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カテゴリ:おかえりモネ
先回「第8~10週」なんて書いたけれども
実際には第9週までの感想でした。 こんな、たま~にのブログでも ポカしてしまう私って… …ひじゅにですが何か? 「結局自分のためなんじゃん?」by莉子 ちゅーことで 第10週『天気予報は誰のため?』 第11週『相手を知れば怖くない』 第12週『あなたのおかげで』 です。 「おかげ」って それこそ朝ドラヒロインのために存在するかの様な言葉で(笑) 朝ドラ感想を書き続けて来た身にとっては、ある意味トラウマ。 まさに“呪いの言葉”だったな。 東京編スタート。 始まりは地方でも、ヒロインが夢に向かって歩き出すのは AKでは東京 BKでは大阪 …というのも朝ドラ“お約束”。 といっても最近は、そのまんまではない作品も増えて来たのだけど 敢えて(?)王道を行くのが『おかえりモネ』? 下宿先がちょっとユニークなのも 親友が一緒に住むことになるのも 就職の際、また就職後も結果オーライなハプニングがあるのも いちいち“お約束”の流れなんだけど 気軽にツッコミを入れて楽しむには肝心のヒロインのキャラが重過ぎる(笑) かといって批判的にもなれないのは 清原さんがあまりにも自然に演じているからかな? 重過ぎるといっても従来の朝ドラヒロインと比べれば重い…のであって 少なくとも、ひじゅに的にはモネみたいな方がリアル。 朝ドラヒロインの定型破りは、ひじゅにが本格的に朝ドラを観始めた 『ファイト』の時には既に行われていた。 “定型”が強烈なので「考えてるな」「工夫してるな」という 生意気な感想が先立ってしまうことが多かった。 でも、モネは清原パワーかもしれないけど自然に受け止めることができている。 その代わり(?)イマイチ受け入れ難い視聴者も少なくないんじゃ…という気も(^^;) そのため、お話の流れは敢えて“お約束”満載にしているのか? バランスを取るために、他の登場人物にも重い過去を持たせているのか? …等々と思う今日この頃(笑) そんな中、メンター役であろう朝岡さんが 既に確固たる立ち位置を持っているのではなく まだ癒しきれていない傷を抱えていたり 本当に「やりたいこと」に向かって行く途上であること …なんてのは面白いと思う。 また、恋のお相手(だよね?)の菅波先生も モネに負けないくらい重いらしいのも(笑) 震災は勿論、物凄く辛い出来事で ひじゅに自身も心に絡みついたまま持て余しているものがある。 でも、人を傷つけるものは他にも沢山あるということを 訴えているかの様でもある。 ところで 菅波先生のおかげで登米の人々とも繋がりがあって嬉しいのだけど 彼とモネのことをやたらと冷やかすのがウザい(笑) まあ、そういう人って確かにいるし 先生もモネも心の内をなかなか言葉に出さないから ああいうシーンを入れることで軽さを出すと共に 「これは恋話ですよ!」という解説でもあるのかもね。 ともかくも 震災の際、自分がその場にいなかったことに後ろめたさを抱くモネが 「人の役に立ちたい」という動機で気象予報士の道を選んだのに いざ、その道を歩き出すと、人ではなく「自分のため」と突き付けられる というのも面白いし 「自分のため」と宣言し、それが「人のため」になるかもしれない と主張する鮫島さんの登場も面白い。 モネは従来の朝ドラヒロインとの様な暴走型ではないので 目立たないのではないか…というと、そんなことはなく 現れる人や出来事がモネの成長に直接関わるものばかりなので ちゃんとヒロインしているところがまた面白いと思う。 ちゅーてもね 個人的にこのドラマにハマっているかというと そうでもない…ってところが 逆に面白いと言える…かも?>ぉ ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/3884-e2525e00 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ にほんブログ村 人気ブログランキングへ 台風 あなたのおかげ 自分のため お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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モネは自分の言動を振り返って考える事をせず、人に言われて落ち込み、誰かの(ズレた)言葉で回復(やがて無かった事に)の繰り返しなのですが、莉子さんの言葉は今作を通したテーマ、モネの抱える問題点に対する完全回答というか真理なのが面白い。
