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2012.08.05
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カテゴリ:欧米映画
“もう一つの地球”が空に現れた時
それに見とれたローダは交通事故を起こし幸福だった一家族を破壊する。

低予算、アイディア勝負のインディペンデント映画。

台詞は少なく、ドキュメンタリーっぽいタッチで、アートっぽい雰囲気の作品。
本来そういうのって苦手な方なんだけど、何故かグイグイ惹きつけられ
最後まで面白く観ることができた。

でも、ラスト・シーンは謎(^^;)

つーか、色々な解釈ができる。
ハッピーエンドからバッドエンドまで、それこそ180度の幅。

こーいうのも基本的に好みではないんだけど
気付くと色々考えを巡らしている自分がいた(笑)

なので、このラストについて
アレコレ書いてみマス。


★★★ネタバレあり★★★


ローダは被害者家族の唯一の生き残り@ジョンを訪ねるも
本当のことを言えず清掃サービスだと偽る。

実際に清掃の仕事をしていたので咄嗟に出てしまうのは自然だし
それでジョンとの付き合いが始まってドラマが動き出すわけだけど
それだけでなく、
混乱し汚物が溜まり汚れた部屋を整理し綺麗にするという行為が
まんま心を表しているのだろう。
並行して少しずつ少しずつジョンは人間らしさを取り戻して行く。

2人が男女の仲になるのは、まあ当然の帰結ってヤツ。
でも、ローダの方は自分を隠しているわけだから、この土台は脆い。

ましてや、ローダ自身の救いには結び付かない。


“もう一つの地球”へ行く権利を得たローダを引きとめるジョンは
その時点では新たな人生を歩もうとの決意が生まれていたのだろう。

ようやく本当のことを話すローダだけど、ここでまだ黙っていたら酷過ぎるよね?
それを知っても尚、自分を引きとめてくれるなら…と前置きするところは
彼女の中にまだ甘えがあるということだよね?

で、結局のところ、彼女の甘えは地に叩きつけられてしまう。


“もう一つの地球”は、この地球のコピーだと思われていた。
だから、そこに行くことを望んだローダが“もう一人の自分”に
今の自分と違う状況を夢見たとは考え難い。

そこには、全く同じ苦悩の中にいる自分がいるだけ…のはず。

ただ、自分を外側から眺める…ということは出来るかもしれない。
自分自身と向き合い、自分の罪と向き合って、
これからの人生の歩み方を模索することができるかもしれない…
と考えたのかな?


でも、お互いの存在を認め合ったことで同調が崩れ
それぞれの地球はそれぞれの状況で動き始めたのでは…
という説を聞き、ローダはジョンにチケットを譲る。

“もう一つの地球”が目に見える様になったのは、ちょうど事故が起きた4年前だから
もしかしたら向こうでは何事もなかったかもしれない。
ジョンの家族は健在かもしれない。
ローダはその4年間を刑務所ではなく無事に大学で過ごせたのかもしれない。

それは救いになるのか?

向こうでのジョンの家族は昔のまま幸福に暮らしているのだとしても
そこには当然“もう一人のジョン”もいるわけだから、
こちらのジョンが家族を取り戻すことにはならない。

それでも、永遠に失われてしまったと思われた家族のその後の人生が
空の向こうでは続いている―
自分の傍からは消えてしまったけれど、向こうでは元気で生きている―
そう知っただけでも心は少し緩むかもしれないね。

そうして、今の自分を受け入れることができたジョンは
今度こそ新しい人生を歩んで行こうとの決意が固まるかも?


勿論、“もう一つの地球”でも事故は起きていて
ジョンは現在の自分と全く同じ状況にある自分を見出すだけかもしれない。

まあ、その場合は、先にローダが考えていた(かもしれない)様に
自分自身を外側から見つめる、という行為に繋がるかもしれず
それは、そのまま救いに繋がるかもしれないから
全くのバッドエンドとは言えないかな…という気もする。


でもなあ、やはり状況は違っていると思うな。
でないと、ローダの行動も“もう一つの地球”の存在も意味を成さなくなっちゃうじゃん。

やはり何かの“罪”を背負っているらしいジェフリーは自ら目を潰し耳を潰して
闇の中に自分を閉じ込めてしまう。
凄く冷たい言い方をすれば、逃げているってことだよね?
ローダが彼の掌に書いたのは「FORGIVE(許しなさい)」。

このエピが生きるためには、ローダも自分自身を許せる様にならなければ…


そしてラスト、ローダは“もう一人の自分”に逢う。

こちらのローダはチケットを譲ってしまったわけだから
向こうのローダがやって来たってことは既に2つの地球が同調していない証拠。
だから、ローダもジョンも変わらない状況にあるとしたら何のための今迄の物語か…
ってことになっちゃうよね?

“もう一人のローダ”が無事に大学@MITを卒業したなら
作文云々に関係なく宇宙飛行ができたと考えられるし。

で、不幸に遭わず、順風満帆に生きてきた“もう一人の自分”に逢っても
それ=救い にはならないと思う。

ちょっと気持ちが晴れる部分はあるかもしれないけど
人生を取り換えることはできないのだから。

だから、“もう一つの地球”=事故は起きなかった地球であっても
まんま救いにはならない。
完全なるハッピーエンドにはならないと思う。

やはり事故は起きていた…という結果=バッドエンドではなく
もしかしたら、何事もなかった…という結果の方が残酷だったりして?



でも、それでも、自分と向き合うということは出来るはず。
結局のところ状況は何も変わらないし罪は拭えないけれど
だからこそ、それらを認めた上で幸福を見出すという方向に進んで行けるはず。

そういう意味でのハッピーエンドだよね、きっと。

であるならば、“もう一つの地球”でも状況がどうであっても
大して関係ないのかもね。
単にローダの妄想と取っても良いかもしれないし
映画的嘘っちゅーか象徴的表現だと見なしても良いのかも。
なのでラストシーンでは空に何も見えなかったのかも…

でも私は小心者だから(?)
やはり“もう一つの地球”では不幸な出来事はなかったのだと思いたい。

どちらにしても、ハッピーエンドであると信じたい。



『ANOTHER EARTH』 2011年/アメリカ
監督/撮影/編集:マイケル・ケイヒル
脚本:マイケル・ケイヒル、ブリット・マーリング
出演:ブリット・マーリング(ローダ)




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Last updated  2012.08.05 23:17:01
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