2009/12/15(火)07:50
『JIN-仁-』第10話
第10話『坂本龍馬、暗殺…』
第6話を観れば本放送に追いつくところなのだけど、先に第10話を観た。
最終回ひとつ前で、時間も少~し延長。
未来の写真に表れる未来(ヤヤコシイ)
つまり、仁にとっては“現代”の変容と―
それに深い関わりを持つらしい野風と―
仁をずっと支えてきてくれた咲と―
仁によって誕生が早まることになったペニシリンと―
坂本竜馬と―
…色々な事柄が、一気に収束しようとしている?
先回、野風に誘惑されそうになった時に未来(ミキ)の写真が濃くなっていたから
野風の子孫に仁自身が関係するのかと、ちょっぴり疑ってしまったけれど
あれってミスリード?
あるいはミスリードに見せかけた真実?
少なくとも仁は、身請けを受ければ未来(ミキ)誕生に繋がると考えている。
ということで、野風の乳癌を故意に見過ごすという、
今迄の仁には考えられない行為に…
つーか、
過去へのタイムスリップは未来(ミキ)からの罰だと最初は考えていたし、
次には未来を救うために医術の進歩に自分が貢献するのだと考えを改めていたし、
それは自分ではどうしようもない状況に対処するための苦悩の末の結論であり
希望的観測っちゅうやつなわけだけれど、
言えることは、常に未来が念頭にあるということ。
だから、今回は以前とは正反対の行動でも、未来のためという動機は同じ。
同じだけど…
医者の倫理とか、人間としての良心とか、野風の命の尊厳とか…
あらゆるものに逆らって、文字通り「鬼」になっての決断。
自分で模索していた過去の世界での自分の存在意義を
紆余曲折しながらも、とにかく目の前の患者を救うことで見出そうとしていたのに
今、それを引っくり返してしまうことになったわけで
まさに、最終回に向けてふさわしい展開だな。
ただ、主人公が「鬼」のままで肯定されてしまうとは考え難いから
未来を犠牲にしても野風を助けようと考え直すんだと思う。
それは仁にとって自分が死ぬよりも辛いことに違ないけど
多分、写真に関する仁の解釈の方が間違っていて、
助かって良かった…という結論になるんじゃないかなあ>これも希望的観測
あの時代のあの場所にペニシリンが誕生したことで、医学の針は大きく動いたただろう。
でも、坂本竜馬を通して、別のルートでやはり歴史のスピードが速まっていく…
こういう関連性の広がり(?)も面白い。
その「ツケ」が龍馬自身に下りそうになるのも。
ラストシーンは、未来(仁にとっての現代)に戻ったところなのかな?
直前に「戻るぜよ」という龍馬の台詞があったしな。
顔に怪我はしていたものの、判別できない程じゃなかったけど。
あの赤ん坊の形の腫瘍は…ままままさか、あれが一緒にタイムスリップした龍馬?
…考え過ぎっすかね(^^;)
それより咲が作った揚げ出し豆腐を食べる前にこういう事態になってしまったことが
私的には大いに悔やまれる>ぉ
咲が仁に「夢中」なのは事実だけど、医術に「夢中」なのも真実だよね?
縁談のことで野風に相談に行って、逆に彼女の病気のことでイッパイになり
仁に食ってかかっているし。
彼女の真っ直ぐな性格が表れてもいて、好感。
彼女自身が言っていたように、仁によって彼女の人生は大きく変わったし
これからも大きく変わっていくのだと思う。
仁のタイムスリップによってもたらされた最も大きな変化は、
実は咲なんじゃないかと思う。
ところで、半分は仁の苦しい言い訳かもしれないけど、
触診だけでは判断し難い小さなしこりだと言っていたよね。
でも、野風自身は着物の上から軽く触って分かるってどーよ?
…イチャモンですねスミマセンスミマセン
まあ、自分のことって、医者よりも性格に判断できることって実際にあるけどね。
私も以前、大きな病気をした時に、最初に変だと思ったのは下痢をしたことなんだけど
昔からお腹を壊しやすい性質なので本当なら「いつものこと」で済むところなのに
何故か「いつもと何かが違う」と勘のようなものが働いたもんな。
…って、全く余談ですスミマセンスミマセン
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