色は何と 変らねど 行けば休業 至れば休館 (古呂奈麻呂)
 
 (20210630古宇利大橋)
ジャカランダ ケラマブルーの 花と咲け
         背子が思ひの 座間味の島に (青家持)
 
 (20210630ジャカランダの苗木)
安護の浦 潮満ち来らし 夕暮れて 島山はるか 横雲の空 (夕家持)
 
 (20210630安護の浦の夕暮れ)
鳥沼の みなもに映す さみどりの 影もさやけき 富良野旅行く (富良持)
 
 (20210714鳥沼公園)

夕されば 遠くやなりぬ 利尻富士
       われは礼文の カフカにあれり (海辺のカフカ)
 
 (利尻島夕景・香深港)

バフンウニ つまみ酒くむ さ夜更けて
        利尻の富士に 月かかりける (滝沢馬糞)
 
 (20210805バフンウニ丼)
​ 
 (20210805利尻島夜景)

青く澄む 海もよけれど 我はもや
      バフンウニには しかずと覚ゆ (雲丹麻呂)
 
 (20210805澄海岬)

それ島の 南にあるを なにゆゑに
       北のカナリア パークと言へる (鳩屋南北)
 
 (20210805北のカナリア公園)

君もまた 旅にしありて 思ふかや いづこも同じ 妻が買ひ物 (偐家持)

(本歌)さびしさに 宿をたちいでて ながむれば いづこもおなじ 秋の夕ぐれ
                    (良暹法師 後拾遺集333 小倉百人一首70

草もみぢ 岬のひぐま いかにかと ゆくらむ君が 知床の旅 (偐家持)
 
 (20210915ヒグマ)

オホーツクの 秋はサンゴの 草もみぢ 萩も尾花も さらに用なし (北家持)

(本歌)人皆は 萩を秋と云ふ ()しわれは 尾花が(うれ)を 秋とは云はむ
                                (万葉集巻10-2110

 
 (20210915能取岬・サンゴ草)

春さらば 花めで酒()み また語らむ 言ひし悲しき 遺影の友よ (偐岬麻呂)
との曇る 旭平あさひだひらの 秋の葉に 心ぞ痛き 面影立てば (偐岬麻呂) 
 
 (20210928旭岳と鏡池)

()(もと)の 秋はここより 旭岳(あさひだけ) 今年ももみぢ 妹と恋ひ()し (偐岬麻呂)

​ 
 (20210928旭岳・旭平)

禄剛(ろっかう)の 崎にて返し 金沢に 帰りきたれば 月()りにける (偐家持)

(本歌)珠洲(すず)の海に 朝開(あさびら)きして 漕ぎ()れば 長浜の浦に 月()りにけり
                           (大伴家持 万葉集巻17-4029

 
 (20211008禄剛埼灯台)

それ木々の 水面(みなも)に映す 影清み 神の子池と 名づけけらしも (偐老麻呂)

水底​(​みなそこ​)​に (しづ)​倒​(たふ)​れ​木​()​​ ゆるがざる (いは)のごとにも (かむ)さびにけり (偐家持)
 
 (20211022神の子池)
※岬麻呂関連の歌掲載の偐万葉・どち篇は(その1、3、4、5、6、7)。歌数は、今回の21首を加えて、全122首になります。

2.久麻呂に贈りて詠める歌1首

さを鹿の 鳴くなる今夕(こよひ) 逢はぬとも
       明けての五月(さつき)
 逢はざらめやも (ヤカモチ)

(本歌)さを鹿の 鳴くなる山を 越え行かむ 日だにや君が はた逢はざらむ
                            (笠金村歌集 万葉集巻6-953
 
 (牡鹿 撮影者:久麻呂氏)
​​※久麻呂関連の歌掲載の偐万葉どち篇過去記事は(その3,4)、歌数は4首で、今回の1首を加えて合計5首。

(注)久麻呂氏はヤカモチの大学同期の友人。夕々の会のメンバー。

​3.倉麻呂の逝去を傷みて詠める歌2首​

君逝きて いづちにありや 秋の日の 雨間の空に なびく横雲 (偐家持)

今は君 いづちにありや 秋雨に 山は煙りて 泣けと言ふらし (偐家持)

(本歌)この水は いづれに行くや 夏の日の 山は繁れり しづもりかへる (中原中也)

(なびく横雲)

​​(注)倉麻呂氏はヤカモチの会社時代の後輩。

4.国麻呂の兄上の逝去を傷み、国麻呂に代りて詠める歌3首​

くやしかも 秋明菊(しうめいぎく)の 咲く(あさ)に 我が(あに)さまは みまかりましぬ

いつの日か ()べき別れと 知りぬれど 今日(けふ)のこととは 思はざりける

あれやこれ 思ひ尽きせじ 今更に 君が最後の ()まひに泣かゆ
 

 (20211006シュウメイギク オガクニマン氏のブログから転載)
※国麻呂関連の歌掲載の偐万葉過去記事は下記の通りで、歌数は66首、今回の3首を加えて合計69首。
 オガクニ篇(その1、2) 30首
 どち篇(その1,2,4,5,6,7) 36首
​(注)国麻呂は友人・オガクニマン氏の偐万葉上の呼称。
   同氏のブログは​コチラ​。
   偐万葉・オガクニ篇は​コチラ​。

<参考>偐万葉・どち篇の過去記事は​コチラ​。
​<追記注:2021.10.26.>
久麻呂氏の項の※に記載の歌数に誤記がありましたのでこれを訂正しました。
倉麻呂氏の項に写真追加掲載。​






最終更新日  2021.10.26 16:30:02
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2021.07.16
カテゴリ:偐万葉
​​​​偐万葉・龍の森篇(その2)
 久々の偐万葉シリーズ記事(シリーズ第323弾)です。
​ 龍の森篇は昨年12月1日以来の第2集となります。
 龍の森氏は、昨年(2020年)4月22日に当ブログ記事に初訪問、初コメントを頂戴したことからブログ上のお付き合いが始まった、最も新しいブロ友さんで、横浜市にご在住であります。
 偐万葉では龍森麻呂(たつのもりまろ)と呼ばせていただいて居ります。

 偐家持が龍森麻呂に贈りて詠める歌22首ほか
 並びに​龍森麻呂が詠める歌9首ほか​

​偐万葉​にせまにえふ ​師走朔日​しはすついたち​ 小春日に ​面見世​つらみせ​​なせり 龍の森麻呂 (偐家持)
 
 (20201201偐万葉・龍の森篇<その1>byヤカモチ)

​​
​  龍森麻呂が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句​
​偶々よ 祈る冬空 雪柳 (龍森麻呂)​​
     いましばらくは 咲いていよとか (花家持)​

 
 (20201209ユキヤナギ byヤカモチ)

見つつあれば (いを)となる我 青に()
       慶良間(けらま)
の海を 泳ぎてみたし (龍海人皇子(たつあまのみこ)

