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もう…何がなんだか日記

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2018.09.27
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​​​​​​​​​​​​​​​ドラマだからって
ドラマチックでなくたって良い

主人公は完璧である必要はない
どうしようもない悪人だって、屑だって良い

何かを成し遂げることもなく、寧ろ挫折続きでも
大きく成長することもなく、卑小なままでも良い

登場人物達が本当に生きている“人間”に感じられるほど
描き込まれ、表現されているなら―

作者が訴えたいテーマが息づいているなら―

同時に、娯楽はやはり娯楽なわけだから
しっかり面白さも備えていてくれるなら―

ドラマとしては完璧!

そして
その全てが全く欠けているのが『半分、青い。』

…あくまでも、個人的見解です!

…ひじゅにですが何か?



​「私の世界は半分になった」​by鈴愛



↑ポエトリー台詞も極まれり!って感じッスな(^^;)


その前に、鈴愛にとってユーコが「半分」と言えるほどの存在だったのか
ちょっと不明なんだけど…

ユーコは鈴愛を徹底的に持ち上げていたけど
鈴愛の方は特に彼女に何もしなかった様な記憶。

ユーコは“秋風塾”を辞めた後も鈴愛を気にかけてくれていたし
この間の「生と死の間」発言の時まで何回か訪ねてきてくれたけど
鈴愛の方は全く動きがなかった様な記憶。


終盤も終盤だからタイトルとリンクして
「半分」「半分」とあちこちで強調している様子だけど
このドラマのテーマというか、悦吏子様が一番(唯一?)描きたいのは
​​&鈴愛​​なんでしょ?

ユーコの死で「半分」になっちゃったら
もはや律と世界を分け合う余地がなくなっちゃうんじゃ?>ぉ


それと、ユーコは常にボクテと一緒で
鈴愛よりも仲良さそうだったのに
何故こーいう時はボクテが出てこないの?
ボクテと分かち合うべき時じゃないの?


それでも勿論、友達なんだから
死を嘆くのは当然のことなんだけど…

何かこの言い回しってさ
自分の気持ちを語っているだけで
ユーコを偲んでいるって感じしないよね。

「生と死の間」発言は
(個人的には今も納得し難いのだけど、そこは置いといて)
とにかくユーコが何がしかの不安もしくは恐怖に苛まれていて
鈴愛に助けを求めていたのは事実。
どうしようもなかったこととはいえ、その言葉を受けた鈴愛が
彼女を助けられなかった罪悪感に苦しむ…とかなら分かるんだけど
そういう感じでもないよね。

何か、結局、​自分のことだけ​なんだな…と思ってしまった。


それに、またもやカンちゃんを放置しているし(^^;)

転校すると決めたことでイジメ問題は解決?
あれからずっと学校は休んでたの?
で、今は春休みらしいから、もうイジメは完全終了?
心の傷なんて最初からなかったってこと?

カンちゃんは離婚して父親に逢えなくなったことを
「同じ地球に住んでいる」とか何とかいう理屈で
平気な顔をしてみせていたけど
父親に貰ったキツネのぬいぐるみを離さなかったり
この間、再会した時には父親に飛びついて泣いたり
そもそも母親に悩みを打ち明けられなかったり…
鈴愛の様に無神経な人間ではなく、やはり心はあるし
その心はかなり傷ついている様に見えるけど?


それでいて、自分は母親に甘える。

いや、母親にくらい本音を晒して甘えたって良いよ。
でも、全ての人に甘えているんだものなあ…鈴愛は。
自分も母親だということは忘れているって感じだし。


「あんたら見とったら涙出てきたわ」
草太にも、ブッチャー&菜生にも気を遣わせ
表面的にも元気そうにしてみせる…という努力もなく
自分の気持ち優先。


「おじさんは偉いね」
「和子おばさんのこと乗り越えて、こうしてちゃんと生きとる」
弥一さんにこういうこと言うって、​最低​じゃね?

誰もかれもが、いつまでもグズグズ泣き続けていたり
他の人達の前でも仏頂面しているわけではない。
表面的には笑っていても、心は悲しみや喪失感を抱えていて
いつ爆発しそうか分からない状態でいることもある。
…つーか、そういう場合の方が多い気がする。

寧ろ、哀しみが大きいほど、そうなる気がする。
鈴愛の様な、いかにもアピールしてます的な態度は
それだけ軽いってことの様な気がする。


鈴愛自身にも和子さんは大切な存在だったハズ。
その和子さんの死を自分も経験したし
その前には、お祖父ちゃん
さらに前には、お祖母ちゃんの死を経験した。

そりゃあ「半分」と断言できるほどの存在であるユーコの死とは
気持ち的に違うっちゃー違うのかもしれないけどさ
もうちょっと死への向き合い方を学んでいても良さそうなもの。

もっとも、​これこそが鈴愛!​ってとこではある(笑)


好意的解釈をするなら

ユーコに関しては、ボクテの様にTV報道を確認するということもせず
寧ろTVは観ない…と、逃げていた鈴愛。
娘のイジメ問題にも向き合っていない鈴愛。

それが今回、ユーコの家を訪ねるという行動が取れた

ユーコの死にしっかり向き合う

カンちゃんのことも扇風機のことも
そして律のことも、しっかり向き合える様になりましたとさ。
メデタシメデタシ!

という算段?


ともあれ
これだけ自分の気持ちに浸れる鈴愛は幸せだよね。

実際には、アレコレやらなければならない事だらけで
めちゃくちゃ忙しいもんじゃね?
ゆっくり悲しみたい…思いっきり悲しむことで乗り越えたい
と思いながら動くしかない。
それが生きるってことだという気がする。

あ、そうか
鈴愛は“生きている”とは言い難いものな。

悦吏子様の傀儡に過ぎないのだから。

↑個人的見解です!




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Last updated  2018.09.27 23:24:58
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