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カテゴリ:朝ドラについて考える
低視聴率&賛否両論(というより非難轟々?)の『つばさ』が終わった―
思うことは色々あるので、そのまま書くと、とてつもなく長くなりそう(^^;) 何とか纏めてみたいと思います。 取りあえず今回は【Part 1】 最初に断っておくけど、何も私は自分の批評眼が優れているなんて思ってないし 特別な見方をしているわけでも、特別に客観的判断が出来るわけでもない。 ていうか、寧ろダメダメだと思う(^^;) ダメダメだから、そんな感想になってしまうんだ…と批判されても文句は言えない。 言えないけど…こうして「レビュー」なんてエラソウなものを始めてしまったので 自分の感性で書くしかないってこと。 ま、プロじゃないしね>言い訳 浅過ぎる朝ドラ歴(『ファイト』以降)で、いつしか出来上がっていた持論という名の偏見 1:BK>AK 2:一般的評価(視聴率)とネットの評価は反比例 3:第一週の良し悪しで全体を推し量れる 4:ヒロインは狂言回し的役割であった方がバランスが良い でも最近になって1~3は見事に崩れ去った。 残るのは、4。 私にとっての最高傑作『ちりとてちん』は、この条件を全て満たしている。 4に関しては全体に当てはまるというわけではないけど、これは物語上仕方ない。 ていうか、一応は「一代記」に属する物語の中で4の要素が多く入れられていたのは なかなか凄いことだと思う。 で、この4を見事にクリアしたのが、この『つばさ』ではないかと思う。 「おかげ」連発、最後には「女神」にまで祭り上げられていたのに何故? と反発する人も少なくない気はするけど(笑) ていうか、『つばさ』批判派の大半が、ヒロインつばさへの嫌悪感をベースにしているっぽい。 これまた断っておくと、私はつばさ大好きってわけではないんだよね>嫌いでもないけど それと、ヒロインの描き方に私ほど過敏になっている者はいないんじゃないか… とさえ思うところもあるんだよね(笑) だって私は、桜子様も夏美様も瞳様もめぐみ様も、み~んな叩いてきたから。 今のところ最悪最凶ヒロインは、めぐみ様@『だんだん』。 何が嫌かって、ドラマ内では天使のように扱われていたけれど、 画面の外側にいる自分の目には悪魔にしか映らなかったから(笑) つまりさ、制作側の意図が全くズレているっていうか… 要はヘタクソってことなのかも(笑) でもって、裏側から漂ってくる作者の人間性みたいなのがロクデモナイというか… 醜いとさえ感じられてしまったからかも(笑) 言いたいこと言っててスミマセンスミマセン! で、つばさはどうかというと― 確かにウザイところはあった。 無神経だとか自己満足だとか視野が狭いとか甘いとか…その他諸々 マイナス要素は多くあったと思う。 でも、めぐみ様との違いは、それがまさしく制作側の意図だったと思える点。 以前、コメントを下さった方の言葉を借りれば のび太をのび太だからと批判しても意味ないんじゃ…ということ。 めぐみ様は、しずかちゃんを描こうとして結果的にのび太になってしまったけど つばさは、のび太として描いているのだから、のび太に見えるのは当然ってこと。 のび太は嫌い!というのは感想だけど のび太をのび太として描いているのはオカシイ!というのは「はあ?」だし、 のび太が出ているから、このドラマは駄作!というのはナンダカナ…だと思う。 「のび太って嫌な奴よね~」 「今日もまた、こんな事してたわよ」 「のび太って最悪~」 という会話も、まあ楽しい部分もあるよね(^^;) のび太で留まってしまうのでなく、何故のび太なのかを見るようにした方が 断然面白いと私は思う…ていうだけのこと。 で、4の話に戻ると、 結局のところ『つばさ』というドラマは、ヒロインつばさの物語ではなく つばさを媒介とした周囲の人々の心の変遷(というか立ち直り)の物語だと思う。 「おかげ」も「女神」も、 (私のような)過敏になっている視聴者を煽る制作側の意地悪とも取れたし そのような視聴者を育ててきた朝ドラ枠への皮肉とも取れたし ヒロインつばさを目立たせる苦肉の策とも取れたし そうした色んな意味を持つ「仕掛け」として、結構楽しめた。 それでも、ちょっとはピクッとする部分もあるので批判したい気持ちも分かるんだけどね。 【Part 2】に続く― 【Part 3】はこちら よろしかったらクリックお願い致します☆ 朝ドラ『ファイト』~『つばさ』感想は「REVIEWの部屋」から行けます つばさ 完全版 DVD-BOX1[4枚組] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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