蝋燭と ツリー並べ どれ マリヤ様に
      お祈りを上げる こととしようか (偐ランボー)
<参考>
 聖母マリヤさまのこと以外、
 当分、僕はなにも考えまい。
 では一つ、マリヤさまに、
 お祈りをあげることとしようか。
 (ランボー「いちばん高い塔の歌」<金子光晴訳>より)

ふたととせ しるし()めたる 四字熟語
         くばりて皆の 力ともなれ (四字熟考)
(注)初案「力となれよ」を「力ともなれ」に修正。

​  龍森麻呂が返せる歌1
​​紙一枚 いきさつ自慢 抑へつつ 合はせ(ひね)りて 逆さ読みまで (龍森麻呂)
 
 (20210102 四字熟語)
​  龍森麻呂が贈り来れる歌1並びに偐家持が追和せる歌1
万葉の シリーズ開運(くわいうん) 招福(せうふく)の 永久(とは)抱擁(はうやう) 数多(あまた)なる(かな) (龍森麻呂)
吾が事に もとより非ず 偐万葉 開運招福 あなた任せに (偐家持)
(注)初案「あなたに任せ」を「あなた任せに」に修正。

​  龍森麻呂が贈り来れる句・歌並びに偐家持が追和せる句・歌
​牛の背に ぎゅ~と詰めたる 米俵 (龍森麻呂)​
    くろうしやまとは 宅配もどき (偐家持)

​​連ねたる 門松羽子板 松竹梅 あれよありゃさの 七草粥よ (龍森麻呂)
めでたきも 今日が内なり 松の内 七草粥の 吾が事始 (七日家持)

正月も もう過ぎたれり 思ひ出か (龍森麻呂)​
     門松かたづけ 粥くらふ朝 (偐家持)

長口舌(ながくぜつ)​​ 口調よければ すべてよし
      何ぞや気にせむ 君よ語れと
 偐家族(にせいへのやから)​​
​)​

わらはめの くれたるてがみ いとうれし
        いといとわれを いとしといへる (もりまろ)
 
 
(20210112初ラブレター)

わが庭に かよふ目白の 姿見つ
       
昨日(きのふ)今日明日(けふあす) まさきくもあれ (目白家持)
枯れ枝に キーウイさせば わが庭も 今日(けふ)より目白 御殿となりぬ (雀亭主)
 
 (20210209メジロとキーウイ)
わが庭の つらつら椿 つらつらに
       見つつやわれも 春祭りせな (
花下猫足(はなしたのねこたり)
(本歌)巨勢山(こせやま)の つらつら椿 つらつらに 見つつ(しの)はな 巨勢の春野を
                            (坂門人足(さかとのひとたり)
 万葉集巻1-54
 
 (20210225スプリング・フェスティバル) 

わが庭に 咲きたるすみれ 風さやに
       空晴れわたり 春たけゆける (森部龍人)
(本歌)春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜(ひとよ)寝にける
                               (山部赤人 万葉集巻8-1424

わが庭に 見むと植ゑたる つぼすみれ
        この春雨に 咲き()
めにけり (森田女王)
(本歌)山吹の 咲きたる野辺の つぼすみれ この春雨に 盛りなりけり
                           (高田女王 万葉集巻8-1444
 
 (20210322雨上がりのスミレ)

​  龍森麻呂が贈り来れる歌1並びに偐家持が追和せる歌2
大和三山 竹と桜に 萌葱色 かしこみかしこみ みな夢模様 (龍森麻呂)
​​御井の歌 つまみて詠めば 耳成と
       香具と畝傍の 歌にしなれる (御井家持)
耳成は 神さび立ちて 香具畝傍 しみさび立てり 山さびいます (御井家持)

​  龍森麻呂が贈り来れる歌1並びに偐家持が追和せる歌1
​はなを愛で 続くはなはな 華々し シャッター音に 我そら彼方 (龍森麻呂)​
藤浪の 花の盛りに 奈良こそは
     来ませわが背子 コロナの後に (春日郎女)
(本歌)藤浪の 花は盛りに なりにけり 奈良の都を 思ほすや君
                        (大伴四綱 万葉集巻3-330

​  龍森麻呂が贈り来れる歌2並びに偐家持が追和せる歌3
​瓢箪の 苗二本植ゑし 翌朝に 双葉なくあり 夜盗虫なり (龍森麻呂)​
双葉切る 夜盗虫らの ごとわれら 言の葉切らじ 歌などなさむ (虫家持)

​ぶらりぶらり 暮らすようでも 瓢箪は
         腹のあたりに 締めくくりあり (龍森麻呂)​
へうたんは くびれなきをば みくびれど
        なんのへちまと ぶらりは同じ (糸瓜家持)
コロナ禍を 何のへちまと 思へども
       マスクをせねば 歩かれもせず (コロナ亭わくちん)
(本歌)世の中は 何のへちまと 思へども
            ぶらりとしては 暮らされもせず (栗柯亭木端)

​  龍森麻呂が贈り来れる歌2
河うねり 桜の園に 人集ひ 語りし姫を いつか訪ねむ
山ガレの 白きやは肌 触れもみで 君死にたまふ ことのなかれと

  偐家持が追ひて和せる歌2
君来むと 待ちし佐保姫 今はもや 渡島あたりに ありと聞くらむ
道を説く われにしなくば やは肌に 触れずは遂に ありかつましじ
(本歌)やは肌の あつき血汐に ふれもみで
            さびしからずや 道を説く君 (与謝野晶子)

  ​龍森麻呂が贈り来れる575に偐家持が追和せる77
母悲鳴 僕の引き出し 蜥蜴の巣 (龍森麻呂)​
   懲りずに虫を 愛でしその頃 (偐家持)
  ​龍森麻呂が贈り来れる77に偐家持が追和せる575
​​枝打ちを 終へて何やら 痛痒き  (偐家持)
​​     毛虫かダニか 首に赤あざ (龍森麻呂)​​

地平はるか 空高々に 北海道 めぐりし夏の 若き日思ほゆ (偐家持)

(注)掲載の写真は「byヤカモチ」とあるものを除き、龍の森氏のブログからの転載です。
<参考>過去の偐万葉・龍の森篇は​コチラ​。
    龍の森氏のブログは​
コチラ​。​​​​​​​​​​​​







最終更新日  2021.07.17 22:21:34
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2021.05.19
カテゴリ:偐万葉
​​​​​​​​​​​​​​偐万葉・雑詠篇(その7)
 ブロ友との交流の中で生まれた短歌をまとめたものが偐万葉です。
 交流の頻繁なお方については、個人別に〇〇篇として編集していますが、単発的なブログ訪問であったり、ブログ更新を中断または休止されたなどその他諸々の理由で交流が長期にわたって途絶えているお方などについては、これをひとまとめにして「雑詠篇」という形で編集することとしています。
 こういうお方に関連する歌の数はその気になって数えてみなければわからないのでありますが、今回、その気になって数えてみたところ、掲載基準としている20首という歌数を超えていることがわかりました。
<参考>過去の偐万葉・雑詠篇は​コチラ​。
 ということで、偐万葉・雑詠篇としてこれをまとめることといたしました。
​1.あすかのそら氏関係(9首1句)​
※あすかのそら氏は2020年3月23日以降の記事更新がなく、ブログコメント欄も閉鎖されて居られます。

