|
カテゴリ:平清盛
第9話『ふたりのはみだし者』
「さんざん迷惑かけたのう…」by清盛 大人になってきた清盛の図ぅ― 最初に初めて血の繋がりのある“家族”を得て喜ぶ清盛の姿を出し “血”という点で兄弟にあたる崇徳上皇と “はみだし者”という点で兄弟の様な雅仁親王の話を絡め 双六で締める この纏め方は面白かった。 各人が本音を述べて笑っちゃうほどアカラサマな王家のドロドロを絡め 呆れ果てる清盛は、随分と大人になったなあ(笑) そんな彼の目に異母兄弟である崇徳上皇がどう映るのか… と思っていたのだけど その前に雅仁親王が登場。 毎回言うけど、歴史はサッパリな私なので>言わずとも分かる? あくまでもドラマとしての感想なのだけれど 登場人物が多いから一度に出しては収集付かないので 少しずつ&印象付けるエピと共に登場させるのは当然のことだとは思うのだけれど それにしても、毎回が誰かしらの登場回で それまで影も形もなかった人物がイキナリ我が物顔で出てきて そのため以前に出た人は取り合えず脇に退く… ちゅー構成が続くと、何か物語が進んでない感じでイマイチな気が(^^;) その中で清盛が成長していく…ということで 動き&統一感をもたらしているわけなのかもしれないけどね。 つまりRPG(笑) でもって 次々に登場する人物達が、それぞれ清盛のバリエーションぽいキャラで 成長物語には効果的な構成で好みではあるのだけれど やはり人数が多過ぎるし、毎回毎回…ちゅーのもナンダカナな部分も(^^;) まあ、それは置いといて>ぇ 清盛&息子、そして平家の兄弟間の絆と どちらもズタボロの王家を対比的に描くのは分かりやすくて良い。 それを語るのが源頼朝だってとこは 「お前が言うな」的お笑い要素? しかし 女の情念の塊みたいな得子は、その分とても人間的と言えるのに対し 浮いてるにも程がある璋子と今にも血管切れそうな鳥羽上皇は やはり現代なら専門医に診せるレベル。 ドロドロを装っているけど情念ではなく脳の問題っぽい。 そんな彼らを目の当たりにして呆れ果てる清盛は それだけ分別がついてきたって証拠だね。 特に雅仁親王には、少し前の自分自身の姿を見て複雑な思いだったかも。 この2人がこれから長きに渡って関わり合っていくわけね。 それを象徴するのが双六。 前の方のシーンで祇園女御が双六に言及したのは、ちょい違和感あった。 でも、前振りだったわけね。 このドラマでは清盛の実両親は白河法皇&舞子だけど この祇園女御を生みの母としる説もあるらしい。 だから、清盛が子供を彼女に披露したことも 今後を暗示するかの様な双六話も意味深く聞こえる。 「出た目一つで遅れを取っていた者でも勝ち上がることができる」 という予言の様な言葉は 最初、清盛を蹴落とす存在の出現を示唆しているのかと思っちゃったけど “はみ出し者”として時間を浪費していた時期があり 今尚ハッキリと道を定めていない清盛だから 彼自身の生き方について励ましてくれたってことでファイナルアンサー? 雅仁親王が双六で賭けをしようと言い出しのは、ちょっと唐突感あったけど 生き方になぞらえているにだと考え直せばしっくりくる。 木登りしていた義朝は真逆なタイプで 博打好きな雅仁親王は似たタイプってことなのだろう。 でも、その雅仁親王のメチャクチャな我の張り方に対し 息子を守ることに徹した清盛は、やはり大人になってきたなあ。 その息子もイキナリ成長してたなあ(笑) ところで、まだまだ正体不明の佐藤義清。 何考えてるのか今だに分からないんだもん。 騒動を起こすに決まっているのに崇徳上皇の歌を披露したのは 彼への恋心故…じゃなくって、彼の立場や心情を気にかけているが故 なのかなと思って、今回は少し評価が上がりそうだと思ったのも束の間 結局、璋子狙いだったんじゃん。 ドサクサに紛れて口説いてるし(笑) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/508-06712730 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ ☆朝ドラ『ファイト』~『カーネーション』感想は「REVIEWの部屋」に纏めてあります☆ やっくんち
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[平清盛] カテゴリの最新記事
|