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テーマ:中国・香港映画が熱い!(655)
カテゴリ:香港・中国映画
蒼井そら主演。
ちゅーても、私はAVは管轄外なので分からないのだが(^^;) 以前に何かのドラマ(一般のTVドラマ…もしかしたらミッチーの『八雲樹』だったかも?) にゲスト出演したのを観たことがあって、名前だけは覚えていた。 中国では大人気だそうだ。 この映画では軽い知的障害のある高校生くらいの女の子の役で 台詞が少ないのは中国語力の問題かも…という穿った見方もできるけれど 別に違和感はなかった。 ちょっと過激なシーンはあるので、そのための起用かも…という見方もできるけれど 可愛くて清純で幼気で…というキャラを不自然なく表現していたと思う。 もう一人の主人公@キットが彼女のために命をかけるのも 「うんうん分かるよ」って感じ。 そのキットを演じるジュノ・マックは歌手だそうだけど 坊主頭のせいかタカ&トシを連想してしまって困った(笑) でも、普通の青年っぽさが出ていて良かった。 目力があるし 良い方向にも悪い方向にも「若さ」が生きていたと思う。 ★★★ネタバレあり★★★ 猟奇的殺人事件 腐った警察 踏みにじられた純愛 復讐 暴力の連鎖 …何となし韓国映画を連想した人は少なくないかも(笑) 全体的に面白かったんだけど、個人的に納得できない部分も。 主人公2人が受けた仕打ちはあまりにも酷くて 復讐したくなる気持ちはよく分かるから どうしても2人に肩入れしてしまう。 ターゲットになる連中が少しは良いところがあるとか やむを得ない事情があるとか罪悪感に苛まれているとか せめて復讐に脅える姿を見せてくれていたら 幾分かは彼らに同情する気持ちも湧いたかもしれないけど そういう描写はなかったなあ… 寧ろ主人公達を一方的に悪人扱いし、排除することしか考えてない感じ。 だから復讐を完遂してメデタシメデタシ…な話なら 溜飲が下がってスッキリ!だったかも。 それでも勿論、復讐なんて推奨できるものではないから 主人公が悲しい結末を迎えることにして後味を苦いものとする という程度なら良かった様な気もする。 でも、そうじゃなかった。 なかったのは良いんだけど つまり予想できない展開になってくれるのは 寧ろ嬉しいことなんだけど え? そう行く? って感じ(^^;) だって一番悪い奴が 背景も描かれず、ひたすら悪い面しか見せなかった奴が 5年後(イキナリ5年後ってのにも笑ってしまったけど) 聖職者になってるってどーよ? 一連の出来事を経て自分の罪深さを反省したとかならともかく あの言い草では一方的に主人公達を悪者にしてるだけで それを「許した」なんぞと上目線で語ってみせて …どこに信仰があるわけ!? つーか 信仰心とか宗教とかをバカにしてね? まあ、これだけなら 真に悪い奴は自己保身のためなら神をも利用するのね と、さらに怒り心頭で見つめることになり 直後の復讐シーンをより効果的にするための“タメ”とも取れるけど さらにその後に続く展開が… いや、絵ヅラとしてはまあ面白いと思うんだけどさ でもなあ… 幾ら子供は時に残酷になれるとか、単純なだけに過激になれるとか 無理クリ思う様にしてみても、やっぱ非現実的。 彼らがそれ程までにあの聖職者モドキを慕っていたとしたら 「お前ら上手く乗せられてんなー」ってところだし(^^;) 仮に彼が本当に真摯に聖書に従った生き方をしていて それ故に子供達が心酔していたのだったとしたら 彼は罪は許すべきと説いていたわけだから 「お前ら却って彼を裏切ってるじゃん」ってことになる。 つまりさ 「許す」ことが一番の復讐…だとか 暴力の連鎖の悲惨さ…といった メッセージを込めているみたいだけれども そーいう作品にはなっていない気がする。 「悪」はどんな形を取っても「悪」で 一般人はいつまでも「悪」に蹂躙されるばかり という印象が強く残ってしまった。 主人公2人が、あまりにも悲しい。 『復仇者之死』 2010年/香港 監督・脚本:ウォン・ジンポー 出演:蒼井そら(ウィン)、ジュノ・マック(キット) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/924-ff751564 ☆クリックしてね♪(3つも多過ぎ?)☆ にほんブログ村 映画ブログ 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANK ☆ドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてあります☆ やっくんち DVD 香港版DVD ジュノ・マックCD お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.07 08:59:59
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