ペリカンの (いへ)()()なす 山鳩は
       われペリカンと 言ふにしあるか (鳩山鳩夫)
とねりこの 木も巣となすや 鳩の家 (鳩蕉「店の前の道」)
(元句)草の戸も 住替る代ぞ ひなの家 (芭蕉「おくのほそ道」)
甲斐駒の 道の長手に たぢろぎて
       甲斐なく返す ソロのをしけれ (時間も内侍)
(本歌)春の夜の 夢ばかりなる 手枕に
            かひなくたたむ 名こそをしけれ
        (周防内侍 千載集961 小倉百人一首67

(20181025甲斐駒ヶ岳)
近江なる 不知哉(いさや)の川の 彼岸花
       咲ける盛りに 来ませ我妹子(わぎもこ) (壱師家持)
(注)不知哉川=犬上川のこと。芹川などとする説もあり。「いさや」は、「さあ、どうでしょう。よくは存じません。」というような意味。
花茄子の 実のなる頃は プチトマト
       既に路地もの 消えてやあらむ (プチ家持)
小万知から ひろみを経てや 若草に
         (きた)り絵となる 愛の駅伝 (比古家持)
里にあれど 我は山鳩 あばら家も
        住めば都の 宮にもしかず (種田山鳩家)
石上(いそのかみ) 布留(ふる)川音(かはと)の さやけきは
       妹に年明け 言祝(ことほ)
ぐならし (石上家持)
(本歌)石上(いそのかみ) 布留(ふる)の高橋 高々に
           妹が待つらむ 夜そふけにける (万葉集巻12-2997
     
石上 布留の神杉 神さびし 恋をもわれは 更にするかも (万葉集巻11-2417

(20190112石上神宮)
ヤブツバキ 落つるを見てや ヤメツバキ
            勝手名思ふ 妹しぞ楽し (卜伴家持)
それ我は 欧州椿と 薔薇呼ばむ 日本の薔薇と 西で呼ぶなら (椿姫)

​​​​<参考>偐万葉・あすかのそら篇はコチラ
    あすかのそら氏のブログは​コチラ​。​

​​2.とろさば氏関係(1首)​​
※とろさば氏は2018年12月1日に楽天ブログを開設し初投稿されましたが、どういう経緯で小生がそれを知ったのかは今となっては不明でありますが、たまたまそれが目にとまり、同日、同氏へのエールのつもりでコメントをさせていただきましたが、その後の更新がないまま今日に至っています。
楽天に ブログせむとや わが背子は
      しはすついたち 船出せすかも (偐家持)
(本歌)熟田津(にきたづ)に 船乗りせむと 月待てば
            潮もかなひぬ 今はこぎ出でな (額田王 万葉集巻1-8


3.享仙氏関係(1句)
※享仙氏はアメーバブログで写真にご自作の俳句をつけるという記事を書いて居られて、ヤカモチの写真に句をつけてをご自身の記事に転載したいとして、​
2020年9月28日にその許諾を求めて来られました。勿論、ヤカモチは快諾したのでありますが、その俳句に脇句をつけるということをしましたので、この偐万葉にもこれを収録することにしました。
​  享仙氏が作れる句に偐家持が付けたる脇句
吹く風に 葦の穂絮の 靡きかな (享仙)
いづちや我も 雲の行くまま (偐家持)
(注)初案「いづちや雲の流れ行くまま」偐万葉掲載に当り修正した。

(享仙氏の句)
​​<参考>享仙氏のブログは​コチラ​。
    ​吹く風に​ 2020.10.20.

4.背番号のないエース氏関係(1首)
※2020年3月4日に「岬麻呂旅便り213(2017.12.26.)」の記事に初コメントを頂戴し、その返礼コメントを同氏ブログに投稿させていただきました。
よき人の よしとよく見て よき絆 よしとよく()る よき人よく()る (偐家持)
(本歌)よき人の よしとよく見て よしと言ひし 芳野よく見よ よき人よく見つ
                               (天武天皇 万葉集巻1-27
​<参考>背番号のないエース氏のブログは​コチラ​。

5.ローリングウェスト氏関係(1首・返歌1首)
※2015年7月19日に初コメントを頂戴し、交流が始まりましたが、最近は途絶えています。
  呂麻呂が贈り来れる歌1
懐かしや ミナミ徘徊 法善寺 水掛不動に 願掛けし日々 (呂麻呂)
  偐家持が返せる歌1首
これやこれ をなごならずも 願掛けは 呂麻呂もすなる 水掛不動 (願家持)

​<参考>ローリングウェスト氏のブログは​コチラ​。
    偐万葉・ローリングウェスト篇は​コチラ​。

6.幸達氏関係(9首)
※2013年5月4日に当方より同氏ブログを初訪問、交流が始まりましたが、最近は途絶えています。​​​
たまさかに 棚からぼた餅 ありはすれ
        七夕ぼた餅 似て非なるかな (筍ご破算)

(20140528筍の挫折)
よき人が よしとよくみて よしと言へば
       よしと小僧も よき目となりぬ (幸達天皇)
(本歌)よき人の よしのよく見て よしと言ひし
            芳野よく見よ よき人よく見つ
               (天武天皇 万葉集巻1-27

(20140709怪獣小僧展)
恋の花 咲くを待たぬが 渡世の身 秘めて捨てたる 恋の数々 (女紋次郎)
三度笠 合羽長どす 伊達ならぬ 女渡世の 竹にござんす (女竹次郎)

(20140716花恋渡世女)
我妹子が つくつくつくし つみつみて
       くつくつ煮たる つくだ煮ぞこれ (つくつく法師)

(20170320つくしの佃煮)
わがつくる つくつくつくし 竹つくし
        添へて咲かさな たんぽぽの花 (つくつく家持)

(20170320土筆と蒲公英)
自転車も 我は銀輪 君なせば 竹輪(ちくりん)なるか げにもこそあれ (銀輪家持)

(20181130三輪車)
節々に 節あるものは 多けれど わが見る節は この竹の節 (竹爺)
(本歌)月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月 (作者不詳)

(20190103亥)
​​​かにかくも コロナコロナの 世の中は
        牛歩牛車で 行くのほかなき (竹取翁)
​(20210101謹賀新年)
<参考>​幸達氏のブログは​コチラ​。
    過去の偐万葉・幸達編は​コチラ​。​

​​​​​​​​​​​​​​​​ 最後に参考までに「偐万葉・〇〇篇」を掲載開始時期の早い順に列記すると、次の通りです。
​ 
1.〇松風篇2009.3.27.)
 2.〇ビターC篇​(2009.3.30.)
 3.〇カマトポチ篇(2009.3.31.)
 
