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2007.02.11
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『階段のむこうには…』
作:三原順
―『はみだしっ子』Part 5―

グレアムに従姉のエイダから突然の電話が来る。

母親が蒸発した後、幼いグレアムの心の支えは伯母だった。
そんなグレアムが、エイダにとっては母親を奪った「泥棒」だった。

息子をピアニストにしようとする父親の異常な執念が
グレアムの犬を殺し、グレアムの片目を傷つけ、さらに伯母を自殺にまで追い込み…
そのためグレアムは、エイダにとって「人殺し」ともなった。

グレアムを憎むエイダは彼を強引に父親のもとへ連れ戻そうと圧力をかける。
罪悪感に苦しむグレアム。
彼を何とか救いたいと思う、他の3人。

最終的にエイダは、寂しさ故にグレアムを妬んでいたと告白。
4人が再び旅出つのを見送ってくれた。


*       *       *       *       *       *       *

今回はグレアムの過去―

彼の父親は、かなり異常な人物として描かれています。
ピアノの練習に妨げになると、グレアムの犬を殺し、
それを庇ったグレアムも右目を失うという事態を招きます。
その目が角膜移植で治ると分かると、重い病気を抱える伯母に死んだら目をくれと迫り
結果的に彼女を自殺に追い込んでしまうのです。

そこだけ見ると父親が絶対的な悪で、他の人々は被害者に思えますが
細かく考えれば、必ずしもそうではないのかな…という気もします。
伯母にしろ、存在感のない伯父にしろ、幼いグレアムでさえも
悪と言うほどでは決してないのだけど、もう少し賢明な方法はなかったものかと…。

現在においては、エイダが悪役のようになっていますが、
彼女の今までの寂しさや悲しみを考えると、一方的に責めることはできません。

そんな風に、全ての人が善人というわけではなく、
何らかの形で罪を負っているという描き方が、興味深いと思います。

先回『雪だるまに雪はふる』で、グレアムの右目が失明していることが語られましたが、
今回、その原因が判明しました。
同時に、彼がいつも黒い服を着ている理由も分かります。
喪に服しているから…ということが。
ついでにグレアムが時々下ろしていたお金は、伯父からのものだということも分かります。

さらに、もっと後の話になるのですが、
心の病に陥ったグレアムは左手が動かないと思い込むのですけれど
伯母が左手首を切って自殺したことが、ずっと彼の心の傷になっていたのだと
改めて思いました。

この物語の冒頭で、4人を迎え入れてくれた人物が、彼らに泥棒をさせようとする…という
短いエピがあるのですが
行き場をなくした4人がエイダの待つホテルに向かうという設定に繋がるだけでなく
泥棒訓練のための“宝探しゲーム”で思わぬ才能を発揮したアンジー
後半でエイダを足止めさせるために彼女の財布を盗むというエピにも繋がります。
また、そんな風に何事にも天才的なアンジーが
それこそ彼らしからぬ地道な努力で足の不自由さを克服するエピと対照にもなっていて
本当に無駄のない話作りだと思います。

それにしても…
先回は喫煙を覚え、今回は飲酒を覚え、財布を盗んだかと思うとナイフを振りかざしたり
いちいち派手で不良っぽいアンジー君は、何て魅力的なんでしょう(はあと)

それから、純真さ故に知的レベルを疑われることが多い(ぇ)マックスですが
知らないままにエイダと親しくなったり、皆の様子の変化に心を痛めたりするところに
人の心の本質に敏感だという彼の特質がよく表されていると思います。
そして真相を知った後、グレアムの代わりに自分を殺して欲しいとエイダに無邪気に頼む姿に
実の父親に殺されかけた彼の過去が交差して、
彼の優しさ純粋さは、むしろ悲しみに裏打ちされてのものなのだと察することができます。

嘘をつくのに慣れてなくて、かえって迫真の演技になってしまったサーニンも素敵です。
エイダに何度引っ掻かれても、顔がグレアムに似ているから反撃できないというところも。

そしてラスト―
光に背を向け、前方に伸びる自分の影を追い越せないと悩んでいたグレアムが
ラストでは光に向かって走り、「眩しい」と叫ぶところが印象的です。

光へ向かって行くんだ!
影を引きずってでも
―たとえ
ボクの両眼がなくてもボクは光を見ただろう
きっと!



Part 1~4はこちら右矢印『はみだしっ子』INDEX

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はみだしっ子(第1巻)






Last updated  2007.02.11 21:35:37
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 こんばんゎ!   Mr.大蛇山 さん
また降ろされオチの無い4こま写真が可愛いですね
白黒のニャンコゎ癒しの境地だ…(´▽`*)

しいたけグラッセのあるような場所を探してるんですけどね…。
もうちょっとお待ちを!!
必ずや「しいたけグラッセ」味見して貰いますので!v(^▽^*) (2007.02.12 00:03:24)

 Mr.大蛇山さん☆   ひじゅに さん
ありがとうございます。
白黒猫は甘えん坊のくせして、喧嘩っ早いんです。
今日も他所の猫が庭に入ってきたので
くんずほぐれつの大乱闘を繰り広げていました(^^;)

し、しいたけグラッセ…そんなに無理して探さなくても。
どうせなら、ゆず胡椒を食べてみたいなあ>ぇ (2007.02.12 23:36:43)


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