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カテゴリ:あんぱん
しばらく忘れていたのだけれど
朝ドラ初週って え、それって前作ディスってんの!? というシーンが登場することが多い。 ある意味”お約束”(笑) で、今作はというと- 某前作では全くと言って良いほど見られなかった 老けメイクからスタート。 某前作では「呪い」という強い言葉をもってさえ表現しきれなかった 困っている人を見過ごせないという気質を こちらは、もっと自然に周りの人が実行しているし 某前作ではテーマとして掲げながら全く伺えなかった 美味しいものを食べると苦しみを一時忘れることができる という瞬間も綺麗に描いてみせた。 それで、観ているこちらの胸もホカホカしたし 麻痺していた涙腺も緩みっ放しになったのだった。 …ひじゅにですが何か? 「生きちゅうき、いつか元気になって笑える日が来るがや」by寛 第1週『人間なんてさみしいね』 やっぱ、子役時代から始まるのは良いね。 子役時代だけは面白かったのに…となる可能性もあるけど。 始まりは昭和2年― 『マイナスゼロ』(広瀬正著)でタイムスリップした年だ。 日本が一番幸せだった時代として描かれていた。 ボンクラひじゅには、モデル@やなせたかし夫妻のことは全く知らない。 なので2人共、子供の時に悲しい経験をしたことに愕然とした。 お涙頂戴的なドラマにもできたろうし 不幸から力強く立ち上がる根性ドラマにもできただろう。 なのに明るさを失わず、ホッコリとしたドラマにしてくれたことを 大いに評価したいと思う。 のぶと嵩が仲良くなったのも お互いがお互いの気持ちを思いやる自然な優しさが ベースになっているところが素敵だよね。 イジメを受けている嵩を助けようと奮闘する、のぶ。 シーソーを動かす、のぶ。 自分の悲しみに浸るのではなく のぶを元気づけたいと悩む嵩。 子供なのに洞察力がある。 父親の死に涙を流すことができなかった、のぶが やっと泣くことができたのは 嵩が描いた自分と父の絵を見たからだった。 嵩の将来を示唆するものでもあるし 絵、引いては”芸術”の力も指し示している。 大河ドラマ『べらぼう』で主人公@蔦重に 「本てのは人を笑わせたり泣かせたりできるじゃねえか」 と言った平賀源内の言葉も重なって聞こえる。 人は何のために生きているのか? 初っ端にして まだ幼い子供の前に 突き付けられた難問。 「たった一人で生まれてきて たった一人で死んでいく 人間誰しもそうだ お前の父ちゃんもあのチビの父ちゃんも 俺もお前もあのチビも 人間なんておかしいな」 寛叔父さんの言葉が優しい。 これは主題歌『賜物』(RADWIMPS)の ♪いつか来たる命の終わりへと 近づいていくはずの明日が 輝いてさえ見える♪ という歌詞にも通じる。 何か色々と示唆的な第1週だった。 ああ、勿論、何も考えずに観ても ホカホカするし、泣けるドラマだ。 できるだけ、何も考えずに観て行きたいと思う。 ☆トラックバックは何がなんだか…ひじゅに館へお願いします☆ http://yakkunchi.blog90.fc2.com/tb.php/4079-d49b44a8 ☆応援クリック、よろしくお願い致します☆ ![]() ![]() にほんブログ村 人気ブログランキングへ あんぱん ![]() 御朱印帳 あんぱん 特別印 ![]() 人間なんておかしいね 人生の言葉(こころ) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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