愛国のかがみ>『あんぱん』第6~8週
毎日ダルくて気力がなくてボーっとしているうちに3週間分も溜まってしまった(笑)しかも4週目ももう終わるぜ…リハビリ(?)兼ねて好き勝手書いていきます。…ひじゅにですが何か?「荷物を降ろす用意をしませんか?」by次郎第6週『くるしむのか愛するのか』第7週『海と涙と私と』第8週『めぐりあい わかれゆく』のぶ、「愛国のかがみ」となる-当時の世相を表すのに、うさ子を象徴的に用いるのかと思っていたら何と、のぶ自身が軍国少女に。うさ子は単純に黒井先生に憧れているだけ…って感じだしのぶはもうちょい本格的(?)に慰問袋だのなんだのと言っているけど実際には国がどうのこうのって所まで考えが及んでいない気がするなあ。単純に兵隊さん(それも漠然としたイメージのまま)に感傷的になっているだけ…って感じがする。つまり、2人共、薄っぺら>こらこらこら黒井先生にしたって、話の様子では最初から今の生き方を一筋に貫いてきたってわけではない。のぶに、教師か母親か2つの道を選ぶよう詰めながら自分も確たる信念をもって選んだというわけではなく結婚はしたものの子供ができないので離婚され結果的に今の道を歩むしかなかったみたい。この3人の土台の脆さは後の展開に合わせてのことなのだろうか?まだまだ戦争というものを実感するに至っていないわけだし現実もそんなもんだったのかもしれない…と思えるもの>スミマセンスミマセン!とはいえ、朝ドラとしては珍しい角度だと思うよ。現代の感覚で描かれているから、ヒロインは大抵、反戦派にして平和主義。それを、ヒロイン自身を軍国主義に設定しているのだから。もっとも、嵩とW主人公になっているし嵩は多分、軍国主義にはしないだろうからのぶをあんな風に描くのはおかしなことではない。結局のところ、師範学校は軍国少女製造機ってだけで事前に予告していた様な厳しさもましてや、学ぶ楽しさも大して描かず、あっという間に終わってしまったな。そうして、のぶは念願の母校の教師に-ここのあたりは何と無し『赤毛のアン』シリーズの雰囲気。やはり『花子とアン』の脚本家だからかしら?そして、蘭子と豪ちゃんの恋―さすが今話題の河合優実さん、存在感がある。子供っぽさも少し残しつつも、大人の顔も見せる。しっとりした美しさと演技力が感じられる。のぶ&嵩との対比と時代の表現。大きなものを背負わされた2人の恋はフラグ立ちまくり!…と案じていたら、その通り、悲劇に終わってしまった。持って行きようのない怒りや悲しみを、のぶにぶつける激しい演技も素晴らしかったな。悪くすると、イカニモ感満載のご都合エピになりかねないところをそれなりの重さを持つ綺麗な恋話に仕上げたと言えると思う。のぶの方も、ワザトラシイもしくは軽い感じになりかねないところをこぼした涙が襟もとを濡らすという描写を複数回入れることでちゃんと悲しみや衝撃を受け止める姿に作り上げていたと思う。これが、軍国主義からのぶの目を覚まさせる大きなきっかけ…となるのかな。そうだとすると、のぶが自分の教育の結果に疑問を抱きつつあることを早くに描き過ぎ。子供達が兵隊さんごっこをしたり、真っ直ぐな瞳で憧れを語ったり…という姿はやはり悲しく怖いのでそこに、のぶの心が動いたというのも分かるっちゃ分かるのだがどのみち、ここのところは薄っぺらいんだけれども>言っちゃったのぶと次郎の出逢い―何だか唐突に…と思ったけどモデルである小松暢さんは、やなせたかし氏とは再婚だからそこはちゃんと合わせるのだろう。でも、大人になってから出逢った2人を幼馴染とししかも心通じ合っている設定にしたものだからのぶを他の男性と結婚させるために2人が一端離れることにしたそのエピソードが何だかちょっぴりアザトイよなあ…次郎が何か秘密で行っていることがあるみたいなことを言いだした時もしかして反戦に関係した運動かな…と一瞬思ってしまった。勿論、史実にはそんなことはなさそうだけどでも、のぶを軍国主義から覚醒させるには、そのくらい有り得る…と思った。そしたら、カメラだった。でも「終わらん戦争はありません」「戦争が終わったら、このカメラで 世界中の人たちを撮って回りたいと思うちょります」という言葉から、いわゆる軍国主義ではないことが分かる。ちゅーても、嵩とはまだ恋仲というわけではないにしろあそこまで仲良かったのにアッサリ次郎との結婚を決意してしまうのはちょっと無理がある様な…まあ、イケメンだし食パンマンだし亡き父と同じ様な言葉をかけてくれたわけだし好意的に解釈するなら熱烈に目指していた教職に少しばかり揺れ動いているところだから惹かれてしまうのも無理はないってことなのかもな。最後に主題歌について-今度は、戦争で悲痛な話が続いているのに「バンザイ!」で終わる主題歌が不快-という記事を読んだ。うう~ん…別にRADWIMPSのファンというわけではないし感想は人それぞれだから無理くり擁護するつもりはないけどイチャモンっぽい気がしてしまうなあ…>スマソ戦争がメインテーマのドラマではないし現代へと長く続いて行くドラマだからなあ。あの「バンザイ」は嵩の、のぶへの思いを歌っているのでは?彼にとっての彼女の存在意義というかさ。同時に人生とか生命の賛美でもあると思う。ならば、いっそその回その回の内容に合わせて主題歌も変えてみれば良いかも?アニメ『蟲師』や『チェンソーマン』が毎回違うエンディングテーマを流していたみたいにさ。さすがに半年間、毎回違う曲にするのは大変だろうから一か月ごととか二か月ごとでも良いからさ。期待してるぞ、NHK!☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4084-3b3281bf☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ のらくろしゃんしゃんすてぃっく愛国駅から幸福駅行き