.〇大和はまほろば篇(2009.4.7.)
 5.●真澄篇(2009.4.8.)
 6.〇nanasugu篇(2009.4.19.)
 7.〇るるら篇(2009.4.24.)
 8.△若草篇(2009.4.26.)
 9.〇カコちゃん08篇(2009.4.28.)
10.△どち篇(2009.5.7.)
11. ひろろ篇(2009.7.30.)
12.〇木の花桜篇(2009.12.10.)
13.△雑詠篇(2010.3.4.)
14.〇くまんパパ篇(2010.6.19.)
15.〇童子森の母篇(2010.7.16.)
16. ビッグジョン篇(2010.8.12.)
17.●半兵衛篇(2010.9.15.)
18.〇マダムゴージャス篇(2011.2.7.)
19. 英坊篇(2011.8.9.)
20. アメキヨ篇(2011.10.1.)
21. オガクニ篇(2012.1.8.)
22.〇ふぁみキャンパー篇(2012.6.21.)
23.■ウーテイス篇(2013.11.9.)
24. ふらの篇(2014.1.6.)
25. ふろう閑人篇(2014.2.23.)
26. LAVIEN篇(2014.3.23.)
27. 幸達篇(2014.5.24.)
28. ひろみ篇(2014.8.8.)
29.〇あすかのそら篇(2014.8.26.)
30. ローリングストーン篇(2015.9.8.)
31. もも篇(2017.4.7.)
32. 龍の森篇(2020.12.1.)
​​​※〇ブログ休止中
 ●ブログ削除
 ■本人希望により休止
 △グループ






最終更新日  2021.05.19 09:54:56
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2021.05.13
カテゴリ:偐万葉
​​偐万葉・どち篇(その7)
 今年3回目の偐万葉記事です。
 最近は、歌を作ることも少なくなっているので、偐万葉シリーズに記事アップすることも間遠になっていますが、気が付けば、友人関連のものが、いつの間にか24首を数えるに至っていますので、記事にまとめることといたしました。
 シリーズ第321弾であります。
 その半数近くが岬麻呂の旅に寄せて詠んだ歌ということになり、岬麻呂旅便りと重複することになります。

​1.岬麻呂に贈りて詠める歌14首​
ときどきに わが詠むうたを よしとなす
        ひとの一人も あるはうれしき (偐家持)
 (注)第5句は初案「あるぞうれしき」を「あるはうれしき」に修正した。

世はなべて コロナ(つつ)みに こもるれば
         旅を常とす 君もしかにか (雨障家持)
 (本歌)雨障(あまつつみ) 常する君は ひさかたの 昨夜(きそのよ)の雨に 懲りにけむかも
                            (大伴女郎 万葉集巻4-519
岬麻呂は 旅をなすべし わがブログ
       とひ来る人も 今かと待つがね (偐家待)
 (本歌)ますらをは 名をし立つべし 後の世に 聞き継ぐ人も 語り継ぐがね
                             (大伴家持 万葉集巻19-4165
佐保姫は 気ままなるかな 足はやみ
       岬の麻呂も あと追ひかねつ (佐保彦)

 以下10首は岬麻呂の旅に寄せて詠める歌なり。

来ぬ客を 来むとし待つは 烏滸(をこ)なりと
          川平(かびら)
の船の 白きため息 (在原川平(ありはらのかはひら)
 
 (20210224川平湾)
イダの浜 おのれ寄す波 吹く風の 音ばかりなり 小雨そほ降り (イダ麻呂) (本歌)弥彦(いやひこ) おのれ(かむ)さび 青雲(あをくも)
          たなびく日すら 小雨(こさめ)そほ降る (万葉集巻16-3883
 
 (20210224イダの浜)

紋別の 沖につれなき 流氷を 迎へ来にけり 能取の崎に (能取麻呂)
 
(20210307能取岬の台地上から見た流氷)
網走の 空染めゆける 夕照を 映し宇登呂の 流氷きしむ (宇登呂麻呂)
 ​
 (20210307夕日と流氷)

倉津川 妹とし行けば 夜桜は みなもにうつし 今盛りなり (夜桜家持)
 
 (20210421天童温泉・倉津川の枝垂れ桜)

立山に 降り置く雪を 下に見つ 桜の旅を 君行くらむか (偐家持)
 (本歌)​立山​(たちやま)​に 降り置ける雪を 常夏(とこなつ)​​に 見れども飽かず (かむ)​​からならし
                            (大伴家持 万葉集巻17-4001
)​
立山に 置き忘れたる 登山杖 いかにかその後 なりたるならし (偐家持)
 
 (20210506黒部立山アルペンルート・立山道路)

角館(かくのだて) 葉桜なれば 七兵衛の 地酒楽しむ ほかなくあらむ (大伴岬人)
 ​(本歌)(しるし)なき ものを(おも)はずは 一坏(ひとつき)の 濁れる酒を 飲むべくあるらし
                            (大伴旅人 万葉集巻3-338

 
 (10210506角館・枝垂れ桜夜景)

今日(けふ)もかも 花散る里や 富士見湖の 妹とまた()し (つる)(まひ)(はし) (偐岬人)
 
 (20210506津軽富士見湖・鶴の舞橋)

桜花 散り敷くホーム 我妹(わぎもこ)と たぐひてあらな 芦野の春は (偐岬人)
​ 
 (20210506芦野公園駅)
※岬麻呂関連の歌掲載の偐万葉・どち篇は(その1、3、4、5、6)とほぼ毎回登場にて、今回の14首を加えて、全101首になります。

​​2.夕々の会に寄せて詠める歌3首
はつ夏の さやけきよひに 思ふどち い群れて居れば うれしくもあるか
 (本歌)あらたしき 年のはじめに 思ふどち い群れてをれば 嬉しくもあるか

                          (道祖王(ふなどのおほきみ) 万葉集巻19-4284

百合の花 咲ける(よひ)にも もみぢ葉の 匂へる(よひ)も 継ぎてぞ逢はな

​​もみつ葉は まちかね山か あぢさゐの 咲ける盛りに われらは逢はむ​​

(注)上の歌3首は​2013531日の「夕々の会」​(大学の同期有志の会)に関連するブログ記事に添えた歌であるが、偐万葉・どち篇に未収録であることに気がついたので、遅ればせながら収録することとしたもの。因みに、この日に同期会の名を「夕々の会」と命名することが決まったのでありました。
 
 (20130531夕々の会)

​3.オガクニマンに贈りて詠める歌2首併せ俳句​
あらたしき 年の初めに どちよりの コメントありて うれしかりける (偐家持)
 (本歌)新しき 年の始に 思ふどち い群れてをれば 嬉しくもあるか

