カテゴリ:ミセラニアス
つづき
「だからシーちゃんと同じ高校に行けると知ったときはうれしくてね…」 うんうん、そうでしょう。 「まさか同じクラスになるなんて!」うるうる。 当時の感動を再現してくれるアビ。 A組の人って本当にいい人ばかりなんだわ… 「感動した!ありがとう!」って言って、遠くで大笑いしているメグやチカ達のところへ早く行きたかったのですが、まだ話は終わってませんでした。 「A組のマチコは知ってる?」 メグとマチコと私で何度か遊びましたから、知ってます。 マチコも美人で朗らかで、人気者でした。 「ぼくはマチコが好きでね~」 …え?え? 「マチコが結婚してもずっと好きだったの」 返事しようもありませんヮ。 アビは惚れっぽい男性のようです。 サッパリしたアイドルタイプの女性に弱いんですね。 いい年してラブ話を延々語るなんてかなりの少女趣味。 初対面だってば、私。 ダレも救いに来ないのは、いつもこういう感じだからなのかもしれません。 今度は、A組で医者になったジュンペーのお話。 「親の後継いで院長になったの。すごいよ。脳神経外科医で優秀なんだよ」 彼はさっきまで私の隣に座っていたスーパーメタボな男性です。 華麗にテニスコートを翔けていたスリムなイケメンボーイだったのに…(>_<) 「マチコが頭痛で悩んでるって言ってたからさ、この前一緒にジュンペーの病院へ行ってきたの。ぼくも偏頭痛がすごかったから」 そこでジュンペーに処方してもらった薬が良く聞いたのだそうです。 「ぼくとマチコの頭痛の原因は違ったんだよ。こう、レントゲンを並べてマチコと一緒に説明聞いてさ…」 もう恍惚状態のアビ。 「で、その薬ってなんていう薬か覚えてる?」 殆ど口を出す間を与えてもらえなかったんですが、それだけは聞いてみたいと思ったのです。 「え~~と、ロキソニンかな?」 あら、普通にクリニックで出してもらうような鎮痛解熱剤じゃないですか。 ふむふむ。 偏頭痛がしたら使ってみよう… 「でも一緒に病院行くなんて、仲がいいのね」 「ああ、ぼくマチコの家から5分のところに住んでるから♪」 ひぃぃいっ!ここここ恐いかも… しかし考えてみれば頭蓋骨(の写真)を並べて眺めるなんて、深く愛し合った2人でもなかなか無いことですよ。 夫婦揃って脳腫瘍とかそんな場合を除けば。 しかも同時期って?ないない。 いや、もともとその辺りに住んでる人たちでした。 マチコとシーちゃんは、たしか近所。 アビは知らないけど、シーちゃんと一緒の中学ならその辺だし。 地元の仲良しということなのかもしれません。 家族ぐるみのフランクなおつきあい。 うんうん、きっとそうでしょう。 「夏は皆で大菩薩峠いくぞ!」 本郷先生も含め盛り上がったクラス会でしたが、ちとノリ切れないところがありますので、私はパスですわ。 登りがきついし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 29, 2008 12:48:12 AM
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