もう…何がなんだか日記

今日は寒い。
寒い日は辛ラーメンが食べたい。
辛ラーメンに恋をする
…ひじゅにですが何か？


天使&悪魔


て：ねえねえ、ちょっと怒ってもいい？

あ：な、何を？

て：何が「潰瘍性大腸炎の牛島さん」だあ！？
　　医者が病院の廊下で病名と個人名をハッキリ言うとは何事だあ！！
　　宅麻伸よ、お前もかあ！？

あ：い、いや、宅麻伸のせいじゃないから。

て：分かってるわよ、役者としては与えられた台詞に文句はなかなか言えないわよね。

あ：それに、現実の医者も配慮のない奴は多いからさ、同じような例も多いのかもよ？
　　これって、さり気に皮肉もしくは告発になってるんだったりして？

て：そうかなあ…視聴者に牛島さんの状態を説明するための台詞だと思うけど。
　　これに限らず説明台詞ばっかよね、このドラマ。

あ：加えて言い訳も多いよな。
　　今日の、めぐのぞの会話ってどーよ？

て：のぞみが祇園を飛び出して、かえって良かったって言ったこと？
　　ま、経験が生かされるってのは真理ではあるわよね。
　　「塗り重ねたものが綺麗な模様となって出てくる」っていう
　　『ちりとて』の名台詞のパクリとも言えるけど。

あ：でもさ、あんまり良いものを塗り重ねてねーじゃん。
　　やたら惨めぶってただけで、本当に底辺まで堕ちたって程じゃなかったし
　　そのつもりで描かれてたとしたら実際にああいう職業に就いている人を貶めてるし
　　あれを苦労と呼ぶのも抵抗はあるよな。

て：世間知らずだった彼女にとっては良い経験になったってことでしょ？
　　それに、祇園の外で何をしてたかなんて問題にしてなくて
　　ただ祇園を離れたって事実にのみ焦点を当ててたじゃない。
　　赤ちゃんの時から祇園の中にいたから、視界を広げる必要があったのよ。

あ：そこが欺瞞っぽいんじゃん。
　　それにさ、「本音でぶつかり合った」とか言ってたけど、
　　そんなシーンあったっけ？
　　つーか、このドラマの登場人物達に欠けているものって、まさに本音じゃね？

て：単純な人達ばかりで、いつだって本音ダダ漏れじゃない。

あ：でも、言葉では変に誤魔化してばっかじゃん。
　　聞こえの良い綺麗そうな言葉ばっか並べてさ。

て：それは言える。
　　でもまあ、のぞみは祇園に戻ってきて落ち着いたところだから
　　過去にも何か意味を持たせたかったんでしょ。
　　ドラマ的には結果オーライってことで良いじゃない。

あ：ま、このドラマも後一ヶ月で終わりだから、必死で纏めにかかってんだろうけどな。
　　のぞみが単独ヒロインだったら、もっとツッコミを入れたいとこだけど
　　もっと凄いのがいるから、取り合えず置いとくよ。

て：めぐみのこと？
　　今日は自分で「中途半端」なんて殊勝なことを言っていたわね。
　　自覚はあるのよ。
　　そっとしといてあげたら？

あ：のぞみに「志だけなら、もう立派な名取」なんて言われて満足してんじゃダメじゃん。
　　それに、この言葉って立派な“いけず”じゃん。

て：キャバレーの楽屋まで押しかけてきたことへの、ささやかな報復だったりして？
　　一度目は石橋、二度目は花雪を連れて行って、
　　これ以上ないってくらい酷いことしてたものね、めぐみ。
　　でも…やっぱ今日ののぞみは、めぐみを励まして言ったんだと思うわ。

あ：自分が順調な時って他人にも寛大になれるもんだからな。
　　いや、マジで「今の自分があるのはめぐみ様のおかげ」と思ってんのかもな。
　　あったま悪いからな。
　　それでも、めぐみ本人はそれで納得しちゃマズイだろ。

て：納得してるってわけでも…
　　途中で康太に話を振ったのは、居た堪れなかったからかもよ。

あ：あれって唐突だったよな。
　　単に脚本が下手ってだけじゃね？

て：そそそそれを言っちゃあ…

あ：今、のぞみに女将フラグが立ってるだろ？
　　恐らく康太はそのための鍵となるだろうから、話を持ってかなきゃならないのさ。

て：康太の切ない恋心が重要なのよ。

あ：切ないっつーか、依存症じゃね？って感じ。
　　好きな女を見守るだの支えるだのっつって実際は寄生してるだけじゃん。
　　3年もの間、何の努力もしてこなかったしさ。
　　のぞみを「祇園一の芸妓にするのが俺の目標」なんつって、
　　お前に何が出来るんだよ！？て言いたいよな。
　　
て：そそそそこまで言わなくても…

あ：ま、めぐみ&石橋よりマシだけど。

て：またそこに行くかい。
　　帯状疱疹で苦しんで検査が苦痛だったと文句言ってた患者さんの
　　石橋への態度の方が大人気ないよなあ、って私は腹立たしく思ったけど。

あ：自分も病名を入れた説明台詞を言ってんじゃん。

て：ここは病院の廊下じゃないもん。

あ：検査の痛み云々よりもさ、発作で苦しんでる最中にマニュアル本広げてたのが
　　よっぽど気に食わなかったんじゃね？
　　傍でベテラン看護師と実習生とが「帯状疱疹だ」って叫んでて、
　　検査の結果も帯状疱疹だったから、これは素人でもダメダメ医者だって分かるしさ。
　　つーか分かり易過ぎ。

て：モンスター医者もいればモンスター患者もいるってことよね。
　　ていうか、制作側としては後者のみを強調したいんでしょうね。
　　牛島さんが後に控えているものね。

あ：めぐみにマニュアル通りだって非難してた302号室の潰瘍性大腸炎の牛島さんだろ。
　　患者の心に入りたいとほざいてる介護福祉士の経験を持つヒロインめぐみ様なのに
　　「らしく」ないシーンだったよな（笑）
　　でも、ベッドサイドが怖いから総合医でなく専門医になろうかと悩む研修医の石橋が
　　「私がフォローする」と勝手に立候補するめぐみ様の助けで見事な治療をして
　　後藤先生の思惑通り2人揃って地域医療に身を捧げる決意をする結末に繋がるんだろ。

て：自分もめちゃくちゃ説明台詞じゃん。





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☆やっくんち☆

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