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テーマ:DVD映画鑑賞(13597)
カテゴリ:香港・中国映画
『Exiled(放・逐)』 2006年/香港
監督:ジョニー・トー 脚本:セット・カムイェン、イップ・ティンシン 撮影:チェン・シウキョン 受賞歴:2007年香港金紫荊奨・最優秀作品賞、最優秀監督賞 2006年金馬奨・アクション部門特別賞 2006年シッチェス・カタロニア国際映画祭・最優秀監督賞 出演:アンソニー・ウォン(ブレイズ)、フランシス・ン(タイ) ニック・チョン(ウー)、ラム・シュー(ファット)、ロイ・チョン(キャット) ジョシー・ホー(ウーの妻)、リッチー・レン(チェン)、サイモン・ヤム(フェイ) ラム・カートン(キョン) ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ いやあ、マイッタよこれ! 始まったその瞬間からカッコイイ! 『インファナル・アフェア』で印象的だったアンソニー・ウォンとフランシス・ン共演。 カッコ良くて可愛くて、 もう全編、見せ場だらけで、 男は男泣き、女は「萌え~!」の世界。 男の友情… オヤジの中に住む少年… クールなようでお笑い要素も満載… そして美しい映像… とにかく画面構成が良い。 カーテンに隠れているシーンなんて最高に美しい。 銃撃戦が美しいなんて最強かも。 様式美というヤツだね。 とても香港映画っぽいというか、東洋っぽいという感じ。 それでいて後半は荒野が舞台になって西部劇の雰囲気になる。 何でもありなんだけど、でも面白いから許す(笑) 何でも全編アドリブで撮ったのだとか。 随分昔、ジャッキー・チェンかブルース・リーか忘れたけど 香港では脚本を予め用意しておくと、すぐにパクられてしまうため その時その時必要な分だけ俳優に渡して撮影するとか聞いたことがある。 だから慣れてる手法なのかもしれないけど、それでも凄いのは凄い。 確かにストーリー的には行き当たりばったり的なところはある。 そう思って観るからかもしれないけど(笑) でも、狭い空間を利用した美しいアクション・シーンがアドリブだなんて とても信じ難い。 でもって、この映画で描いていることは細かいストーリーではなくて まさにこの映像と男の友情の美しさに他ならないのだと思う。 何せ、登場人物達の背景も、事件の発端も、詳しい説明は何もない。 肝心の友情だって、たった一枚の写真が映るだけ。 でも、その写真で皆が幼い頃から仲良かったんだな…という 必要不可欠な情報はちゃんと伝わってくるから問題ない。 ラスト近く、 本当なら緊迫したシーン、 色々な思い入れがあって暗く重いシーンになるところで、 この愛すべきオヤヂ達は歓声を上げながらインスタント写真を撮るのだよ。 狭いボックスの中を大の男4人がギュウギュウ詰めになる。 それからレッドブルの缶を蹴ってサッカーをする。 もう最高。 そして泣ける。 全てが終わった時に缶が落ちてきて、さらに出来上がった写真が出てくる。 そこは少しばかりアザトイ気がしなくもなかったけど、 そういうカッコつけ、けれん味、 それこそが香港映画だなあ…という感じで、やっぱ良いのだよ。 悪ガキのままオヤヂになり、悪ガキのまま死んでいくオヤヂ達。 悪ガキのままの笑顔で。 変に女が絡まないのがまた良い。 しかも、脇に出てくる女達の現実的なこと… 夢に生きるオヤヂ達と何て対照的。 男だったら「男で良かった!」と思うだろうけど 私は女だから、しょーもない女達の行動も分かる(笑) でもやっぱり、こういうオヤヂ達が愛しいよ。 クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります DVD/Blu-ray 期間限定 Special Sale 洋画エグザイル/絆 スタンダード・エディション 【DVD】 DVD/Blu-ray 期間限定 Special Sale 洋画[初回限定盤 ] エグザイル/絆 プレミアム・エディショ... インファナル・アフェア 三部作 SPECIAL PACK お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.03.22 23:04:45
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