2007/10/18(木)19:59
米倉斉加年inスタパ
わ~い、お祖父ちゃんだっ!
第1話から強く魅かれるものを感じた『ちりとてちん』。
その大きな部分を占めているのが、米倉さん演じる正太郎お祖父ちゃん。
もうベテラン俳優(キャリア50年)だということは、
日本の映画やドラマをあまり観ない私でも知ってるぞ。
パネルで紹介されたけど、大河と朝ドラの出演が多いのね。
私は『芋たこ』『秀吉』くらいしか観てないけど(^^;)
お若い時の顔は…『怪奇大作戦』の岸田森を思い出させた>私だけ?
間に挟まった“小浜ミニ情報”―
1:御食国(みけつくに)
海の幸が豊富
朝廷に塩や海産物を献上した国のひとつだった
2:海のある奈良
国宝や重要文化財が数多くある
仏教文化の影響が濃い
3:弁当忘れても傘忘れるな
天気が変わりやすい
4:お箸のシェア日本一
全国のお箸生産の7割を占めている
若狭塗りの別名は「宝石塗り」
てことで、塗り箸談義。
工房を訪れ、驚いたという米倉さん。
続いて名場面集―
*ヒロイン喜代美の土台を成すのが、お祖父ちゃんの言葉だというのが改めてよく分かる。
そんな、お祖父ちゃんを演じるに当たり、米倉さんがイメージしたのは師匠@宇野重吉さん。
何と、宇野さんは福井出身。
心の中で宇野さんにダメ出しをされながら、お祖父ちゃんのキャラを作り上げたそうだ。
*正典パパを後継者としては拒絶する、お祖父ちゃん。
理想の職人を頭に置き、憧れを抱きつつ演じたとか。
「分からないけど理解できる」
*喜代美にとって、お祖父ちゃん=原体験
米倉さんの原体験は、お祖母さん。
戦争中、学校を休ませて、歌舞伎に連れて行ってくれたそうだ。
「妙な教育に侵されない人間の知恵」
「老人の孤独とボケとを混同するような人間は人間じゃない」
孤独を癒す交流の良さを、このドラマは持っている。
*臨終シーン
微笑みながら亡くなる、お祖父ちゃん。
脚本に「微笑む」とは書かれていたけれど、誰に微笑むかは書かれていなかった。
一番感謝するのは妻だろうと考え、小梅お祖母ちゃんに向かい、声を出さずに
「ありがとう」と呟いたのだとか。
言葉では喜代美と正典パパのことしか言ってなかったから、これを聞いて納得した。
お祖母ちゃんが、あそこで激しい泣き顔になったのに、より共感できるな。
貫地谷さんへのエール―
脚本読み合わせの時に泣いていた彼女を見て、子供時代からの繋がりを考えて演じる彼女に
良いヒロインになれると感じたそうだ。
趣味―
*孫のための機関車作り。
材料は、空き缶やホテルのシャンプーのキャップや空き箱(from森光子)。
*絵
絵本作家でもあるそうだから、趣味を超えてるけどね。
好みのタッチなので、今度彼の作品を探してみようかと思う。
質問―
*福井ロケで印象に残っていることは?
宇野さんとよく訪れた地なので、思い出が蘇ってきたとか。
今回、塗り箸の工房を見学したことは強烈に印象に残った。
*料理は?
家では、たまにスパゲッティを作ったりする>洗い物は全部する
旅公演で自炊する時は味付けをする>ぶち込み系
*健康のために気をつけていることは?
何もなし。
*願い事ひとつ出来るなら?
「願いってのは叶わないんじゃないかな」
今年になって4~5人の劇団を創ったそう。
「“遅きに失する”というのは嘘。でも、そういう嘘は必要」
行動する理由になるなら何でも良い…と分かったそうだ。
…何か柄に合わず詳細レポートになってしまったような。
えっ、詳細の意味が違う?
○『ちりとてちん』reviewはこちら(INDEX)から
☆やっくんち☆
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