カテゴリ:カテゴリ未分類
昔読んだ大島弓子のマンガで『綿の国星』というのがありました。
主人公は子猫ですけど、マンガではカワイイ少女の姿で描かれてありました。 猫と思わせるのは、ふわふわのちっこい耳と、口に覗く牙(まるで八重歯)。 姿はフランス人形の少女ですね。 フリフリのエプロンしてた気がします。 想像するに、ペルシャ系の子猫。 どんな話だったか殆ど忘れてしまいましたが、『ミルククラウン』の話だけは印象に残っています。 子猫の近所にいる、避妊手術をしてある猫の話。 その猫はいつも何かを思い出そうとしていました。 「あれはなんだったかしら…」 思い出せそうなのに思い出せない… そんなときに、周りが疑問でいっぱいの子猫がやってきます。 「ねーミルククラウンってさぁ」 見たいんだったか、欲しいんだったか忘れましたけど…w 今考えてるところなんだけど…しょうがないわ… 仕方なく相手をしてやります。 少女の姿をした子猫がかわいいんですよ~ ホントの猫のようにくるくる興味が変わって、メス猫は相手するのも大儀の風情。 雨の日、子猫は、雨粒が落ちるときに目をつぶるとミルククラウンが見えることを発見しました。 それをメス猫に教えに走る子猫。 「それでね。その王冠があなたに合うと思った」 メス猫は雨の中濡れて走り去る子猫の後姿を眺めながら、理解します。 「思い出した。わたしのケープ」 子猫を雨から守ってあげるケープ、子どもを包むケープ。 ラストはミルククラウンを載せて、柔らかなケープをまとったメス猫の姿でした。 ああ… ナナの手術が済み、一晩動物病院で過ごして帰ってきました。 傷口のせいか、おとなしいナナ。 「手術したら、ちょっとおとなしくなるかもしれない」 と医師は言ってましたけど、今のところその通りです。 手術を受けて、少し大人になったのでしょうか。 いやむしろ、もう大人にならないのかもしれません。 私がケープになってあげよう…なんて思う雨の午後ですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|