2024/03/03(日)23:37
その③ 同調とは
引き続き「共感」を知るため
今回は「同調」について まとめます。
国語大辞典による 同調とは
①同じ調子
②調子を同じにすること 転じて、他人の主義・主張などに同意すること。他と同じ意見・態度になること
③受信機などで特定の周波数に共鳴するように固有振動数を合わせること
心理学用語の 同調とは
人が意識せずとも自らの意思に関わらず、集団や他者の規範・期待に沿って行動すること
(正しい判断をしたいという欲求と他者からの期待に応えたいという欲求に基づく)
つまり 同調というのは
意識的には
①相手の主義・主張に同意すること
②相手と同じ意見・態度になること
無意識的には
③相手の規範・期待に沿った行動をすること
とする。
「同調」には
意識的な同調と、無意識的な同調があり
意識的な同調は、「同意」とほぼ同義である。
ただし、
同じ意見を持っていると伝える行為に
同じ態度になること が追加される。
また、同感も同意も、自分の意思を自覚しているが
同調は、自分の意思を自覚できない場合がある。
無自覚に、集団や他者の期待に沿った行動をするのが
良い時もあるが、マイナスに働いてしまわないように気をつけたい。
例えば、意識的な同調は
ホテルで朝食会場へ行く時に、「スリッパで行っても大丈夫だよ!」という他の人主張に対して
私もそう思うから スリッパのままで 行っちゃった時(相手の意見に同意して、同じ態度・行動をしている)実話 修学旅行の良い思い出です
無意識的な同調は
教室で、先生が「この問題の答えが分かった人は手を上げて」と言った時、答えが分かっていないにも 関わらず 自分以外のクラスメイトが全員手を挙げているので
私も上げなきゃとなって 手を挙げる時(周りの期待に応えたいという無意識の欲求から相手の期待する行動をしている。自分の意思通りの行動ができない)
まとめ
同調というのは
①意識的に相手と同じ意見になり同じ態度をする
②無意識的に 相手からの期待を読み取って 相手の期待する行動をする
としておきます。
今回は この辺で✨
同感 同意 のページも 読んでいただけたら より理解が深まりると思います。
次回以降、共鳴 同情 思いやり 共感 についてまとめます。
ではでは👋