                           (道祖王 万葉集巻19-4284

うたた寝も コロナ対策 おらが春 (専門家会議)
 (元句)目出度さも ちゅう位なり おらが春 (小林一茶)
 (注)ちゅう位=信濃方言で、中途半端、どっちつかず、曖昧な、などの意。

​​コロナ禍の ()​くや絶えそね ながらへば
         しのぶる民の よわりもぞする (打手内親王(うつてないしんのう)

 (本歌)玉の緒よ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする
                     (式子内親王(しょくしないしんのう) 新古今集1034、小倉百人一首89
(注)オガクニマン氏はヤカモチの若い頃からの友人。
   同氏のブログは​コチラ
   偐万葉・オガクニ篇は​コチラ​。
※オガクニマン関連の歌掲載の偐万葉過去記事は下記の通りで、歌数は64首、今回の2首で合計66首となります。
 オガクニ篇(その1、2) 30首
 どち篇(その1、2,4,5,6) 34首
​​

​​4.もりた麻呂に贈りて詠める歌2首
影清み 花うるはしみ カメラ向け 継ぎてぞなさむ ブログの記事に
コロナ禍の あらぬさまなる 年明けは 露店ひとつも なき初詣

 
 (20210104あびこ観音)

(注)もりた麻呂氏は友人のひろみちゃん8021氏のブロ友で、彼女からのご紹介で面識を得た御仁。友人・偐山頭火氏のブロ友でもある。
   同氏のブログはコチラ
※もりた麻呂関連の歌掲載の偐万葉・どち篇過去記事は(その4,5,6)で、今回の2首を加えて全6首となります。​​​​​​​​​

​​​​
5.山麻呂の告別式に寄せて詠める歌3首​

​​
かからむと かねてそ知らば いまいちど 君としあひて かたりしものを
​​梅の花 今を盛りと 咲きぬれど 悲しけさびし 君しあらねば
讃美歌の また会ふ日まで 歌ひつつ のみし泣かゆ 遺影の君に

(注)山麻呂君はヤカモチの会社時代の後輩。
   あらためて同君のご冥福を祈る。

​​
<参考>偐万葉・どち篇の過去記事は​コチラ​。
​​<追記:2021.5.14.>
行間に不揃いがあったので、その修正を行いました。​
​​​​​​​​​​
​​​​






最終更新日  2021.05.14 11:15:35
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2021.02.28
カテゴリ:偐万葉
​​ 今年2回目の偐万葉シリーズ記事です。
 偐万葉シリーズ記事としては第320弾となりますが、LAVIEN篇は2017年5月12日以来と久々のアップであります。
 lavien10氏とは2013年12月以来、7年2ヶ月のお付き合い。
 2013年11月頃に同氏が当ブログをお気に入りにご登録下さり、同年12月6日に同氏ブログにヤカモチ初訪問・コメントという形でブログ上の交流が始まりました。
 偐万葉での同氏呼称は当初「ラビ麻呂」としていましたが、ご当人が「羅美麻呂」とこれを表記されましたので、いつの頃よりか「羅美麻呂」とお呼びさせていただいています。
  偐家持が羅美麻呂に贈りて詠める歌20首ほか
野に咲くも 庭にし咲くも 撫子は なべてぞはしき 花にしあれり

美しく 咲くも花なり 散るも花 いかでか花に 罪あるべきや

世の色も 移りにけりな ホットチョコ
       飲みつつわれや 窓の雪見む (チョコ家持)

(本歌)花の色は うつりにけりな いたづらに
            わが身世にふる ながめせしまに
        (小野小町 古今集113 小倉百人一首9
(20171118ホットチョコ)

あらたまの 年の緒ながく いや(さか)に 千代に八千代に いませわが背子
(20180101富士山)

みやびたる 花とや梅の 夢語(いめがた)り ()ひ泣き旅人(たびと)に 一献参らむ

(本歌)梅の花 (いめ)に語らく 風流(みやび)たる 花と(あれ)()ふ 酒に浮かべこそ
                         (大伴旅人 万葉集巻5-852

わがもとに 来たり憩へと 言の葉に 出さねど花は 我に笑むらし (花家持)
(20180210梅の花)

(ちり)​泥​(ひぢ)の 身ゆゑ銀輪 駆けたるも 願掛けはせじ 神仏めぐり (塵家持)

​金烏​(きんう)飛び 玉兎(ぎょくと)は跳ねて 今更に
       牛歩のわれは いかにとやせむ (牛家持)
(注)金烏=太陽、日
   玉兎=月
(20181116金烏玉兎)

失はれし ものの何とも 覚えねど 何か足りぬと 豊かとふ世の (健忘家持)

得るものに 依りて失ふ ものあるを 忘れて今日も 進歩が通る (神話家持)

(20190110何かがあった時代から何かが足りない時代へ)

気のほどは ありし昔に 変らねど
        盛りなる身の ほどぞ恋ひしき (小野家持)

(本歌)雲の上は ありし昔に 変らねど 見し玉簾(たまだれ)の うちぞゆかしき (小野小町)
(20190928吾妻橋)

さいはひは 手に取り持てば 薄雪の ごとにとけゆき はかなくぞなる
(注)偐万葉掲載にあたり、第5句、初案「はかなくなれり」を「はかなくぞなる」に修正。

すでにあるを それと知らぬが さいはひか うしなひてのち それとひと知る
(注)偐万葉掲載にあたり、初句、初案「すでにあり」を「すでにあるを」に修正。

庭の梅 咲きてあれるを 遠山に 咲くとふ梅を 思ひつつぞ居り

梅の花 咲ける盛りを めでもせず 散るをし惜しと 言ふはをこなり
(注)をこ=烏滸
(20200114 easy come easy go)

リンク不備 千住の橋の わが記事に
        ありとや見せつ 君が橋めぐり (千住家持)

(20200123隅田川橋めぐり)

銀輪は 道たづたづし MB(エムビー)は 置きてわが背子 (かち)​​にて()かせ​ (ラビ妻)
(注)MB=マウンテンバイク
(本歌)夕やみは みちたづたづし 月待ちて ()かせ吾背子 その間にも見む
                               (大宅女(おほやかめ) 万葉集巻4-709

隙を見て 家内(かない)()るを はかるとも よに横着の 蝉は許さじ (ラビ丸)
(本歌)夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ
                  (清少納言 後拾遺集940 小倉百人一首62

これやこの あらぬさまなる 年明けは
        遠きに富士を 見つつ過ぐさな (偐ラヴィ麻呂)

(注)初案「見つつ過ごさな」を「見つつ過ぐさな」に修正。
(20210101富士山遠望)

​  羅美麻呂が追和せる句
春の(そら) 白くも友に とはの富士 (羅美麻呂)​​

言の葉は 散りぬるものを 人たるは
       これによるほか すべなかりける (偐言持)

(20210226言霊)
​ なお、参考までに付言しますと、今回の記事で、偐万葉LAVIEN篇に掲載のヤカモチ歌も107首となり、遅ればせながら、100首の大台を超えることと相成りました。