逆に言えば莉子さんが酷い事を言ったかの様な演出によって、今後も本質からズレた回答しか得られないのが確定したという…。 莉子さんの言っている事を分かり易く言えば、自己肯定感を得る為に他者の承認を求めるやり方だと他者に依存したり、騙されたり不安になって苦しみやすい。 自分を拠り所にすれば愛も承認もいつでも引き出せるので不安に感じる事は無いと言う事でしょう。「あなたのおかげです」とか言葉が問題じゃない。 まあ震災で変わったというよりは、元々承認欲求の強い子としか思えないけどね。 また「重い」というのも、モネが「その場に居られなかった」「人の役に立ちたい」とかを自分の主張を通したい時にばかり、相手を黙らせる切り札として使っているからじゃないかな? 「難聴のせい」「戦災孤児のせい」「お父さんに会いたいよう」等と同じでそれを言われたら周囲は”それ以上言えない・言ったら悪者扱い”になり黙るしかない空気になる。しかも自分は正義。 -- 東京に行くのは朝ドラとしては普通だけど、涙を流しながら訴えた理由が「その場に居られなかったから」「身近な人の役に立ちたい」だと逆に行かない方が良いのでは?気象予報士になるにしても宮城局の方がいいのでは?(そもそも気象予報士になって何を成したいかが分からない) 気象予報士になるきっかけとなった尊敬する大先輩が、目を輝かせて新分野に取り組もうとしている時に、1人だけ逃げ腰で躊躇しているのも分からない。 先輩達がひいたとしてもモネだけは食らいつくべきじゃないの?無鉄砲でしぶといのでは無かったのか? 元々森林組合の人はサヤカさん以外はモブ扱いなので都合で動きます。 ちなみに私が島よりも山の方が好きだと書いたのは、漁師町に住んでいるせいもあってか、漁業より林業の方が個人的に興味あるし面白いと思うからなのと、モネが山が好きなのは何となく伝わったけれど、とても海が好きな様には見えないからですね。 (2021.08.08 21:46:55)
ありがとうございます。
東京に行くのは朝ドラ王道だけど、題名が示している様に最終的には故郷で働くことになる気がします。 気象予報士という道を選んだのは良いけど、島を出たのは逃げでしかないと思うから。 「その場に居られなかった」も妹に言われたのが大きくて、これ自体は周囲を黙らせるほどではなく 「人の役に立ちたい」もツッコミどころが多いので、これらが後々、今とは逆の方向に進む鍵になるんじゃないかと… まあ、推測というより願望かもしれません(笑) (2021.09.04 00:43:18)
ひじゅにさんへ
ありがとうございます。私も最初はそう思っていたのだけどね。 故郷へ帰るとして、その理由は色恋になりそうな感じですね。 東京に行く理由もその為の都合としか思えない。 涙を流しながら訴え、感動的な演出で「もう戻らない」とやった回から脚本に対する信頼を裏切られた感があったけど、もうどうでもいいや。 例えばモネが鮫島さんにプランB(笑)を勧めた時、菅波先生はモネを叱った。 でもあの時のモネは、菅波先生と違って一時の感情に囚われていた訳でも無く、強引に選択させた訳でも無い。 むしろ後で後悔しない為に自分がそうするべきだと思う事をしただけで、ベストを尽くさなければ結果が良くても悪くても鮫島さんは後悔したでしょうし、悪ければモネがまた涙する。 珍しく前向きなモネの背中を押すのではなく、後ろ向きに引き戻した作劇からも信頼できないですね。 悲劇は簡単に作れるけれど、立ち直らせ方は難しい。 感情と理性の線引きがごちゃまぜになっている様では、分かっているとは到底思えないですね。悪い方に積み重ねている。 まあ、何となく良さげな雰囲気で誤魔化して解決する(すっ飛ばして解決した事になっている)んでしょうね。 今までも散々引っ張る→肩透かしのパターンでしたから。 あるいはメデタシな主人公の陰で誰かが泣きを見るのか。 (2021.09.04 09:33:52) |