『フィッシュストーリー』
僕の孤独が魚だとしたらそのあまりの巨大さと獰猛さに鯨でさえ逃げ出すに違いない時空を超えた4つの物語―1975年「ぎゃくりんじゃない、げきりん」セックスピストルズがデビューする少し前、日本に誕生したパンクバンド“逆鱗”の物語。1980年「一度でも何かに立ち向かったことある?」世界を救うと予言された、気弱な大学生の物語。2009年修学旅行に取り残された女子高生と、正義の味方として育てられたコックとの出逢い。『ベストキッド』かいっ!?な物語。2012年彗星が地球に激突する5時間前…『アルマゲドン』じゃね!?な物語。この4つの物語が最後の最後に綺麗に繋がる。ていうか、繋がっていることが明らかになる。ちょっと痛快なファンタジー。“fishstory”=法螺話このタイトルを持つ、発表当時は全く売れなかった曲が時空を超えて、人々を繋げて、やがて世界を救う―というこの映画自体が“fishstory”まあね、あの人はどうなったの?あの出来事はどう収まったの?…等々の疑問は残るのだけれどそれは重要じゃない、ってことなんだろうな。何せ“fishstory”だから。でも、メインの繋がり具合は面白かった。全体の雰囲気も良かった。伊坂幸太郎の小説はまだ一作も読んだことないのだけど>ダメじゃん映画は『重力ピエロ』『アヒルと鴨のコインロッカー』そして今作と3本観た。どれも雰囲気が似ている。似たり寄ったりって意味じゃないよ。それぞれ物語は全く違う。ツッコミどころはあるけど、面白い。登場人物も個性的。あまり身近にはいないタイプなんだけど、親近感が湧く。そして、描かれる“世界”が愛しい。で、この『FISHSTORY』―逆鱗は要となる存在として悲しさを伴うカッコ良さみたいなものを醸し出しているし、大森南朋は二役で二つの時代に登場し、どちらもその時代を体現している感があるし、濱田岳は実に良い味を出しているし、石丸謙二郎は不気味さと存在感があるし、山中崇と浪岡一喜は面白いアクセントになっているし、眞島秀和が出てきたのが個人的には嬉しかったし、多部未華子はブスな泣き顔と無垢な少女っぽさの向こうに映画全体を貫く強さを示しているし…登場人物がそれぞれ魅力的なんだけど私的には森山未來が超素敵!!!佇まいが素敵で動きも勿論、素敵で髪の乱れ方までも素敵で惚れましたぜ!2007年/日本原作:伊坂幸太郎監督:中村義洋出演:濱田岳(雅史)、多部未華子(麻美)、森山未來(正義の味方)大森南朋(レコード店店長/岡崎)、石丸謙二郎(谷口)、眞島秀和(谷)山中崇(健太郎)、浪岡一喜(悟)、高橋真唯(晴子)、江口のりこ(浪子)【逆鱗】伊藤淳史(繁樹:リーダー/ベース)、高良健吾(五郎:ボーカル)渋川清彦(鉄矢:ドラム)、大川内利充(亮二:ギター)クリックしてね♪(3つも多過ぎ?) にほんブログ村 映画ブログ 人気ブログランキングへ 人気BLOGRANKドラマ&映画感想は「REVIEWの部屋」に色々置いてありますやっくんち フィッシュストーリー価格:4,442円(税込、送料別) 【送料無料】フィッシュストーリー価格:1,470円(税込、送料別) 【送料無料】フィッシュストーリー価格:1,531円(税込、送料別)