<脚注>掲載の写真は全てlavien10氏のブログからの転載です。
<参考1>過去の偐万葉・LAVIEN篇は​コチラ
​からどうぞ。
            lavien10氏のブログはコチラからどうぞ。
<参考2>各人別ヤカモチ歌ランキング​​​​​​(2021年2月28日現在)
​1.735首 ビッグジョン7777氏​(ビグジョン篇)
2.584首 英坊3氏(英坊篇)
3.435首 松風氏(松風篇)
4.380首 大和はまほろば氏(大和はまほろば篇)
5.341首 ひろろdec氏(ひろろ篇)
6.340首 木の花桜氏(木の花桜篇)
7.286首 ひろみちゃん8021氏(ひろみ篇)
8.272首 真澄氏(真澄篇)
9.262首 ふぁみり~キャンパー氏(ふぁみキャンパー篇)
10. 247首 小万知氏(若草篇)
11. 237首 ふろう閑人氏(閑人篇)
12. 180首 偐山頭火氏(若草篇)
13. 153首 furano-craft氏(ふらの篇)
14. 149首 もも☆どんぶらこ氏(もも篇)
15. 145首 るるら氏(るるら篇)
16. 135首 童子森の母氏(童子森の母篇)
17. 130首 カコちゃん08氏(カコちゃん08篇)
18. 115首 カマトポチ氏(カマトポチ篇)
19. 107首 lavien10氏(LAVIEN篇)






最終更新日  2021.02.28 16:45:23
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2021.01.23
カテゴリ:偐万葉
偐万葉・もも篇(その7)
 今年最初の偐万葉シリーズ記事は、もも篇(その7)であります。
 ももの郎女さんはヤカモチが馴染みにしている「ペリカンの家」という喫茶店の店主(彼女のブログ上の名前は☆もも☆どんぶらこ☆さん)であります。
 偐万葉シリーズ記事としては第319弾となります。
<参考>過去の偐万葉・もも篇は​コチラ​。
    ☆もも☆どんぶらこ☆さんのブログは​コチラ​。
    ペリカンの家関係記事は​コチラ​。

  偐家持がももの郎女に贈りて詠める歌21首

十万(とよろづ)を 越えてアクセス 嬉しみと 妹が示しし スマホの画面

ライターを 返し忘れて 今日もかも
        ペリカン通ひの ヤカモチわれは (持ち逃げ家持)

​あらたしき 年の始に 母がもと そろひ集へば うれしくもあるか​​

(本歌)新しき 年の始に 思ふどち
          い群れてをれば 嬉しくもあるか (道祖王 万葉集巻19-4284
 
 (20200102お雑煮)

コンドイの 浜は寄す波 吹く風も さやにさやさや 見れど飽かなく

エメラルドの 海に向かひて 立つ君の かたへに光る 星の砂かも
 
 
(20200106コンドイの浜)

山茶花と (きほ)ひ咲くなる 白梅の 今か待つらむ 春立つその日 (梅家持)
 
 
(20200129白梅)

(つが)の木の いやつぎつぎに ブログ書き 三年(みとせ)重ねし 今日のめでたき

秋篠の み寺の庭の 苔にふる 木漏れ日けふは 春うたふらし
 
 (秋篠寺境内の苔 2020.3.15.偐家持撮影)

ルピナスと 羽衣ジャスミン 迎へてか
        われ見よと咲く ツルニチニチソウ (花家持)

  
 (20200317ハゴロモジャスミンとルピナス)
 
 (20200318ツルニチニチソウ)

野に出でよ みみなぐさなど 名の知れる
         花はこれぞと 背子にし示し (自粛家持)

(注)第5句は初案「背子に示しつ」を「背子にし示し」に修正。

いらつめに われ物申す むすびにも
        よしといふものぞ おこげとり握れ (大伴焦餅)

(本歌)石麻呂(いはまろ)に (われ)物申す 夏痩(なつやせ)に 良しといふ物ぞ (むなぎ)()()
                        (大伴家持 万葉集巻16-3853

 
 (20200711おこげ)

道の辺に 身じろぎもせず ひたすらに
       見つつもあるは 恋といふべしや (偐家持)

(本歌)道の辺の 草深百合(くさふかゆり)の 花(ゑみ)
            ()まししからに 妻といふべしや (万葉集巻7-1257

  追ひて和せる歌1

花園の 道行くわれに いちしろく
      にゃんなど鳴きて 人に知らゆな (坂猫郎女)

(本歌)青山を 横切る雲の いちしろく
          (われ)()まして 人に知らゆな
          (大伴坂上郎女 万葉集巻4-688

よき人の よく見つ吉野 よしと見て よしと言ふなる ももの郎女 (偐家持)

(本歌)よき人の よしとよく見て よしと言ひし
           吉野よく見よ よき人よく見つ(天武天皇 万葉集巻1-27
 
 (20201014吉野・蔵王堂)

あり(がよ)ひ ()しし活道(いくぢ)の 岡に立ち なげきし君の (いにしへ)思ほゆ (偐家持)

(本歌)()しきかも 皇子(みこ)(みこと)の あり(がよ)
            ()しし活道(いくぢ)の (みち)は荒れにけり
               (大伴家持 万葉集巻3-479

アクセスは 金烏玉兎(きんうぎょくと)の 行くままに
        おのづからなり 増え行くものそ (偐家持)

(注)金烏玉兎=太陽には金の烏が住むということで金烏は太陽即ち「日」のこと。月には玉壁の兎が住むということで玉兎は月のこと。よって金烏玉兎は月日のこと。

あらぬさまに あけぬる年も 青空に
         日の射す見れば よしとぞ生きむ (新生家持)

黒牛の (きん)の俵の 米積みて 玉敷く道を 行くは()(いへ) (丑家持)

(本歌)黒牛潟(くろうしがた) 潮干(しほひ)の浦を (くれなゐ)の 玉裳裾引き 行くは()が妻 (万葉集巻9-1672

ここだくも 雪は流れ() わが園に 真白き梅の 花の散るかも (大伴雪人)

(本歌)わが園に 梅の花散る ひさかたの
            天より雪の 流れ来るかも (大伴旅人 万葉集巻5-822

 

蒲公英(たんぽぽ)の 咲きたる庭の木 宿とすは
       よけれ雉鳩(きじばと)
 (くそ)遠くまれ (ペリカンの刀自)

(本歌)(からたち)の 棘原(うばら)刈り()け 倉立てむ
           (くそ)遠くまれ 櫛造る刀自(とじ)​​ (忌部首 万葉集巻16-3832
  
 (20210121タンポポ)

嵯峨野花譜 小万知家持 ペリカンへ
         つなぎて明日は 誰かよむらむ (偐室麟)

 
 (20210123嵯峨野花譜)

