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2013.11.24
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カテゴリ:欧米映画
人間には
誌的な人と散文的な人の二種類がいると
言っていたのは『赤毛のアン』。

前者にとって空想は呼吸と同じくらい自然であり重要な行為。
楽しみを増幅させ、苦しみを軽減するために。


前者は支持するけど
後者は辛いことだよね。

それだけ過酷な現実の中にいるということであり
それから抜け出す術がないということだから。

でも、そんな悲しい空想を駆使するしかない人々
特に幼い女の子達のことを描いた物語は少なくない。

『パンズラビリンス』も『ローズ・イン・タイドランド』も
そしてこの『プレシャス』も。


Precious(貴重)と名付けられながら
幼い時から虐待を受けてきたプレシャスは空想の世界に逃げ込む。
父親からレイプされている時
母親から嫉妬や憎しみをぶつけられている時
意識だけ現実から抜け出す。
喝采を浴びてステージに立つスターの自分と
自分を優しく迎えてくれるハンサムな恋人を夢見る。



舞台は1980年代後半。
『そしてエイズは蔓延した』(ランディ・シルツ)の頃。
その脅威は知られ始めたものの、まだ間違った捉え方が主流だった頃。

Life is real...(byフレディ・マーキュリー)


私は虐待とは程遠いノホホンとした少女時代を過ごしてきたけれど
空想の世界はやはり拠り所だった。
大人になれば卒業するものだと思っていたけれど
寧ろ年齢を重ねるにつれ、切実にその世界を必要としている。

だから、プレシャスの空想世界は
切なくて痛々しくて観ているのが辛かった。

現実に直接的な反応を示して泣きわめいてくれたりした方が
まだ耐えられたかもしれない。


でも、勿論それだけでは終わらない。

プレシャスは
あまりにも無知であったため、現実を変える力がなく
空想に逃げていただけで
教育が彼女を強く変え、空想の世界に決別する。


教育の大切さと楽しさを教えてくれた先生は
スタイルが良く輝くばかりの美人で
同じ黒人系なのにプレシャスとは正反対の人。

これはステロタイプというよりも、まさに象徴なのだろうな。


ただ、先生がレズというのはどうなのかなあ…
そうしたことへの偏見からも自由、ということを表しているのかもしれないけど
逆の意味にも取れそうで、そこが気にならないでもない>個人的感覚デス

原作者も映画の監督もゲイであることをカミングアウトしている人なので
そのせいで入れた要素なのかもね。


物語的には最後の方での
母親@モニークの長台詞が素晴らしかった。
アカデミー賞助演女優賞も納得の演技。

人間的には
何て酷い母親だ!
てのと同時に
何て哀れな女性なんだ…
と、やりきれない気持ちになった。


プレシャスは、そうした母親の陥った所から
教育の力で飛び立っていく。
知識が彼女に道を示す。


そこまでだったら、爽快な結末になっただろう。
そんな単純な結末を許してはくれない作品だった。

それでも
こんな暗くて重い内容なのに
後味は悪くない。

ところどころに滲むユーモアと
プレシャスが自分の足で立って行く様が実感できるからだろう。

Life is real...

歩いていかなくちゃ
そう思わせられた。



『Precious:Based on the Novel Push by Sapphire』 2009年/アメリカ
原作:サファイア『プッシュ』
監督:リー・ダニエルズ
出演:ガボレイ・シディベ(クレアリース・プレシャス・ジョーンズ)
   モニーク(メアリー:母親)、ポーラ・パットン(ブルー・レイン先生)
   マライア・キャリー(ワイス夫人)、レニー・クラヴィッツ(ナース・ジョン)





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Last updated  2013.11.25 12:36:12
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