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カテゴリ:朝ドラ-4>わろてんか~おちょやん
母親ひいては家族に対する千代の思いが
あまりにも強過ぎ、また理想的過ぎで 妄執と言ってしまっても良いくらいに感じていたんだけど その思い自体が…というよりも そうした思いを抱いているがゆえに きっと何かあるだろう…と怖かったんだけど その思いが裏切られる! …という展開に早くもなってしまった。 いや、遂になってしまったと言うべきか。 泣きながら一平の母親をビンタする 杉崎花さんの演技は今日もGJ! …ひじゅにですが何か? 「ほんまのお母ちゃんのくせに!」by千代 母親という存在に対する千代の“夢”は みつえ&福助の結婚の時にはストレートに叶えられた。 千代自身が (それこそ朝ドラヒロインらしく)説教垂れたり暴走したり …するまでもなく 母親達自ら、それを証明してくれた。 だから“夢”は現実そのものなのだと思われた。 一平に襲名をさせる(ことにより一座の状況を安定させる)ため 千代が考え付いた策は、まさに「母親」。 「映画みたいや」by平田 千之助さんには言葉巧みに詰め寄って情報を得られたし “カフェ・キネマ”の仲間達の協力で客達から情報を得られたし 千代の「おかげ」で順調に進行。 いざ、母親に逢えた時のアレコレも、ちょっと極端な盛り上げ方で 「映画みたいや」…つーか 「芝居がかった」作りを意識している様に見える、このドラマの まさに真骨頂って感じ(笑) でも、内容的には千代の思惑とは正反対。 そもそも登場時の母親の客とのやりとりの様子は、何かちょっと下品だったよね。 「身請けしてくれはった旦那さん」と言っていたけど 芸者か…まさかまさか娼婦に身を落していた時期があったってこと? いや、今だって、一見立派な旅館だけど…もしかしてもしかして? …と、疑いたくなってしまう雰囲気を漂わせた女性なのは確か。 そして容赦なく 一平の中の母親像と 千代の中の母親への“夢”を打ち砕く。 一平にとっては良い結果をもたらすと思う。 父親の印章がガラリと変わったわけだから 最初の目的である襲名に向けて前進していけそう。 ここはやはり、ヒロイン千代の心境が興味深い。 だって、彼女に逢うまでは 「あんたと一緒に暮らしたいって思てはるかも分からへん」 なんて言っていたのだから。 「うちはそやった、テルヲともヨシヲともな」 なんて、甘い甘い考えだったから。 ひじゅには、家族との仲はまあまあだったから 親とか血縁とかへの信頼感みたいなのはある。 表面上は対立することがあっても根本は繋がっている…みたいな。 毒親の下で育った人にしてみれば、とんだ甘ちゃんだろうと思う。 でも、千代は逆に、毒親のために苦労してきたというのに 家族への思いを捨てきれないでいる。 完全に捨ててしまったら自分の存在価値もなくなるとの恐れから 必死で縋っているだけなのかもしれないけども。 で、そんなだからか“夢”ばかりが膨らむ。 現実を知らないから落としどころもないしね。 今迄、どんな人とも最終的には仲良くなってきたから それも根拠になってしまっている。 だから、一平のことなのに自分のことの様になってしまっていて 母子の対峙の場にも何も考えず同席するし 一平に語らせず自分でアレコレ出しゃばってしまう。 それで、“夢”を破られ 一平のためというより自分の感情が爆発してビンタまでしてしまう。 テルヲとの血の繋がり(つまり遺伝)を強調しているわけではない(笑) カワイイっちゅーか 哀れっちゅーか でも、気持ちは何となく分かる。 とはいえ、ここで、こういう展開に持って行ったのは面白いね。 まあ、実際のところ 大人になった一平が一目で我が子だと分かったところとか 「何で私があないな人、庇わなあかんねん」と言いながら 自分に不利な真相を暴露して、天海さんを結果的に庇っているところとか 一平達が去った後に泣き崩れたところとかからして 芯の芯は千代の“夢”通りの「母親」だってことなのだろうけどね。 まあ、そこは朝ドラだから「救い」がなくっちゃね(笑) ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3847-0908ed9c ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ お母ちゃんのロング割烹着 夕凪の街 桜の国 一平 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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夕の言葉の中に「本当の気持ち」がどれだけあるかって問題ですよね。
去って泣き崩れる展開は、本当は会いたかったという事。涙のご対面、抱擁する母子よりも見るものをひきつける。 想像なんですが一平は天海の子ではないんじゃないだろうか? そう考えると色々と繋がってくるけれど、どうなんでしょうね。 先週の話で一平が千代についてヨシヲに話したのと千代の夕さんへのビンタは同じなんだろうと思う。 本心が言い辛い当人に変わって気持をぶつける事を通して千代と一平の関係は深まっていく、という事でしょうね。 (2021.03.03 19:04:28)
忘れないように記録。
一平が襲名したくなかった理由は、父への反発だけではなく母がつけてくれた一平という名前で役者を続けたかったから。 今回一平が夕さんに再会したのは一平にとっては結果的にいいことだったのかもしれないが、夕さんにとっては心を乱される苦しい出来事だった。 それを夕さんから感じ取った一平は憎まれ口を叩きつつ手切れ金を受け取らなかった。 以上から、どこかで再開はあるのかもしれない。 -- 千之助さんが天海との固い約束である一平の母の居場所を千代に話す気になったのは、一つは社長さえ千之助に気を遣うなかで千代だけが真っ正面から立ち向かてくるから。 恐らく千之助さんは本気でぶつかってくる相手は苦手なのかもしれない。 もう一つは今の一平ならば乗り越えられると考えたからでしょう。 「役が人を創る」というのが今作の答えではないだろうか? 一平に天海天海という「役」を与えることで、一平が今まで蔑ろにしていた、父であり師である人物をとことん掘り下げて感じ考えさせる。 その役に挑み失敗しながらもモノにしていき、やがて外野を黙らせる本物になる。 そういう期待もあったのでしょう。 ------ おまけ 前回の記事の話題だけど、私は一話完結方式も嫌いでは無いのですが、一話完結の場合は普通のドラマより、もっともっと型を大事にすべきだと思っています(時代劇や二時間サスペンス等、起承転結と様式美) 前作の場合は全体の話の整合性もそうですが、型を軽視し過ぎている(それ以前に何を伝えたいのかも分からないけれど…絶賛している方の感想を読んでも上手く説明できていない) (2021.03.04 04:24:59)
ありがとうございます。
たまたま、この日の『あさイチ』最初の方だけ観たのですが、ゲストの坂下千里子さんが号泣してました。 ちなみにテルヲの回では中村勘九郎さんが号泣してました。 某レビュアーが「連続ドラマ」に拘るのは過去の描写との整合性ですけど、今作に関してはイチャモンの域かと(笑) それじゃ前作はどうなるんだ?という気がするけど、そちらは脳内補完力をフル発揮しているみたいですね(^^;) (2021.03.22 22:13:09) |