​つぎつぎと 本が咲く家 ペリカンへ
                いざ見に行かな 花譜の花見に (ペリカン)​​​
​(追記注:2021.1.25.)
​ももの郎女さんのブログに上記の追和の歌が記載されていることに気がつきましたので、これを追記しました。


​(注)​掲載の写真は、「偐家持撮影」とあるものを除き、ももの郎女さんのブログからの転載です。







最終更新日  2021.01.25 11:54:10
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2020.12.27
カテゴリ:偐万葉
​​​​​​​​​​​​偐万葉・どち篇(その6)
 今日は、偐万葉シリーズ第318弾、どち篇(その6)の記事とします。
 「どち」とは友人という意味の古語ですが、ここでは友人・知人などという場合の「知人」も含めた広い意味での友人という意味で「どち」を使用しています。但し、若草読書会メンバーの友人たちについては「若草篇」にまとめていますので、同メンバーを除く友人たちということになります。
 そのような「どち」に贈った歌などを集めたものが「どち篇」ということになりますが、気がつけばそれらの歌でブログ未掲載のものが23首になっていましたので、記事アップすることとしました。
1.只麻呂氏関係
(注)只麻呂氏は、ヤカモチの会社時代の先輩で、健人会でも交流のある御仁であります。
  偐家持が只麻呂氏に贈りて詠める歌1首
​​​​​コロナ禍の また寄す波を 憂ひつつ
        心は​
へど ただに逢はぬかも (偐家持)​​​​

(本歌)み熊野の 浦の浜木綿(はまゆふ) 百重(ももへ)なす
            心は()へど (ただ)に逢はぬかも
             (柿本人麻呂 万葉集巻4-496

(ハマユウ 2018.7.11.記事掲載写真)
​2.岬麻呂氏関係
(注)岬麻呂氏もヤカモチの会社時代の先輩であるが、当ブログでは岬麻呂旅便りでお馴染みの御仁。此処に掲載の歌は岬麻呂旅便りの記事に掲載済みの歌が再登場ということになります。岬麻呂旅便り記事は​コチラ​。

  偐家持が岬麻呂氏に贈りて詠める歌16首
​​
​日向灘の 磯もとどろに 寄す波の かしこき名なる 花を見しかも (岬郎子)​​
(本歌)伊勢の海の 磯もとどろに 寄す波の
             かしこき人に 恋ひわたるかも
                (笠女郎 万葉集巻4-600
(注)かしこき=畏き。畏れ多い。
​ ​
(20200609デンドロビュームミチコとレナンタンダアキヒト)

いくたびも まいる心は ジャカランダ
        晴れたる空に 花咲くも見む (偐岬麻呂)
(本歌)いくたびも 参る心は 初瀬寺 山もちかひも 深き谷川 (花山天皇) 
(20200609日南・南郷のジャカランダ)
岬麻呂 狸寝入りに 騙さるは いかな次第と 見にキタキツネ (北狸)

​​​​昔見し 神威の海を 今見れば いよよさやけく 澄みわたりける (岬旅人)​​​​

(本歌)昔見し (きさ)小河(をがは)を 今見れば
          いよよ(さや)けく なりにけるかも
           (大伴旅人 万葉集巻3-316


(20200805神威岬)
木綿花​ゆふはなに 寄せて返せる 波のを まとひて行かむ 渡口とぐち​の浜は (偐家持)​

(20200903渡口の浜)
​​夕されば 伊良部の空は 火と燃えて
       わが行く旅を 
()​​ぎてもあるか (偐家持)​​​​​

​(20200903伊良部島の夕焼け)​
​我妹子​(わぎもこ)​​と たぐひて()​​れば 大橋の 上にし月の 渡り行く見ゆ (偐家持)​

(20200903月明りの伊良部大橋)
​​​風さやに 青き海原(うなはら) ひとすじの 長橋(ながはし)わたり 鳥となるわれ (偐家持)​​​

(20200903池間大橋)
帰るさに 空より眺む この旅の 島()きくあれ 海もしかあれ (偐家持)
(注)偐万葉掲載にあたり、第4句、5句「島も海もみな ()きくぞあれと」を修正した。

(20200903東平安名崎)
​五百万​いほよろづ までは見がし 生きて見む 八百万やほよろづなど 先は知らずも (偐家持)​

​昨日今日​(きのふけふ) 明日(あす)もまたかく ありなむと 思へど花も 葉も散る定め (桜家持)​

妹とわれ 恋ひてまた来し 加計呂麻(かけろま)
         実久(さねく)
の海の かぎりなき青 (加計麻呂(かけまろ)


(20201205実久海岸遠景)
​​吾背子と たぐひて見れば 加計呂麻(かけろま)
         
実久(さねく)の青は いよよさやけし (加計麻呂夫人(かけまろぶにん)


(20201205ケラマブルー)
かたらへば 阿佐の人らの 楽しかり
        あれやこれやに さ夜更けにける (座間味麻呂)

小雨降る 座間味の阿真の 白砂を
       ふみて見に来し 慶良間の青を (座間味麻呂)


(20201205座間味・阿真ビーチ)
また来むと 言へば日は射し また来よと
        慶良間の青は われに笑みてし (偐岬麻呂)

3.利麻呂氏関係
(注)利麻呂氏はヤカモチの会社時代にひょんなことで知り合いとなり、今日まで交流が続いている友人。囲碁の会の準メンバーでもある。​​

​  ​偐家持が利麻呂に贈りて詠める歌1首

  利麻呂より吉野米送り来れるにお礼として詠める歌1

吉野米 よしと食して よしと言ひし 吉野よき米 よき人よく召す (偐家持)

(本歌)よき人の よしとよく見て よしと言ひし
            芳野よく見よ よき人よく見つ
             (天武天皇 万葉集巻127
4.冨麻呂氏関係
(注)冨麻呂氏は喫茶・ペリカンの家の常連客で、同店で面識を得た知人​。​

  ​​偐家持が冨麻呂に贈りて詠める歌1首

とほやまの みねのもみぢば たつきみに
         かけてぞさきく あれといのらむ (偐家持)

(遠山の 峰のもみぢ葉 立つ君に 掛けてぞ幸きく あれと祈らむ)

(注)冨麻呂氏が勤務せる会社が遠方に移転するに伴い、同氏の来店も今後なくなるであろうと、喫茶「ペリカンの家」の店主・ももの郎女氏がお別れの寄せ書きをしたためた色紙を冨麻呂氏に贈ることを計画。
 偶々その場に居合わせた偐家持も一筆求められたので、この歌をしたためる。
 急遽、歌を作り、スマホに下書きしたのであるが、それを色紙に転記する際に、第4句を「かけてぞわれは」と書いてしまったので、仕方なく第5句を「さきくといのらむ」とせざるを得なかったのは残念。本来は上記のように書くつもりであったので、偐万葉には当初に思いついた元歌の方を掲載する。
 なお、冨麻呂氏については下記記事参照。
 〇自転車を届けて墓参のお付き合い​ 2020.3.23.

