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もう…何がなんだか日記

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2012.06.28
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カテゴリ:韓国映画
エリ、エリ、ラマ サバクタニ
「我が神、我が神、何故私をお見捨てになりましたか」(マタイ27:46)

父親に捨てられた9歳の女の子の物語―

ウニ・ルコント監督の実体験がベースになっているそうだ。
イ・チャンドン監督が制作に関わっているというだけでも
観る価値があると思う。


★★★ネタバレあり★★★


幾らでもドラマチックに、お涙頂戴に仕立て上げることもできる題材なのに
寧ろ盛り上げることを拒否するかの様な
淡々としたドキュメンタリー風の語り口で描いている。

冒頭、父親と過ごすジニ@主人公の楽しそうな笑顔が映る。
それこそ説明なしに。

でも、ジニが心から父親を愛し信頼していることは伝わってくる。
その笑顔は本当に子供らしい自然で可愛い笑顔。

その笑顔を、ジニはすぐに失うことになる。
父親に連れて行かれたのは孤児院で
ジニを置いて、父親はそそくさと帰ってしまう。

父親役はソル・ギョングなんだけど
この時にのみチラリと映るだけで後は顔が一切出てこない。
贅沢な使い方と言えるけど
彼の様に有名で存在感もある役者だからこそ生きる手法かも。


こうして捨てられたジニが
戸惑ったり苦しんだり反抗的になったり絶望したりした後
再生していくまで描かれている。

原題の「旅行者」は、
ジニや彼女の様な立場の子供達が何処に行っても異邦人であることを
示しているのだろう。

邦題の「冬の小鳥」は、
ジニと初めての友達が拾った傷ついた小鳥を示すと共に
その小鳥に重ね合せたジニ自身を表しているのかも。


「天才子役」という言葉は日本でもよく耳にはするけれど
達者故に、または環境故に内面は大人びてしまった子供が演技で子供らしさを表現する
そんな「天才子役」は多くいる気がするけれど
ジニを演じるキム・セロンは、そんな言葉では表現しきれないと思う。

彼女の演技はとても自然で、本当にジニという子供がそこに生きているかの様。


例えば
唯一、説明的な台詞を彼女が言うシーン。
彼女なりに考えた“捨てられた理由”を語るんだけど
全くもって演技臭くない。
もう、ここんとこ泣ける。

少ない情報からでも観客は、彼女の父親が新しい妻とその間にできた子供を優先し
そのために邪魔なジニを排除したのだ…というのが分かるのに
つまりそれは大人の勝手な理由であるのに
ジニは自分のせいだと考える。

子供ってそうなんだろうなと思う。
どんなに虐待されても、親を信じ、親を慕う。
親の仕打ちは自分が悪いからだと考える。


例えば
死んだ小鳥を埋めた地面を再び掘り返し
出てきた死骸を放り投げ
さらに深く掘った穴に自分自身を埋めようとするも
苦しさに耐えきれす挫折するシーン。

あの目、あの表情…

凄いよキム・セロン!


ところで、この穴に一旦埋まるエピだけど
そのずっと前の方で僧職者が上記のキリストの言葉を語るシーンがある。
キリスト教系の孤児院なので。

意味と場合は違うにしろ、死と復活という点において
ジニとキリストを重ねているのだと思う。

穴に埋まったジニは、それまでの生き方の面で死に
“大人”になって復活する。

絶望が彼女を大人にする…

何て皮肉。
いや、現実ではある。
でも、それでも

こんな小さな子供が、こんな形で“子供”であることに決別させられるなんて…

孤児院に来て以来、笑ったことのなかったジニが
皆で写真を撮る際に初めて笑顔を見せるんだけど
冒頭の父親と一緒の時の笑顔とは明らかに違うんだよね。

まさに大人が浮かべる作り笑顔。


こうして“大人”になった時、ジニに引き取り手が現れるというのも皮肉。
ウニ・ルコント監督と同じくフランスに養子に行くことになったジニ。

フランスに向かう飛行機の中でジニは父親の夢を見る。
でも、やはり父親の顔は映らない。
覚えているのは、その背中の温もりだけ…

ここがもう、死にそうなくらい泣ける。

監督がどんな人生を歩んだのか知らないけれど
今、こうした映画を撮ってるくらいだから
それなりに希望を持てる生活をしてきたってことだよね?
だからジニにも希望が待っているということだよね?

そう思わないと、観ているこちらが立ち直れない。


韓国では、この様に外国に養子に出す例が多いのだとか。
それを初めて知ったのは、ムン・ヒジュンの『Alone』という曲を聞いた時だった。



『旅行者/A Brand New Life/Une Vie Toute Neuve』 2009年/韓国
監督/脚本:ウニ・ルコント
制作:イ・チャンドン
出演:キム・セロン(ジニ)





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Last updated  2012.06.28 23:01:21
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