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カテゴリ:『はみだしっ子』シリーズ
夜の店で歌っている、というレディ・ローズに酔った勢いで拾われた4人― 彼女の家は窮屈な安アパートの一室。 小さく区切られた部屋に住む人々は、まるで動物園のオリの中の動物のよう。 それぞれがそれぞれの思いを持ち、自分が見るばかりでなく、向こうも自分を見ている。 でも、簡単に心は通じ合わない。 住人の大人たちとも子供たちとも摩擦を起こす4人― 誤解や偏見が高じて喧嘩沙汰となり、レディ・ローズはアパートを追い出される羽目に。 「あんた達…他人が何考えてるか…こわくないの? 他人が自分をどう見てるか…悪口言われても傷つけられても平気なの? 私はいやよ!こわいわ! 他人とうまくやるためには したくない我慢もするし 他人の動きを見るし 他人も私を見てるわ」 レディ・ローズの元を去る4人の間にも擦れ違いが生じ、バラバラになりかける。 ひとり泣くマックスに見知らぬ少女が、ポケットにありったけのキャンディーをくれる。 笑顔を取り戻したマックスは皆の元に戻る。 「人間には言葉がある」と言ったグレアム。 けれど、言葉は通じないまま、4人は再び居場所を失ってしまいます。 いじめっ子の子供たちから守った鳥は、喧嘩の最中に死んでしまいます。 言葉を失いかけるサーニン… 観客でいることを気取りながら、 実際には自分も他人の見世物になっている「人間の動物園」 4人はオリの外に出て行きます。 でも、外にも大勢の人がいて、それぞれの思惑を抱えていて それはまるで、「ジャングルのまっただ中」 4人もまた、別々の人間です。 怖れに囚われてしまったら、壁のひび割れに怯えるマックスのように ひとり萎縮するばかりです。 そんなマックスにキャンディをくれたのは、たまたま通りかかった、ごく普通の女の子。 何を考えているのか分からない大勢の人々の中、この女の子のような人もいる… そう、マックスは結論を下したのでしょう。 マックスから、キャンディを分けてもらって、他の3人も同じように笑顔を取り戻します。 雪の中、恋人を待ち続け、裏切られ続けた4人は、 世間の枠から自らの意志で飛び出しました。 今回もまた、枠の中に留まり続けることはできませんでした。 でも、それは、理解し合おうとせず、お互いを監視している動物園のような世界です。 いわゆる「世をすねた」生き方ではなく、人間に希望を見出そうとしている… オリを拒否して、人間と繋がろうとしている…のだと思います。 そういう意味で、今回は明るいハッピーエンドと言えるかもしれません。 「ボクはオリの中に隠れたりしないから 観客のように見ないでよ! ねエお願いだから そんなボクを追いやったりしないでよ ボクを受け止めて!!」 ○Part 1 『われら はみだしっ子』 ○序論 『はみだしっ子』review書くぞ ◇人気映画・TVBLOG◇ ☆やっくんち☆ バラ レディ・ローズ 大苗ロングポット ハイブリッド・ティー 四季咲き大輪 赤系 【Aポイント付】マンゴ・ジェリー Mungo Jerry / Very Best Of(CD) はみだしっ子(第1巻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はみだしっ子のイラスト…2つもありますが、お気に入りなんでしょうかね?(^^;)
ちょっと昔の少女コミック系の顔でしょうか? 韓国の某サイト ↑ 大変だったようですね。 やっぱヒジュン様系でしょーか!?(^▽^*) (2007.01.18 20:09:23)
ありがとうございます。
ご名答、『はみだしっ子』は'75年~'81年に連載されてたマンガです。 コミックス版は絶版なので古本屋で揃えました。 全19話+番外編幾つかありますが、レビュー書いてみようと思い立ちました。 知らない人が多いかもしれないので、あらすじ付きです。 自分でも呆れるくらい読みが浅いんですけど(^^;) でも続けるぞ~。 韓国といったら、ヒジュンでんがな(^^) (2007.01.18 22:10:58) |