​​5.オガクニマン氏関係
(注)国麻呂氏はヤカモチの若い頃からの友人にて、同氏はそのブログではオガクニマンと名乗って居られる。
   同氏のブログは​コチラ

  偐家持が国麻呂に贈りて詠める歌2首

コロナ後ハ イツノコロナレ イヤ待チテ
        アキズ励メヤ アキハ来ルトモ (ヤカモチ)

世にふれば 傷みもぞする あれやこれ
         何とは医師も 決めかぬるらむ (加齢家持)

​​6.もりた氏関係
(注)もりた麻呂氏は友人のひろみちゃん8021氏のブロ友で、彼女からのご紹介で面識を得た御仁。友人・偐山頭火氏のブロ友でもある。
   同氏のブログはコチラ

  偐家持がもりた麻呂に贈りて詠める歌1首

木犀の 香りはすれど 太鼓打つ 音はなかりき コロナの秋よ (自粛麻呂)
​​7.日野郎女氏関係
(注)日野郎女氏はヤカモチの会社時代の仕事仲間の一人。

  偐家持が日野郎女に贈りて詠める歌1首
吹く風も くだける波も かなしかり 遠き面影 神威の岬 (偐家持)
​​​​​​​​​<参考>過去の偐万葉・どち篇はコチラから。
​ 今年最後の​偐万葉シリーズ記事となりましたので、この年末現在の同記事掲載済み歌数を集計すると、ヤカモチ作歌6067首、ブロ友作歌620首、合計6687首となっています。






最終更新日  2020.12.27 14:23:58
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2020.12.22
カテゴリ:偐万葉
​​​​​​偐万葉・若草篇(その26)​
 前回に続いて偐万葉記事となります。
 若草篇は若草読書会のメンバー関連の偐万葉となります。
<参考>過去の偐万葉・若草篇はコチラ

  偐家持が小万知に贈りて詠める歌9首
    並びに​小万知が返せる歌1首​

さくら花 コロナの春も をちこちに 見よと変らず 咲きてそあれる (花家持)

はしどひは はしに追ひやれ 今はもや
        ふじの波立つ 青き空見よ (藤家持)

かく恋ふと 鳴ける鳥だに 閑古鳥
        苦っ苦うなどと 鳩真似なるか (閑古親爺)

若草の 園にまた咲く さゆり花 (ゆり)にも逢はむ 今ならずとも (偐家持)

  偐家持が小万知に贈りて詠める歌1

あらたしき 膝関節に とくなじめ それリハビリに やよはげめやも

  小万知が返せる歌1

​​​​あらたしき 膝関節に 水引きを 結び歩まむ 明日への道を​​

銀輪は やさしきものそ 環境への
      負荷はわが吐く 息のみなれば (銀輪家持)

風花の 流れきたるか 雪柳 ときじくに咲く 銀輪の道 (雪家持)

生駒山 見つつたどれる この道に 人知れずこそ 初雪柳 (柳家持)

(ユキヤナギ)
凍て蝶に あらぬ我はも 煤籠り 無理と算段 煤逃げの道 (煤逃家持)

  偐家持が偐山頭火に贈りて詠める歌6首ほか
    並びに​偐山頭火が詠める歌2首ほか​

​  偐山頭火氏が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句​

​​​旅人​(たびと)​​の 宴会要領 新年号 (偐山頭​火)​​​

みなひとよみて うたをよめとか (偐家持)

​  偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が返せる句

​​智麻呂が (ゑが)く野の花 不老不死 ​偐山頭火)​​​

​​​​安倍(ゑが)​​​ 桜のそのは 不埒不審 ​​​(偐家持)​​​​​​

​  偐山頭火が贈り来れる歌1並びに偐家持が追和せる歌1

桜散る 頃なコロナと 花筏 流れる先に 下水処理場 (偐山頭火)​​

桜散る 頃にもコロナ 収まらず 桜のことの 疑念も晴れなく (偐家持)

  ​偐山頭火が贈り来れる上3に偐家持が付けたる下2

​​​トレンクル ダウンヒルとは お気の毒 (偐山頭火)​​​

   苦労足リンクルと 人言ふなるか (大伴苦労主)​

(20200807トレンクル爆発)
​  偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が追和せる歌1

パソコンに 翫ばれて コロナ消時 (偐山頭火)​​

倒れたる ブログの写真 起こしつつ
       うたてき日々を 過ごしつるかな (偐家持)

​  偐山頭火が贈り来れる上3に偐家持が付けたる下22

​​家持が もだえる先の 厠遠し (偐山頭火)​​

もらせどそとに もらさぬもののふ (偐家持)

もらせどわれは そとにもらさじ (偐家持)

(注)2番目の脇句は偐万葉掲載用に付加したるもの。

二千歳(ふたちとせ)も 一日(ひとひ)も何や 違ひある
       五十歩百歩の ヤカモチわれは (千歳飴家持)

風待ちて モミジバフウも ふんばりつ 枝とふ枝に 実をつけて居り (実家持)​​

(20201210モミジバフウ)
​  上の歌に追和して偐山頭火が詠める歌1

​​風待てど コロナコロナが 居座りし お上は行けと gotoの旅 (偐山頭火)​​​

  偐家持が追々和して詠める歌2
風待ちの ちぐはぐお上 みぎひだり 泥縄コロナの 秋から冬へ (偐新感染)

Gotoの 旅の所為との 証拠なし 強弁お上の 勉強不足 (強辞苑編集部)

(注)偐山頭火氏のブログはコチラ​。

​  偐家持が智麻呂に贈りて詠める歌2首
  退院日の決まりたるを喜びて詠める歌1首

​​​若草の わが待つ君の 帰り()​​​の 知らせ嬉しみ 朝顔の咲く​​​​​​​

  退院したるを喜びて詠める歌1

今日今日と 待ちし君はも 涼やかに 青き服着て 笑みてしあれる


  ​偐家持が恒郎女に贈りて詠める歌2首
はろばろと たぐひてぞし 年月としつきを 重ねて二千にせん 今日けふ果しつる (偐恒郎女)

(2000点目作品)

君があたり 見つつや待たむ 生駒山
         雲な隠しそ 雨もな降りそ (偐恒郎女)

(本歌)君があたり 見つつも居らむ 生駒山
             雲なたなびき 雨は降るとも (万葉集巻12-3032


  ​​偐家持がリチ女に贈りて詠める歌1首​
​​​われもまた ひそかに返さむ ひそかなる
         足跡のこし 去りゆくリチ女へ (密家持)​​​


(2017.12.7.リチ女氏撮影・名主の滝公園)​​​​​​​​​​​​​​

​<追記:2020.12.23.>冒頭の「偐家持が小万知に贈りて詠める歌9首」の「首」が脱落していましたので、これを追補訂正いたしました。






最終更新日  2020.12.23 13:41:02
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