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テーマ:●日本映画●(486)
カテゴリ:日本映画
いじめに加担していた主人公が、いじめられっ子に復讐され
自分がいじめられることになるも、策略を巡らし応酬… と、悪意の連鎖という趣の物語。 ☆★☆★☆★☆ネタバレあり★☆★☆★☆★ 厳密にいうと、主人公はいじめに手を出していたわけではない。 直接には手を出さないけれど、いじめっ子に命じられるまま見張り役には就いていた。 ターゲットが自分に移るのが怖いから。 いじめられっ子はいじめられても仕方のない子だと見下してもいたから。 それ以外では、いじめっ子は良い友達だから…良い友達に見えたから。 つまりは、これって いじめ(に限らず、犯罪全般)は加害者が悪いのは言うまでもないけれど 見て見ぬふりをする傍観者達にも罪はある― というのを訴えているのだと思う。 「思う」というのは、あまりそこのところが鮮やかに描けていない感じがするから(笑) そうした人達を擁護するつもりはないけれど 止めに入るというのは難しいよね。 一概に責められるものでもない様な気もする。 とはいえ、この主人公の舞は 目の前で行われているのはかなり酷い行為であるにも関わらず のど元過ぎれば「大したことなかった」と言っちゃうくらい麻痺しているし 転校先で友達を見つけるのにも 口先三寸って感じで(笑)心の中では相手を見下している。 ぼっちは嫌だから適当につるむ相手が欲しいだけ。 だから、あまり好感は持てない。 演じているのが足立梨花だから可愛いなと思うだけ(笑) プラス芯が強そうにも見えるから 彼女へのイジメっ始まったが時、採取的には跳ね返して スカッとする終わり方になることを期待した。 ちょっと違った。 まあ、彼女は直接いじめ行為をしなかっただけで 根性はあまりよろしくない感じだから 100%同情することはできないし かといって、元いじめられっ子@小田切も、ぶりっ子して皆を動かしているだけだし 舞と2人だけの時は口汚く罵ったり馬鹿笑いしてみせたりして あまり良い印象は受けないから擁護はできない。 勿論、傍観者達も、心ではいじめっ子を応援している感じで ナンダカナ…だし。 無関心を貫いている人もいたけど 何か偽善者っぽい。 一人だけ、この事態は良くないことだと認識し 何とかしなければと焦りながら恐怖で動けない…という人がいて 実際には、こういうタイプが多いんじゃないかな? でも、彼女は正義感を発揮する方向に行くかと思いきや 逆の行為に走ってしまう。 悪い意味で傍観者でなくなってしまう。 最後は「死ね!」で終わるんだけど それで皆が死を江良だかどうかは分からない。 そうすると舞も死ななければならなくなるんだけど それもハッキリとは描かれていない。 ちょっと匂わせてはいる…と言えなくもないけど。 舞が失禁して濡れた下着を皆の前でスルスルッと脱いで 投げつけたところはカッコイイと思ってしまった(笑) 2017年/日本 監督/編集:山岸聖太 脚本:松井香奈 原作:澄川ボルボックス 音楽:吉川清之、岸田勇気 主題歌:Lily's Blow(滝沢菜々)「NAI NAI NAI」 出演 足立梨花(葛西舞) 江野沢愛美(小田切詩乃)加弥乃(藤塚優里亜) 岡田結実(名取静)藤田富(黒木唯)小南光司(当麻篤史) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3710-6be5b5b6 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ DVD 原作 主題歌>(初回限定盤 CD+DVD) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.09.16 22:54:18
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