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2007.01.30
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『だから旗ふるの』
作:三原順
―『はみだしっ子』Part 3―
アンジー


ちょっとした諍いから皆のもとを離れ
ちょっとした手違いから沖の島へと連れて行かれてしまうアンジー。

アンジーの目に映るのは、そんな今の自分を取り囲む状況ではなく
過ぎ去ってしまった昔の日々。

私生児として生まれたアンジーは、伯母夫婦のもとに預けられ
女優志望の母親は二週間に一度、息子に会いにやって来た。
捨てられる恐れと不安にさいなまれながら、ひたすら母を待ち続けていた日々。
やっと会えるという日には屋根に上り、旗を振って迎えた。
だから、屋根に上れない雨の日は嫌いだった。

やがてアンジーは小児麻痺を発症し、右足が動かなくなる。
そんな息子の存在が、自分の夢の妨げになる…という母の言葉を立ち聞きし
アンジーは家を出た。

今、グレアム達も同じように自分を見捨てたかもしれない…
と不安に苛まれていたアンジーの目に、小船でこちらに向かってくる彼らの姿が映る。
アンジーは不自由な足で屋根に上り、力の限り旗を振るのだった。

*       *       *       *       *       *       *


この回から、4人の過去が詳しく語られていきます。
それにより、4人の旅路も深みを増していきます。

今回は、まんまアンジーの物語です。

実は私は、このアンジーが一番好き。
見た目や行動は派手だけど、内面は物凄く繊細なところが愛しいのです。

今回の諍いというのも、元はといえば最年少のマックスの体力を思いやってのこと。
でも、素直じゃないから、自分が不満を抱えているように振舞って
突っかかるような物言いをしてしまうのです。

まあ、その根本には、4人の中での自分の存在意義を見出せない苦悩があったわけですが。

小児麻痺になる前は、近隣の子供たちのリーダー的存在だった彼。
今は、4人が船に、あるいは同じ船の乗組員に例えられていて、
グレアムがキャプテンの役割を担っています。
彼が一番年上なのと、この回では詳細は明かされていないけれど資金源も持っているから。
それだけでなく冷静沈着で優しい性格が皆を纏めるのに適任だから。
(それだけに、非常に脆い部分もあるのですが^^;)
リーダーになれないアンジーは、逆に自分が重荷になっているのではないかと悩みます。

母親に会った後、いつも熱を出していた幼い頃のアンジーは
いつ捨てられるかしれないという不安を、常に抱いていたのでしょう。
そしてそれは遂に現実となってしまいました。
その心の傷ゆえに、彼は誰よりも人の感情の動きに敏感です。
誰かが苦しんでいると、当人以上にアンジーの心が苦しむのです。

反面、自分が愛されることには懐疑的というか、
信じることに、ひどく臆病になってしまいました。
「諦めるんだ
期待しなけりゃ
期待はずれで泣くことはないだろ」

でも、島まで船で迎えにきてくれた3人の姿を見て、
アンジーはやっと信じることができます。
自分にとって皆が支え―糧であるように
自分も皆にとって糧となりうるのだと。
グレアムをキャプテンと認めて、4人で進んでいくことを決意します。

ボク達の船は
明日も旅を続けられる糧を積んでいるよ
ボク達の船には
船をまとめるキャプテンがいるよ
だから…
ボクは旗ふるの



Part 1~2はこちら右矢印『はみだしっ子』INDEX

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はみだしっ子(第1巻)






Last updated  2007.01.30 19:46:25
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 Re:『だから旗ふるの』>はみだしっ子3(01/30)   珂音 さん
アンジーの屈折した愛情表現が好きです。
好き・・・・愛しい

ひじゅにさんのレビューを読んだ後でマンガを読み返すと再発見があって面白いです。
いかに今まで読み飛ばしていたか。何度も読んでるのにね。
(2007.02.01 20:58:55)

 珂音さん☆   ひじゅに さん
ありがとうございます。
良いですよね、アンジー。
本当に、愛しいという言葉がピッタリです。

何か、心に沸き起こるものは沢山あるのだけれど
言葉にするのが難しいです。
もっともっと深い作品だな、と思うのですが(^^;) (2007.02.01 23:12:08)


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