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もう…何がなんだか日記

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2007.07.30
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カテゴリ:小説&マンガreview
久し振りに赤川次郎を読みました。

簡単に言うと―
4人の女子大生が自分達の罪を隠蔽するために無関係の人物を犯人に仕立て、
彼と彼の両親の3人を自殺に追い込んでしまいます。
数年後、それぞれの人生を歩む4人の前に、自殺した人物の名前で手紙やFAXが届き始め…
―というような内容です。

長編なのですが、さすがに赤川次郎、軽くサラッと読み終えることが出来ました。
発端の事件は、あまりにも自己中で冷酷で、かなりムカつきます。
だから、張本人である4人の女性に嫌悪感を抱いても良いはずなのに…
その後の彼女らの人生が描かれていくにつれ、妙な親近感が湧いてきます。
そこがまた赤川次郎っぽいかなあ、なんて思います。

女王然としていた一人が平凡な男性との結婚に幸福を見出すようになったり
目立たなかった一人が政界の大物の愛人となったり
…彼女らの人生は思いもよらなかった変化を遂げていきます。
それにつれ4人の中の力関係も微妙に変化していきます。
それが、それぞれ本人の視点で描かれているので感情移入しやすいです。

自殺した人物の影が4人を脅かすようになり、
恐怖の予感や謎解きの興味を含めた適度な緊張感をもたらすものの、
それが主体というよりも、彼女らの人生の変遷が中心に描かれているようです。

途中の、殺し屋を匿うことになるエピは、非常に赤川次郎っぽいなあと思いました。
(こんなことばっかり言ってるなあ)

「償いは、私が幸せになること」
4人の内の一人が何度か呟く台詞です。
あまりにも傲慢で、人の命の重さを理解できていない人物の言葉です。
同時に、どこかで聞いたような…
お涙頂戴で終わるような安っぽいドラマなんかに出てきそうな
似非ヒューマニズムって感じの言葉ですよね。

だから、この台詞を出したことで、重いテーマを打ち出してるな…と感じました。

この言葉を吐いた人物は、自分自身の立場は変わらないままでしたが
個人的には、あまりにも多くのものを失ってしまいます。
結局、一番重い罰を受けたことになるのだろうと思います。

明るくユーモラスで軽い…というイメージの強い赤川作品ですけど、
実は、暗くて切なくて重いテーマが隠れていたりするのですよね。

一方、私生活で数々の不幸を舐めた一人は、
理不尽な関係の中にも幸福を見出すことが出来たかと思った時に
それが偽物であったことに気付きます。
でも、それを壊す事ができませんでした。
幸福なのか不幸なのか…考えさせられる結末です。
でも、今ここで決定的な不幸に彼女を陥らせなかった赤川次郎に
そこはかとない優しさを感じてしまいました>反面、残酷とも言えるかも

ツッコミどころも色々あるんですけどね(笑)
あの人はどこ行っちゃったんだよ?
ってのもあるし。
ラストも余韻を残す終わり方とも言える反面、
枚数がなくなっちゃったので適当に端折っちゃいましたあ!
って感じも(^^;)

ま、そこがまた赤川次郎っぽい気がするんですよね。



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Last updated  2007.07.30 16:17:27
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 懐かしいです   ころんこ さん
どんどのコメントで来ましたが赤川次郎の名にひかれてこちらに来てしまいました♪
中高時代にまわりですごく流行っていていろいろ読みました。
その頃良く映画化もされていたのですよね。
懐かしいです~。
久しぶりに彼の作品を読みたくなりました!
(2007.07.30 16:33:53)

 ころんこさん☆   ひじゅに さん
ありがとうございます。
私も一時期、彼の作品ばかり探して読んでいました。
多作だから全然追いつきません(^^;)
しばらく遠ざかっていたんですが、古本屋さんで手に取って
また読んでみようと思って3冊ばかり買ってきました。
これは、その一冊です。面白かったです。 (2007.07.31 12:50:27)


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